毎年恒例行事、プロダクトデザイン学科縦割りチーム対抗創作芋煮会を開催しました。
心配していた天気にも恵まれ清々しい秋晴れの中、今年はどんな芋煮が誕生したのでしょうか…!!
まずは室内で下ごしらえをします。使い捨てできるように空の牛乳パックを開いてまな板に活用するアイディアは、代々プロダクト芋煮会で受け継がれし知恵なんだそうです。
アルバイトで培ったという包丁捌きを披露してくれました。さすが手際が良い!
気合十分な眼差しでねぎを持つ漢。絶対優勝するんだという強い意思を感じます。
外ではベテランの4年生が率先して、かまどの火おこしをしています。
料理と同時進行のためタイミングが難しくチームワークが重要なんだそう。
木工室から持ってきた本来処分するカンナ屑も活用していました。これも一つのプロダクト芋煮会あるあるなのかも…?
煙がモクモク〜〜目がしみる〜〜〜!
こちらの班はなぜかパンのようなものを捏ねています。(?)
一体何を作っているのでしょうか。。。
こちらではオムレツを黙々と量産するガールを発見….??
果たして今日は何を作る会だったのか、忘れてしましそうなくらい変化球な調理が飛び交っています。。。
トマトベースの芋煮に大量のパスタが入りました。建築模型を思わせるビジュアルです。
今年も芋煮会長の藤田先生に「正しい芋煮」を作って頂きました。
締めのカレーうどんも美味しいんだよなあ〜
芋が煮えるまでの待ち時間は、お楽しみの焼きマシュマロタイム!
この光景も毎年恒例となりましたね。
小さな審査員に落葉や小石、木の実を使って遊んでもらったりもしました。秋を感じます。
う〜〜ん、もう少し塩入れる?最後にみんなで味見しながら味を整えます。全ては美味しい芋煮と優勝のために..!
そろそろ各グループ完成してきたようです。一番最初に審査員の先生方に食べてもらいます。美味しいところを満遍なく食べて欲しいからとバランスよく具材を入れるのに苦戦しています。
先ほど捏ねていたものの正体はなんとピザだったようです。
そして先ほどのオムレツはオムライスに。
どちらも里芋は入っているものの、もはや芋煮という範疇を越えています。
芋煮会初参加の長田先生。
いきなり変化球芋煮(というかピザ)を食べさせられて動揺を隠せません。笑
みんなで食べる芋煮はやっぱり格別!
スケジュールの都合で参加できなかったデザセンのスタッフチームもお昼休みに食べにきてくれました!
審査員の日野先生、全種類の芋煮を食べてお腹いっぱいのご様子。
\ でも全部美味しかったよ! /
いよいよドキドキワクワク結果発表!
今年のエントリー芋煮は5種類。
1、せんべい汁&きりたんぽ芋煮
2、オムライス芋煮
3、秋香るスープパスタ芋煮
4、まっつの仙台芋煮
5、ブイヤベース&ピザ芋煮
なんと優勝は…..オムライス芋煮でした!!
変化球なのにしっかり味がまとまっていたのが勝利の決め手となったようです。
小さな審査委員長は、これは芋煮ではない!とはじめは判定に猛抗議したものの、最後は納得して叱咤激励のお言葉と優勝トロフィーを渡してくれました。
今年も笑顔溢れる楽しい芋煮会になりました。
これからもずっと数少ない学科行事として続けて行きたいですね!
4年生は最後の芋煮会楽しめたでしょうか?
(もちろん4年生も、卒業生として来年以降も参加大歓迎ですよ。)
この場をお借りしてお礼申し上げます。参加してくださったみなさんありがとうございました!
片付けまでが芋煮会!
text by ishikawa
プロダクト夏休みシリーズ第5弾!
最終回は、夏休み最終週の4日間に開催された
毎年大人気の3Dプリンタワークショップの様子をお届けします。
参加した学生のほとんどが3Dプリンタを初めて触るとのことで、まずはプロダクトデザイン学科で普段使用している3Dプリンタ( zortrax M200 )のベンチマークテストを個人で行いました。
傾きやRの違いいよる垂れ、フィットテスト、チューブのテーパーテスト等、これらのテストを応用し、今回のワークショップでは紙コップのアダプターを制作するという課題を2人ずつのチームになって取り組みました。
では、今回のワークショップで生み出されたそれぞれのチームの作品を紹介します!
紙コップ×鉛筆削り
削りカスが紙コップの中に溜まって、そのままゴミ箱に捨てやすい仕組みになっています。
外れにくくするために蓋の内側にツメを作ったところがこだわりポイントだそうです。
こちらはしなりを活用した作品。
紙コップ底の溝に絶妙にフィットしているので2点で支えているのに安定感があります。
パズルのピースのような土台も3Dプリンタで出力したとのこと。
様々なところで個人ワークで行ったベンチマークテストが生かされていますね〜
紙コップ×貯金箱
上からも横からもコインを入れられる仕組みになっているので、重ねて硬貨の種類ごと分けて貯金することもできるんだそう。
重ねた時のずれ防止用突起の部分にフィットテストが活用されています。
こちらの作品は紙コップが紙コップを持っているので乾杯すると紙コップ同士も乾杯するというなんとも可愛らしい仕組みになっています。
砂糖やマドラーを握らせることもできるので便利な上、その健気さと可愛さにキュンとします。
紙コップに足が生えるコップホルダー
可愛い上に、パーティーなどでのコップの取り間違い防止にもなるというアイテムです。
いぬバージョンねこバージョン取り揃えているので、いぬ派の方もねこ派の方も安心です。
一見シンプルな紙コップホルダーですが本来垂直に立っているはずの紙コップが斜めになっていることで異空間を演出できます。
さらに机から持ち上げて口に運ぶまでに手首をひねらずそのまま飲める角度に計算されているんだそう。シンプルなものほど調整が難しいところをよくこだわって制作していました。
プロダクトデザイン学科は2年生以上であれば誰でも3Dプリンタを利用できます。
(しかも1g 10円という破格!)
今回のワークショップに参加した学生はもちろん、参加できなかった学生でも準備室の無料講習を受講すれば利用可能ですのでどんどん活用してくださいね!(要予約)
これにて2019年度プロダクトデザイン学科夏休みシリーズ終了です。
大学生の夏休み、遊びたいだろうし実家に帰ってゆっくりしたいだろうし3年生はインターンシップ真っ盛りで忙しい中で、時には苦しみながらも毎日楽しそうにワークショップに参加している学生をみて、みんなデザインが好きなんだなあと改めて感じました。
後期からワークショップの経験を各演習で生かして活躍する姿が見れるのを楽しみにしています!
text by ishikawa