ただのお花見ではありません。
漆の三年生(以下うるじょ)が授業でつくった重箱に、手作りの料理を詰めて、行ってまいりました。
手作り感満載です。
心配されていた天気は、晴れ時々曇り、凍える風。
雨が降らなかったことに感謝いたします。
私はこんなに楽しそうなイベントのことを前日に知ったので、何も用意はしなかったのですが、せめて写真にだけはおさめようと、張り切って参加して参りました。
悠創の丘は眺めが最高です。
そして桜もちょうど見頃でした。
準備を始めるうるじょ達。
重箱もさることながら、お料理も素晴らしい。
これを女子力と呼ばずに何と呼ぶのでしょうか。
女子あるある。
重箱に詰めるものと言ったら、お稲荷さんなのでしょう。
写真では伝わらないと思いますが、箸を持つ手を寒さで動かせなくさせるような冷たい風が吹いております。
なので室内へ移動。
お料理に夢中になってしまい、この重箱が何なのかということをすっかり忘れていましたね。
これは漆を専攻した二年生が最初に通る漆の登竜門のようなものです。
一年生のブログのところでも少しお話ししたかもしれませんが、漆は木地がとても大事なのです。
指物『さしもの』と言って木の板材を組み立てて、最後に漆を擦り込んだり塗ったりして仕上げています。
歪んだり、蓋が閉まらなかったりと、何かと事件が起こることもあります。
しかしそれを乗り越えて完成した汗と涙と鼻水の結晶なのです。
部屋で食べていると新二年生も見学に、まさにこれからやる課題です。来年も美味しいお弁当を食べさせてください。
おまけ
せっせと重箱に詰めるうるじょたち。
待っている先生。
それではまた。