山形は、天気予報で雪マークがついたと思ったら、あっという間に雪が積もりました。
本格的な冬の到来です。
寒さに負けずに頑張りたいと思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて本日は、3年生が製品デザイン演習2の授業で和紙漉き体験に行ってきましたのでその様子をレポートします。
三橋先生担当の製品デザイン演習2では、深山和紙と籐を用いて「照明デザイン、地域の素材・技術を掛け合わせるデザイン」をテーマに作品制作をしています。
そこで、今回山形県白鷹町にある深山和紙振興研究センターにお邪魔して、実際に学生たち自ら和紙漉きを体験してきました。
深山和紙は、およそ400年前の江戸時代初期に始まったと伝えられているとても伝統のある和紙です。
職人の高橋さんから、和紙の原料となる楮(こうぞ)の説明や、和紙づくりにおける様々な工程について説明していただきました。和紙漉きをするまでにもとても多くの工程があり、とても手間と時間がかかることを教えていただきました。
サンプルの和紙を裂いてみて、和紙の強さも体験しました。紙ですが、なかなか簡単には裂けません。
深山和紙は繊維が長いということも特徴だそうです。
和紙ができるまでの工程の説明を聞いた後は、いよいよ紙漉体験です。
まずは、高橋さんによるデモンストレーション。
手際よく、とてもきれいに和紙を漉いていきます。さすがです。
続いて学生たちがチャレンジします。まずは、簀(す)という和紙を漉くための道具を持って縦と横に揺する練習です。
練習が終わると、いよいよ本番。
和紙の材料が入っている漉舟から、材料をすくいあげ、簀を縦横に揺すりながら漉きあげます。
初めて体験する学生も多く、みんな真剣な表情です。
漉きあげた和紙はこんな感じです。やはり厚さを均一にするのはなかなか難しいようです。
漉いた和紙は、重ねておもしをして水分を抜き、一枚一枚乾燥させたら完成となります。
完成までは、時間がかかるので今回の体験の様子のレポートはここまで。
さて、どんな和紙ができるかな。そして、深山和紙と籐をつかってどんな照明デザインが完成するでしょうか。
最後は、深山和紙振興研究センターにある売店で和紙を使った製品を見学して、和紙も何枚か購入してきました。
今後の授業の様子は、またあらためてレポートします。
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