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プロダクトデザイン学科の日々の徒然ブログ
2019-08-28

2019年度夏季ワークショップ「グラフィックレコーディング演習」

プロダクト夏休みワークショップシリーズ第三弾!

今回はグラフィックレコーディング演習の様子をお届けします。

 

まちづくりファシリテーターとして活躍されている稲村理紗さんを講師に迎え、

3日間のワークショップが行われました。

1日目の個人ワークでは童話をグラレコでまとめて発表するという課題に取り組みました。

読む人の目の流れ、色、文字と絵の大きさ、コマ割りや余白など、様々なことに気をつけながら下書きなしでスピーディーに書いていきます。

グラフィックレコーディングにおいて、イラストの上手さよりもいかに簡潔にわかりやすく読みやすく早く書けるかが重要なんだそう。

こちらグラレコワークショップ担当のY先生。サラサラ〜っと書き上げていてさすがです…!

 

2日目は自分の好きなアニメや絵本などのものがたりをグラレコでまとめる課題に取り組みました。好きなもの故にどうしても知っている情報やこだわりが多く、要約して簡潔にまとめるのが難しかったようです。

1日目に稲村先生から頂いたアドバイスをどんどん取り入れ、2日目にして全員が作業スピードもまとめ方もレベルアップしていました。吸収が早い…..!!!

 

このほかにも初めて見る文章や耳で聞いた情報をまとめるなど、難易度の高い課題にも取り組みました。

 

 

最終日三日目はいよいよ実践的な話し合いの場でのグラフィックレコーディングに挑戦です。

まずは垂直な壁に文字やイラストを描く練習を行いました。

読む人の妨げにならないようになるべく手元を見せるため腕を伸ばして屈みながら書くのがポイントだそう。

 

練習が終わったら次はいよいよ実践。

グループ内でグラフィッカーの役を交代しながら話し合いをしていきます。

リアルタイムでの作業は難易度がぐんと上がります。

 

今回もともとイラストが得意な学生が多く参加していましたが、3日間という短い期間にも関わらず、回を追うごとにメキメキと力を伸ばしていく姿が目に見えてわかる程の成長ぶりでした。今回のワークショップの経験を生かして、今後さらにグループワークで活躍してくれるのが楽しみですね!

 

次回のプロダクト夏休みシリーズは、清掃用具メーカーテラモト産学連携ワークショップの様子をお届けします〜!

2019-08-27

2019年度夏季ワークショップ「産学連携テラモトWS」

 

プロダクトデザイン学科夏休みシリーズ第4弾!

今回は清掃用具メーカー株式会社テラモト産学連携ワークショップの様子をお届けします。

「未来の清掃をデザインする」というテーマのもと課題に取り組みました。

 

今回のワークショップをより良いものにするために、担当の日野先生と一緒に事前確認会を開きました。

未来の清掃がどう変わっているか、現在使用されている用具はどんなものがあるか、問題点は何か、などそれぞれアイディアを出し合いながら意見交換を行いました。


 

いよいよワークショップ初日、株式会社テラモトのお二人に来学して頂き、直接アドバイスを受けました。

お二人ともプロダクトデザイン学科の卒業生ということで、お忙しい中来て頂き、とても親身になってアドバイスをして下さいました。

休憩中にはテラモトさんからの差し入れをみんなで頂きました。

良いアイディアを出すにはブレイクタイムも大切ですね!

 

その後は東京本社で行われる最終発表に向け、各自テラモトさんから受けたアドバイスを基にモックアップの制作や提案のブラッシュアップを行いました。

 

スケジュールの都合上、東京本社でプレゼンができなかった学生は後日大学でテラモトさんと通話をしながら発表を行いました。


今回の参加者は2年生が多かったこともあり、初めて企業の方の前でプレゼンをした学生が多く、みんな終始ガチガチに緊張していました(笑)

ワークショップと言えども新しいものを生み出す苦しさや緊張が多く、授業と同じくらい(もしくはそれ以上に)大変だったと思うけれど今後の授業や就職活動で必ず活きてくるとても良い経験になったと思います。

この貴重な経験を自信に変えてこれからも頑張りましょう!

 

参加者全員にテラモトの製品をお土産に頂きました!ありがとうございます!

 

次回は夏休みシリーズ最終回、「3Dプリンタワークショップ」の様子をお届けします〜〜〜!

2019-08-26

2019年度夏季ワークショップ「成形合板WS」

プロダクト夏休みワークショップ第二弾!

今回は成形合板ワークショップの様子をお届けします。

今回のワークショップでは90度と100度のくの字形の型を使って制作するそうです。

制限の中でスケッチから自分が作りたい形をイメージしていきます。

 

 

 

このようにうすーく桂剥きされたブナの単板と呼ばれる板を何枚も重ねて成形します。

重ねる時に木目を互い違いにしたり、揃えたりすることでしなりを調整できるそうですよ!

 

まずは単板を切り出します。

新実習棟には巨大なパネルソーがあるので大きな機材もボタン1つでカットできます。

 

え..!木工室でお料理教室…?? ではなく、こちらは成形合板用ののりを作っている様子です。

 

成形を成功させるには1グラムの誤差も許されません。慎重に..慎重に….

 

小麦粉と接着剤がダマにならないように15分ほどしっかり混ぜたらのりの完成です。

 

準備が整ったらいよいよローラーで1枚ずつのりを塗っていきます。

天童木工で長年職人として勤めてきた技官の小関さんから直接レクチャーを受けます。

 

簡単そうに見えてこの作業、結構な力仕事。

全員交代でやっても最後はみんなぐったりしていました…笑

 

最後に小関さんから型入れをしてもらいます。

電圧機で中から温まる仕組みになっていて、およそ15〜20分ほどで成形できるそうです。

完成しました〜〜!型から出してすぐはまだじんわりと暖かいです…!

自分たちで成形した材料を使って、最終発表までどんな作品ができるのか楽しみですね〜!

 

次回のプロダクト夏休みシリーズ第3弾は、グラフィックレコーディング演習の様子をお伝えします!

2019-08-20

2019年度夏季ワークショップ「電子回路WS」

 

プロダクトの夏休みの様子をシリーズでお届けします!

プロダクトデザイン学科では夏休み期間に5つのワークショップを開催します。

 

トップバッターは電子回路ワークショップ。

前期授業が終わったばかりで最終課題やレポート提出締切ラッシュというなかなかハードなスケジュールの中、4日間という短期間でプログラミングを学び、デザイン、制作まで行いました。

 

電子回路ワークショップは1年生から大学院生まで参加し、それぞれ自分のできる最大限のスキルを生かして制作していました。

「意味のない美しい動き」というお題のもと、それぞれ自分が美しいと思う動きを表現すべく工夫を凝らしています。機構そのものの美しさを魅せたい人、動物の美しい動きを表現したい人など、それぞれ個性の光る作品が生み出されたようです。

 

シュールな動きが全員のツボに入り、場を和ませてくれた作品や…..

 

今回最終発表に残念ながら参加できなかった担当のS先生がピタゴラスイッチのフラッグ的に掲げられていたり….。

 

短期決戦ということもあり、発表時に動作がうまくいかず悔しさの残る結果となってしまった人も、夏休み期間中の再チャレンジに燃えていました。

ハードなスケジュールの中、培ったスキルを今後の制作にぜひ生かしていきましょう!

 

 

次回第二弾は「成形合板ワークショップ」の様子をお届けします〜〜!

2019-08-02

夏のオープンキャンパスを終えて〜新実習棟編〜

 

新実習棟、通称木工室ではプロダクト自慢の木材加工の機材を見学することが出来ます。

こちらも実際に日々の授業で使用している学生が一つ一つ機材の説明をしてくれます。

 

木工室入り口には世界の名作椅子や、木工室で生み出された学生の作品が展示してあります。

どれも実際に座ることができ、今回は駒のように回転するこちらの椅子が大人気の様子でした!

 

 

 

奥に入って行くと4年生家具専攻による成形合板のデモンストレーションが行われていました。

 

こちらは成形合板用の接着剤の下準備をしている様子。小麦粉を混ぜているから成形している時パンの焼けたようないい香りがするそうですよ〜!

単板と呼ばれる桂剥きした薄い板の1枚1枚に素早くローラーで接着剤を塗っていきます。

接着剤が乾かないよう一刻を争うこのスピード感と緊張感、お分かり頂けるでしょうか…!!

 

最後は天童木工で長年職人として勤めて来た技官の小関さんに型入れをして貰います。

成形合板用のグリーンの機材は天童木工と全く同じものを使用しています。大学でここまで本格的な設備があるのは芸工大プロダクトデザイン学科だけ!

こちらはスター●ォーズのラ●トセー●ー…ではなく、蛍光灯で電圧の確認をしている様子。

電子レンジと同じ仕組みで熱を加えることで短時間で成形することができるそうです。

 

成形合板を終え一息つく間もなく、曲げ木のデモンストレーションが行われました。

こちらは棒状の木材を釜で熱し、金型にはめて人間の力で曲げていきます。

 

曲げ木は釜から出しておよそ3分が勝負。

木材が水分を含み熱いうちに曲げ終わらないと綺麗に曲がってくれません。

こちらも成形合板同様チームワークが要ということもあり、家具専攻のゼミは自然と家族のように仲良くなるそうです!

木を曲げた漢のひたいに輝く汗、とても眩しいです…!!

 

新実習棟でも教授と直接話せる個人面談で相談が出来ます。特に家具や木工に興味がある、デモンストレーションを生でみて自分もやってみたい!とやる気に満ち溢れた高校生にたくさん来て頂きました。

こちらはオープンキャンパス木工室恒例となった、木製カトラリー制作体験。

今回は一時満席になるほどの大盛況ぶりでした。

完成した渾身の1本は、ぜひAO入試の自己アピールとしても活用してくださいね!

 

 

 

 

ご来場頂いた皆さん、プロダクトデザイン学科に興味を持っていただけましたでしょうか?

次はAO入試にて、再びみなさんとお会いできるのを楽しみにしています〜〜〜!

 

 

 

text by ishikawa

 

2019-08-02

夏のオープンキャンパスを終えて〜実習棟編〜

7月27日(土)〜28(日)、夏のオープンキャンパスが開催されました。

 

かんかん照りの猛暑かと思えば突然大雨が降ったりと不安定な天気の中、大学まで足を運んでいただいた皆様、誠にありがとうございました。
そんな天気にも屈せず今年も大盛況に終わった夏のオープンキャンパスの様子をご紹介します!


 

作品展示「プロダクトデザイン学科の4年間展」では学年ごとの授業の様子と、そこで制作された作品を展示しました。学年が上がるごとにスキルが見についていく様子が分かります。

実際にリアルタイムで授業を受けている学生が説明してくれるので、実体験をもとにより詳しく話を聞くことが出来ます。

続いてスケッチ体験コーナーでは、コピックを使ったアナログスケッチと液晶タブレットを使ったデジタルスケッチの体験が出来ます。

優しい先輩たちが一からレクチャーしてくれるので、初心者の方でも楽しく体験して頂けたようでした!

普段なかなか触ることが出来ない特大サイズの液タブに学生スタッフも大喜びのご様子で、自慢のスケッチの腕前を披露してくれました。

 

 

お次は前を通過するたびモノボケを披露してくれる愉快なデジタル加工室チーム率いる、3Dデモンストレーションのご紹介です。

実際に3Dプリンタが稼働している様子が見られるので高校生はもちろんのこと、引率のお父さん世代にも大人気でした。

こちらはデジタル加工室機材のレーザーカッターで切りだしたメガネだそうです。

真顔ですがノリノリで撮影に応じてくれました。

 

 

 

プロダクトデザイン学科の教授と直接話せる個人面談コーナー、入試を控えた高校3年生を中心にたくさんの方に来ていただきました。AO入試体験と合わせて参加することでより入試当日のイメージが湧き、不安が少し解消されたのではないかと思います。

 

 

今回から初導入された先輩相談コーナーでは、先輩たちの作品集や過去のAO入試で持参した自己アピールファイルをもとに入試や授業はもちろん、学生生活など気になることをより身近な距離で話すことが出来ます。

 

先輩学生の中には昨年AO入試を受けたばかりの1年生スタッフも!

いきなり教授へ相談に行くのはちょっと勇気が、、、。

学生生活のリアルな声を聞きたい!

そんな高校生のみなさんに少しでも力添えが出来ていたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

次は「夏のオープンキャンパス 〜新実習棟編〜」 に続きます!

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