この日見学させて下さったのは2件。
ひとつめは「天童アルキャスト」さん。
天童にある、金型による軽金属鋳造や表面処理をなさっている工場です。
「アルミ鋳造で作られたものって、見た事な〜い」
そんな風にいう子はプロダクトの子じゃありません!!!
日常を見渡すと、沢山あるのよ、鋳造製品。
天童アルキャストさんでは、こんなの造ってます!
はい、なんと!
新幹線N700系の普通車シート用袖体です。
先週23日は、3年生の「製品デザイン特別演習」の増田先生のコースのみんなで、工場見学いって参りました。
この授業では、アルミ鋳造による製品デザインをします。
鋳造、、、という言葉を知っていても、
実際にその作業現場を見た事のある学生さんは少ない。
という訳で、アルミ鋳造の現場へ行ってきま〜す!
これは、最大限に軽量化を図った技術の結晶です。
他にも山形新幹線つばさのE-3系2000普通車、グリーン車のシート用袖体や、路上パーキングメーターの支柱やケース等もこちらで造られているそうです。
鋳造後の表面処理で、ショットブラストも見学。
サンドブラストは、ガラスなんかの表面に砂粒をぶつけて、
傷をつけてすりガラスのように仕上げることね。
広い意味でショットブラストの一つね。
バリの除去、表面研削、梨地加工のような模様付けなど広い意味での研削の表面加工です。
画像手前が処理後。
奥のものより、表面テクスチャーが均一になっているでしょ?
befor、afterを見せてもらって、みんな興奮!
次に見学させていただいたのは、「日野軽金属」さん。
こちらは砂型を使った鋳造。
中世以前からの昔ながらの鋳造です。
砂型を造って、材料を流し込んで、表面処理をして・・・
その作業をなんと、お一人でやっていらっしゃるそうです。
「昔はこの砂型が一般的。鋳型を造る職人さん、型を作るための木枠を造る職人さん、と、みんな分業でやってたんだけど、いまはみんな辞めちゃったんだよね。」
そんなお話を聞きながら、
学生も同行した準備室スタッフも、
山形の職人さん達の高い技術力に脱帽。
すごい技術を見せていただいた学生さん達。
これからの授業に活かさねば!
今後の皆のデザインワークへのカンフル剤になりました!
天童アルキャストさん、日野軽金属さん、ありがとうございました!!!
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