美術科工芸コース

漆芸、金工、陶芸のできごと紹介
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2015-05-20

『うるしの魅力』

こんにちは。

工芸ブログです。

 

 

 

昨日は半袖でガタガタ震えていたのに、今日はギラギラの直射日光が・・・。

今年の天気は予測できませんね。

 

そんな天気にも負けず、にょきにょき成長しているのが、今回の主役。

 

 

 

ででん。

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うるわしうるし

「うるーのき」じゃなく漆の木。

達筆な人ほど「し」がただの棒になるのは日本語の不思議。

 

漆棟前に置いてある漆の木ちゃんは越冬し、にょきにょき葉っぱをのばしてます。

 

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こうやってみると可愛いんだけどね。

 

漆の学生以外はお世話が出来ないのです。かぶれちゃうからね。

山形の山の中で育った副手は、小学生の時の悲劇が思い出されます。

クラスに1人はいたよ、山で遊んで次の日顔が腫れ上がっちゃってる子・・・。

 

漆以外の子が触っちゃうと大変な事になるので、みんな注意!

 

 

 

そんな漆の木から採れる樹液を使って作るのが漆芸と呼ばれるジャンル。

 

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あら〜!!

 

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 漆棟にぷら〜っと入ったら来週末のオープンキャンパスで展示する、

変塗りの手板を並べているところでした。

 

 

 

 

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERAカルタみたい・・・。

 

 

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今まで漆を専攻して来た学生が、授業で作った変塗りの手板。

ざっと1000枚近く保存してあるそうです。

(裏を見ると、懐かしい名前がちらほら)

 

面白い事に、こーーーーんなにあるのに、模様や柄は同じものが一つもないのです。

 

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漆黒という文字からも分かるように、漆のイメージは「黒」という方がほとんどかもしれません。

もしくは「朱色」ね。

 

でも実は、漆はもの凄いカラフル!!

色を混ぜて作る色漆は、金工・陶芸には出せない色の美しさがあります。

 

 

 

 

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渋いのから、ポップなものまで・・・・。

むむむ。やりおるな。

 

 

 

並べると圧巻。

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こんなにあるのに、漆の学生は自分が作った手板がどれだかすぐに分かるそう。

「これ私のだ!」って指差してました。いや、凄い!

 

オープンキャンパスではこの手板がパネルになって展示されます。

色鮮やかな漆の手板は見物ですので、是非ご覧下さい!

 

 

 

 

今日から、1年生の授業も漆の授業に入りました。

 

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非常勤の柳橋先生の指導のもと、陶芸の授業で作った土鍋に漆で模様を描いてます。

 

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漆は、欠けた陶器を金継ぎしたり(今、流行ってるよね!)

金属に焼き付けたり、凄い万能な素材!!

 

みんな、かぶれないように気を付けてね〜。

漆がやりたくてもかぶれやすい体質の子とかどうしても出ちゃうんだけどね。

それでもやりたいと思う、魅力的な素材です。

 

 

学生時代の専攻は陶芸だった副手ですが、

第二希望は漆だったので、やっぱり漆もいいなぁ〜!!!!としみじみ思う日々です。

 

 

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