来週の尾花沢市のスイカドーム公開制作に向かって、先発隊として、地元を依頼主の藤井さんとまわって、昨夜、学生が制作したポスターを渡しながら、あいさつと告知をしてきました。
その一連の現地めぐりの中で、あらためて感じたことは、土地に生きる喜びです。
最も印象深いシーンを2つ紹介すると、
スイカドームを下塗りしてもらっていた、おしどり若夫婦のペンキ屋さん、西塚さん。4歳のお子さんがいるそうです。
作業を見ていると、息がぴったりです。当日も、夫婦でついてくださります。
スイカ畑を見にいったら、そこに偶然に居合わせたスイカ農家に情熱を傾けている2人のおじさんと意気投合。
「おれたちは、あの二つ森山を眺めながら、スイカをつくっている。」
ふるさとの山ふもとで、3人の男が生きています。
宙を漂うような感じで、東京から山形に戻り2か月以上が過ぎ、何か、大地に生きる感覚を取り戻しつつあります。
山に囲まれた小盆地宇宙の中で。
なぜ、自分のところだけ、雑草が多いのか? とよく聞かれるけど、これは微生物の力によって、…。だから、味がうまいんだ。おじさんの明るく力強い薀蓄がこだまする感じでした。