プロブロ

プロダクトデザイン学科の日々の徒然ブログ
2010-09-17

東芝プロフェッショナルワークショップ2010 その2


今日は、東芝プロフェッショナルワークショップの
作品発表、プレゼンテーションの日でした。

先日、シニア体験をと通して、
体が不自由になるって、どんなことかを体感して、
みんなコツコツとデザインワークを重ねてきました。

テーマは
■デザインテーマ
インスタントシニアの疑似加齢体験をもとに、触覚、視覚、聴覚それぞれのインタラクションを活かしたIHクッキングヒーターのインターフェースと機器デザインを開発する。

■デザイン対象
卓上型IHクッキングヒーター

2010-09-06

東芝プロフェッショナルワークショップ2010


今日は東芝デザインセンターから坪井 英樹さんを講師にお迎えし、東芝プロフェッリョナルワークショップを開催しました。

今年のテーマは…

「インスタントシニアの疑似体験をもとに、触覚、視覚、聴覚それぞれのインタラクションを活かしたIHクッキングヒーターのインターフェースと機器デザインを開発する。」

なんですが、

…インスタントシニアの疑似体験って!??

直訳すると、簡単におじいちゃんやおばあちゃんになってみよう!!ですかね。

具体的には…

足元から順番に重りや拘束具を身につけ、さらに白内障を疑似体験できる特殊なゴーグル、果ては耳栓を装着し、できる限り自分の身体機能を高齢者の方と同じ状態に近づけて、おじいちゃんやおばあちゃんの気持ちになってみよう!!

というものです。



みんな器具の装着だけでも一苦労な様子で、中にはこんなんなっちゃった人も…


みなさん、エイジングは済みましたか?

では早速インスタントシニアの疑似体験開始です。

エントランスを出発してまず最初に遭遇したのは見慣れたポスター…のはずが、あれ?

ちょっと読みづらい!?


次は事務局によって、申請書類がいつも通りに書けるか体験した後、階段を降りようとすると…

昇りより恐い!?

ちょっと薄暗くて白内障ゴーグルの効果もあり、視界が悪い様子。

どうにか階段を降り、次に向かったのは就職支援室。

パソコンの操作に支障があるのか確かめるべく、支援室の黒いパソコンに向かってみると…

まず黒いパソコンて何がなんだか見えませんっ!!

電源のスイッチを見つけるのにも一苦労の様でした。

次に向かったのはみんな普段から御用達の学食!!

自販機でいつも通りに飲み物が買えるか体験してみると…

ん〜?

まず何が売ってるのかよくわかりませんっ!!

さらには手にした小銭が何円玉なのかわかりづらい!!


みんな色々な困難に翻弄されながらエントランスに戻って来ると、最後は色盲体験!!

このゴーグルは赤や緑が全部茶色に見えちゃうゴーグル。

これで地下鉄の路線図なんて見た日にはもう、ほとんどの路線が副都心線か木の枝に見えちゃう!??

ここまでの体験の中で感じた不自由さから多くのヒントを得て、高齢者の方でも使い易いIHクッキングヒーターの提案をするのが今回のワークショップ。

ここで感じた不便さの中に、どうすれば使い易いデザインになるかという改善点が見えたと思います。(黒いパソコンとか?)

体験中に「ここだ!!」と思った、良いデザインの種となる事柄をすかさずメモ!!

この後のワークショップでのスタイリングに活かせるように、みんなポイントとなる部分を一生懸命メモしていました。

みんなのデザイン力に高齢者の方々の明るい明日がかかっている!?

デザインで世界をより素晴らしく……頑張ろうね=3=3

c

2010-05-20

世界のCASIO!!


プロダクトの製品デザイン演習1では、「産学共創」プロジェクトに取り組んでいます。

今年も、山形CASIOさんにご協力頂いて、
デザインワークに取り組んでいます。

そして、その高い技術力と生産ラインを勉強するために、
工場を見学の機会を頂きました!

オートメーションで管理された生産ラインは、
本当にすごくて、
ここから世界中にCASIO製品が発信されている事にびっくり。

精密機械を扱うラインでは、清潔な防護服(?)的な白衣のワークウェアに着替えての見学です。
工場内では、撮影禁止なので、
皆の勇姿(笑)を撮影する事は出来ませんでしたが。


工場見学後、さらに詳しい説明をしていただいたり
製品のプロモーションムービーを見せて頂きました。

G-SHOCK、Baby-G、
プロトレック、オシアナス、などの時計や
デジタルカメラEXILIM、
携帯電話、
電子辞書、
電卓、
電子楽器・・・様々な商品を造られているCASIOさん。

かっこいいプロ−モーションムービーを見せて頂きながら、
このデザインに行き着くまでの
デザイン、設計、製造の大変さに、
学生一同思い馳せ、
担当の上原先生は、なんと!
社長さんに直々にお会いして激励のお言葉を頂き、
みんな身が引きしまりました。


最後は建物の前で記念撮影!

これからCASIOさんと打合せしながら、
本格的にデザインワークが始まります。

D

2010-04-26

工場見学いってきました


この日見学させて下さったのは2件。

ひとつめは「天童アルキャスト」さん。
天童にある、金型による軽金属鋳造や表面処理をなさっている工場です。

「アルミ鋳造で作られたものって、見た事な〜い」

そんな風にいう子はプロダクトの子じゃありません!!!
日常を見渡すと、沢山あるのよ、鋳造製品。

天童アルキャストさんでは、こんなの造ってます!

はい、なんと!
新幹線N700系の普通車シート用袖体です。

先週23日は、3年生の「製品デザイン特別演習」の増田先生のコースのみんなで、工場見学いって参りました。

この授業では、アルミ鋳造による製品デザインをします。

鋳造、、、という言葉を知っていても、
実際にその作業現場を見た事のある学生さんは少ない。

という訳で、アルミ鋳造の現場へ行ってきま〜す!

これは、最大限に軽量化を図った技術の結晶です。

他にも山形新幹線つばさのE-3系2000普通車、グリーン車のシート用袖体や、路上パーキングメーターの支柱やケース等もこちらで造られているそうです。

鋳造後の表面処理で、ショットブラストも見学。

サンドブラストは、ガラスなんかの表面に砂粒をぶつけて、
傷をつけてすりガラスのように仕上げることね。

広い意味でショットブラストの一つね。
バリの除去、表面研削、梨地加工のような模様付けなど広い意味での研削の表面加工です。

画像手前が処理後。
奥のものより、表面テクスチャーが均一になっているでしょ?

befor、afterを見せてもらって、みんな興奮!

次に見学させていただいたのは、「日野軽金属」さん。
こちらは砂型を使った鋳造。
中世以前からの昔ながらの鋳造です。

砂型を造って、材料を流し込んで、表面処理をして・・・

その作業をなんと、お一人でやっていらっしゃるそうです。


「昔はこの砂型が一般的。鋳型を造る職人さん、型を作るための木枠を造る職人さん、と、みんな分業でやってたんだけど、いまはみんな辞めちゃったんだよね。」

そんなお話を聞きながら、
学生も同行した準備室スタッフも、
山形の職人さん達の高い技術力に脱帽。

すごい技術を見せていただいた学生さん達。

これからの授業に活かさねば!
今後の皆のデザインワークへのカンフル剤になりました!

天童アルキャストさん、日野軽金属さん、ありがとうございました!!!

D

2010-01-29

メタル課題のプレゼンテーションと講評会


以前に鬼束先生をお招きしてご指導頂いた、プロダクト1年生の演習授業が28日で最終日を迎え、出来上がった課題のプレゼンテーション会を行いました。

普段は1年生を前後半でクラス分けして、40人弱で授業を行っていましたが、最終回は全員集合で講評会ということでイスというイスをかき集め、約80人が新実習棟に集まりました。


今日まで頑張って来た成果を本当は80人分全部発表してほしかったけど、2days or 3daysになりそうでしたし、本日は授業後半に「ケジメプロジェクト」が予定されていましたので、中でも特に創意・工夫を伺いたい作品数点についてプレゼンテーションしてもらいました。




みなさん大人数を前に慣れないプレゼンで緊張しつつも、コンセプトを発表し谷先生から講評を頂きました。
今回の課題で素材の上手な使い方や仕上げのクオリティー設定について良い経験になったんじゃないかな?

課題1つ1つにはたくさんの学べるポイントがあるので、3年後の卒業制作にはこれから学んで行くたくさんのポイントを盛り込んで素敵な作品にして下さい!!
そう考えると今まさに目の当たりにしている、4年生の制作も良い刺激になりますよね!

入学後初プロダクト作品、是非お家で使ってみてユーザー側の感想も実感して下さい。
そこから得られるものが次の課題点であり、それを克服することでより良いものが見えてきます。

P.S.このあと講評会を16時で切り上げ、例の「ケジメプロジェクト」=「授業終わりの大掃除」が決行されました。

みなさん本当にお疲れ様でした!!!

C

2009-12-22

プロの技


先日、プロダクトの1年生を対象に谷先生の先生にあたる 鬼束恵司(おにつか けいじ)先生をゲストに向かえ、金属を扱う上での基礎技術をプロの技で実演していただきました。
鬼束先生は現在武蔵野美術大学で講師をなさっている、主に金属を扱うクラフトマンです。
テーブルウエアからモニュメントまで、あの遼君のゴルフクラブも鬼束先生のお仕事!!

鬼束先生のホームページ→http://www.spinn-aker.co.jp/keiji-onitsuka.html

まずは鬼束先生の作品を実際に見せていただきました。最新作はソムリエナイフ。
人の手が作ったとは思えないくらいの素晴らしさ!!

そのピカピカのソムリエナイフに、惜し気も無く金ヤスリを当てたーーーっ !!! ウソンっ!?
端から見れば「なんてことを!!」なんて感じますが、先生はこうやって作ったんですから、こうやって直すんですよね。そうですよねぇ。

お次ぎは…さあさ、お立ち会い!!
この2枚の真鍮の板に2種類の丸棒がかしめてあります。
1つはステンレス、1つは真鍮。見事に片方の丸棒をツルリと消してしんぜよう!!

2009-10-08

山形カシオ株式会社 工場見学


台風18号の威力はすごい・・・。
休講なんて初めてですね。

さて、昨日台風がくる前に、
プロダクト3年の製品デザイン演習2の授業で、学外研修に行って参りました。

山形カシオさんの工場で、腕時計の製造工程を見せていただきました。

工場内を見学する前に、
会社の概要や商品が出来るまで、
カシオさん独自の技術の仕組みを、分かりやすく説明していただきました。

実際の商品を手に取ってお話を聞かせていただけたので、
みんな興味津々!
G-SHOCKかっこいい!

その後、工場を見学したのですが、ここは撮影禁止。
ここが一番おもしろかったのにぃ!

精密部品を扱う組み立て行程は、クリーンルーム。
私たちも、作業着、帽子をつけての見学です。
白衣を来た学生さんたち、給食当番みたいでした。

時計のムーヴメント組み立て、金型製作、それぞれの行程で、カシオさんの高い技術力を目の当たりにして、
学生さん達は大興奮。
「すご〜い!」の連発でした。

こ〜んな、ちいさい部品が、たくさん組み込まれて時計が出来てるんですね。

思わず見入ってしまう部品達。
すごい!

今後、カシオさんのデザイナーさん、設計部門の皆さんと時計のデザインをすすめて行く3年生達は、見学後も色々質問をして、おりました。

どんなデザインが生まれてくるのか、楽しみですね。

D

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