こんにちは。
工芸ブログです。
昨日は半袖でガタガタ震えていたのに、今日はギラギラの直射日光が・・・。
今年の天気は予測できませんね。
そんな天気にも負けず、にょきにょき成長しているのが、今回の主役。
ででん。
うるわしうるし
「うるーのき」じゃなく漆の木。
達筆な人ほど「し」がただの棒になるのは日本語の不思議。
漆棟前に置いてある漆の木ちゃんは越冬し、にょきにょき葉っぱをのばしてます。
こうやってみると可愛いんだけどね。
漆の学生以外はお世話が出来ないのです。かぶれちゃうからね。
山形の山の中で育った副手は、小学生の時の悲劇が思い出されます。
クラスに1人はいたよ、山で遊んで次の日顔が腫れ上がっちゃってる子・・・。
漆以外の子が触っちゃうと大変な事になるので、みんな注意!
そんな漆の木から採れる樹液を使って作るのが漆芸と呼ばれるジャンル。
あら〜!!
漆棟にぷら〜っと入ったら来週末のオープンキャンパスで展示する、
変塗りの手板を並べているところでした。
今まで漆を専攻して来た学生が、授業で作った変塗りの手板。
ざっと1000枚近く保存してあるそうです。
(裏を見ると、懐かしい名前がちらほら)
面白い事に、こーーーーんなにあるのに、模様や柄は同じものが一つもないのです。
漆黒という文字からも分かるように、漆のイメージは「黒」という方がほとんどかもしれません。
もしくは「朱色」ね。
でも実は、漆はもの凄いカラフル!!
色を混ぜて作る色漆は、金工・陶芸には出せない色の美しさがあります。
渋いのから、ポップなものまで・・・・。
むむむ。やりおるな。
並べると圧巻。
こんなにあるのに、漆の学生は自分が作った手板がどれだかすぐに分かるそう。
「これ私のだ!」って指差してました。いや、凄い!
オープンキャンパスではこの手板がパネルになって展示されます。
色鮮やかな漆の手板は見物ですので、是非ご覧下さい!
今日から、1年生の授業も漆の授業に入りました。
非常勤の柳橋先生の指導のもと、陶芸の授業で作った土鍋に漆で模様を描いてます。
漆は、欠けた陶器を金継ぎしたり(今、流行ってるよね!)
金属に焼き付けたり、凄い万能な素材!!
みんな、かぶれないように気を付けてね〜。
漆がやりたくてもかぶれやすい体質の子とかどうしても出ちゃうんだけどね。
それでもやりたいと思う、魅力的な素材です。
学生時代の専攻は陶芸だった副手ですが、
第二希望は漆だったので、やっぱり漆もいいなぁ〜!!!!としみじみ思う日々です。
どもー。
工芸ブログです。
いや〜、ぬる〜く始まりましたが、
連休明けで思考回路が止まっております。
暑いしねっ!こりゃ思考も止まる。
というわけで、連休明けすぐなんで、
ブログもぬる〜くゆったりとした内容で更新しましょうかね。
副手が演習中にぶらぶらして撮った、
連休前と連休直後の演習の様子でも↓
火だ!
金工3年生の鍛造の授業ですね。
非常勤の川合先生に鉄の叩き方を指導してもらっていました。
漆2年生の木工指物。
こちらは漆4年生と伸好先生がお話してました。
卒制のプランかな??
真剣だなー。
今週から1年生は金工の授業に入りました。
秀幹先生のデモ。
こういうの見るとゾクゾクする。
陶芸2年生は磁器ロクロの真っ最中。
来週から、2年生は美術科共通演習がはじまります。
美術科の中の洋画・日本画・版画・彫刻・テキスタル・総合美術の授業をコース関係なく、授業を受ける事が出来るのです。
というわけで、5月〜7月まで2年生は旅にでます。
しばらく会えないけれど、大きくなって帰っておいで!(鮭か)
今日は陶芸3年生は野焼きの作品焼成日でした。
(毎年必ず、漆棟に煙の被害が及ぶ・・・)
どんな作品が焼き上がるか楽しみですね。
はい、今日はどこまでもゆるくいきます。
来週からは、もうちょっとハキハキと頑張るよ。
メリハリ!