プロブロ

プロダクトデザイン学科の日々の徒然ブログ
2019-08-02

夏のオープンキャンパスを終えて〜新実習棟編〜

 

新実習棟、通称木工室ではプロダクト自慢の木材加工の機材を見学することが出来ます。

こちらも実際に日々の授業で使用している学生が一つ一つ機材の説明をしてくれます。

 

木工室入り口には世界の名作椅子や、木工室で生み出された学生の作品が展示してあります。

どれも実際に座ることができ、今回は駒のように回転するこちらの椅子が大人気の様子でした!

 

 

 

奥に入って行くと4年生家具専攻による成形合板のデモンストレーションが行われていました。

 

こちらは成形合板用の接着剤の下準備をしている様子。小麦粉を混ぜているから成形している時パンの焼けたようないい香りがするそうですよ〜!

単板と呼ばれる桂剥きした薄い板の1枚1枚に素早くローラーで接着剤を塗っていきます。

接着剤が乾かないよう一刻を争うこのスピード感と緊張感、お分かり頂けるでしょうか…!!

 

最後は天童木工で長年職人として勤めて来た技官の小関さんに型入れをして貰います。

成形合板用のグリーンの機材は天童木工と全く同じものを使用しています。大学でここまで本格的な設備があるのは芸工大プロダクトデザイン学科だけ!

こちらはスター●ォーズのラ●トセー●ー…ではなく、蛍光灯で電圧の確認をしている様子。

電子レンジと同じ仕組みで熱を加えることで短時間で成形することができるそうです。

 

成形合板を終え一息つく間もなく、曲げ木のデモンストレーションが行われました。

こちらは棒状の木材を釜で熱し、金型にはめて人間の力で曲げていきます。

 

曲げ木は釜から出しておよそ3分が勝負。

木材が水分を含み熱いうちに曲げ終わらないと綺麗に曲がってくれません。

こちらも成形合板同様チームワークが要ということもあり、家具専攻のゼミは自然と家族のように仲良くなるそうです!

木を曲げた漢のひたいに輝く汗、とても眩しいです…!!

 

新実習棟でも教授と直接話せる個人面談で相談が出来ます。特に家具や木工に興味がある、デモンストレーションを生でみて自分もやってみたい!とやる気に満ち溢れた高校生にたくさん来て頂きました。

こちらはオープンキャンパス木工室恒例となった、木製カトラリー制作体験。

今回は一時満席になるほどの大盛況ぶりでした。

完成した渾身の1本は、ぜひAO入試の自己アピールとしても活用してくださいね!

 

 

 

 

ご来場頂いた皆さん、プロダクトデザイン学科に興味を持っていただけましたでしょうか?

次はAO入試にて、再びみなさんとお会いできるのを楽しみにしています〜〜〜!

 

 

 

text by ishikawa

 

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