体を動かすと、甘いものが一層美味に感じます。甘いものの代表は、洋風はチョコレート、和風はあんこでしょうか。チョコレートの原料のカカオ豆は、熱帯の作物です。それがヨーロッパ文明の菓子になることができたのは、カカオ豆の産地の熱帯地域を植民地支配したからです。
それに比べると、あんこの原料の大豆には、そのような他国の植民地支配の悲しい歴史を感じません。かつての農家では、米とともに家々で大豆も植えていたのではないかと思います。
和風の甘味文化も、これから世界にさらに広げることができるのではないでしょうか。
ショコラティエ(チョコレート専門職人)に対して、アズキティエもいていいと思いますが。
それには、アズキのさらなる表現の豊かさが必要ですね。
新たな社会や、新たな時代や、新たな文化は、新たな仕事・職業が次々生まれることによってつくられます。