雪の中、市の施設で、村山だがしや楽校の1回目がありました。地元の若者がゼロから、場所の交渉、チラシ、屋台参加者を募ることから行いました。
もともと、ごろつき市というフリーマーケットをしていた経験と感覚があり、その基盤には、パン屋をしていて、そこが情報拠点にもなっており、かつ、地元で牛乳配達をしていて、地域をよく知り、フットワークが鍛えられているという条件が、本人にあることが大きな要素でもあります。その環境を十分に生かすに、だがしや楽校はよく合っている感じです。
さて、どんな屋台があったかというと。
編み物屋さん。本業は、寒河江市で世界に糸を輸出している有名なニット工場に勤めていて、休日に編み物屋をしている二人。
手づくり市などに出品していて、手芸のワークショップをいろいろなところでしているお母さん。今日はバラのコサージュづくり。
こちらは、ダンボール製造工場のご夫婦。山形市の富士紙器さん。独自につくった、ネコ椅子(県のデザイン賞受賞!)とテーブルのうえで、小さなダンボールバッグづくり屋台。
現在、富士紙器さんには、このようなだがしや楽校のような気軽な屋台などにも使えるような、大人用の、ダンボールの椅子とテーブルの試作を提案しています。
すでに、予約も入っています。
みなさん、予約したい方は、富士紙器さんのHPに問い合わせてください。
そのほか、いろいろ、ダンボールで創造活動を考えています。みなさん関心ある方いますか?
ある素材の多面的活用の工夫は、創造性の訓練に最適です。
こちらは、先のお母さんが学校での食育活動で用いている、野菜の手芸だそうです。
杉並区、世田谷区の講座もそうですが、女性のみなさんの参加は、確実に、新たなアーツアンドクラフツ運動がおきる状況がふつふつと発酵していることを感じています。
そのほか、臨床美術、ビーズ手芸、村山農業高校生と先生のバラ花びら酵母のパン、竹笛、羊毛フェルト、パッチワーク、年賀状づくり、…、たくさんのハンズイン勢ぞろいでした。
そして、それらの多様な大人の人たちをつないでくれたのは、高校の先生、東海林先生と教え子の大学生の縁側カフェでのコーヒーとハーブティです。
まさに、そこが大人の駄菓子屋の役割を果たしてくれました。
ここのだがしや楽校で、私は一つ試みをさせてもらいました。それは、明日、報告します。
村山だがしや楽校、来月から、どんな進化をしていくのか、楽しみです。来月、お近くのみなさん、参加いかがですか?
遠くの方は、だがしや楽校HPから、メールやフェイスブックやブログで交流しましょう。
人は、人と関わることで、成長します。
人は、多様なモノや動作や体験を介して、人と関わります。
だがしや楽校(Dagashiya-Gakkou)は、
人類の歴史から未来を想像し、「こんな集いがあったらいいな」という壮大な思想(それは本にまとめました)の一つの結晶活動として産み出しました。
それは、大組織の管理も、ハイテクの操作も、宗教の信仰も、必要としないで、世界中の人々がだれでも手軽に行なうことができます。
だがしや楽校(Dagashiya-Gakkou)は、
自分の持ち味や関心事や仕事や趣味などを見せ合うことで、
お互いに学び合い、温かく結ばれ、分かち合う心、協力する心、助け合う心、新たな物事を創造する心を育む、最も根源的な人間の集合活動です。
そこには、子ども・若者・大人・高齢者・男性・女性・さまざまな職業の人々、だれもが集い、共に生きる関係の糸をつむぎ出すことができます。
地球上各地の小さな集いが、インターネットでもゆるやかにつながって、
明日の私たちの人生と、明日の私たちの社会を、
さらに楽しく愉快にしていくきっかけの一つになれば幸いです。
Merry Christmas ! 2011.12.24 MM
(写真は、昨日の南陽市のクリスマスだがしや楽校にて)