松田道雄研究室

駄菓子屋楽校 ~愉快で,楽しく,どこからでも創造する生き方と社会づくりの活動記録~
*
2012-10-04

小さな駄菓子屋・自分みせ形式は、いかが?


パワーポイントを使ったプレゼンの競い合いや、商品を並べた見本市などは、よく見られますが、それらを、どこまでも、マニュアル的・機械的雰囲気をどんどん削って、人間的な要素や、手づくり感、自由・楽しさ・わくわく・ほのぼの感をふやしていくと、どうなるでしょうか?

そのモデルは、駄菓子屋にあると思います。
そこで、小さな駄菓子屋、自分たちのなにかを見せる「見せ」を、お互いにつくって、交流できる空間をつくってみると…

その形式は、いろいろな場で工夫して行うことができると思います。

これは、10月27日に、長野県安曇野市で行われる案内の、手づくりチラシです。
制作は、安曇野市社会福祉協議会の山岸さんです。

手がきのチラシは、なんとも温かみがありますね。

2012-10-02

だがしや楽校で、気軽な大人の社会参加学習


団塊世代が65歳を超え、いよいよ、世界の先頭をいって、日本が人類史上初めての、長寿・超高齢社会になります。

そこで、行政(生涯学習課・社会教育課)も、子どもの学校とは別に、大人が、いろいろな人のつながりをつくることを学び、社会に出て、自分の持ち味で何かすることで、結果的に、他者や地域を元気にし、また、それによって自分も元気に健康になるような「自他一致」を学び体得する学習講座が、各地で行われ始めています。

杉並区社会教育センターでの、すぎなみ大人塾もそうです。
その、すぎなみ大人塾で、社会参加の方法として、テーマ学習としている、「だがしや楽校」を、今年度の受講生のみなさんが、丸ノ内線・東高円寺駅近くの、ニコニコロード商店街で、
10月7日、21日、午後1時〜3時くらい(雨天中止)で、行います。

ご関心ある方は、ぜひ、参加体験されてみてください。

同じような、大人の学習講座で学んで、地域デビューしてみる、だがしや楽校としては、

11月10日 しもつけ大人塾 道の駅しもつけで、だがしや縁日

11月17日 日光市顔の見える地域づくり講座 六齋市に参加  
などがあります。

大人の社会参加の秋 でもありますね。すぎなみ大人塾の塾生の方が、昨日制作されたチラシです。

実践は、のちほど、このブログでも報告します。

2012-09-23

知的生産の美術


たくさんのアイデアの断片をこねあげて、まとめていく作業も、ものをつくる造形作業と似ています。

山形県まちづくりサポーターの会議でのワークショップで出された、たくさんのアイデアメモを、どう分析するか、県のまちづくり担当の方と、アトリエを借りて、先日、行いました。

真中に、島をつくり、その上に、アイデアメモをばらばらにして、広げて、共通するものを分類しました。
そして、まとまったものは、衛星の島を周囲につくって、そこに分けて置きます。

それら、まとまった塊ごとに、吟味していくと、つながりと構造を見出すことができます。

最終的に、それをまとめたらくがきがこれです。
あとは、整然と、文章化と図化すれば、分析の報告書ができます。

かつて、私が中学生のころ、『知的生産の技術』という本がベストセラーになりましたが、美術制作の感覚で、考えやアイデアを形づくるのも、楽しいものです。
来年度は、この作業自体をみんなでワークショップとして、行ってはと談義しました。
約半日の作業でした。

2012-09-11

ワークショップのしめはプリクラで


作業や話し合いなどの参加体験ワークショップをとりいれた会議や講座などで、チームで運営することができる場合、参加者の評判がいい方法の一つに、その現場をデジカメで写真をとってもらい、その場で、ミニコマにして、プリンターで印刷打ち出してコマ切りし、あとは、受講者が各人好きな写真をプリクラのようにして、本日の会議ノート・資料に貼るという試みです。

写真は、8月末の長野県社会福祉協議会の一日講座の最後、各人のノートまとめの時間に、スタッフがとってくれたミニ写真、好きなものを選んでいる光景です。
自分が写っているいるのあるかなあ…

チームで講座や会議を行う場合、いろいろな工夫はできますね。

現在、思考の具現化作業をしています。今月中にどこまでまとまるか、勝負です。

2012-08-29

木曽福島で会いましょう!


昨年の長野県の地域福祉コーディネーター養成講座「地域の関係づくりの仕掛け」での、たくさんの県内各地社会福祉協議会の、だがしや楽校的自分みせ開きの中でいただいた、「しばかり君」。
ちゃんと、今も山形で、元気にしていますよ!

あさって、8月31日(金)午前10時〜16時
木曽町ふるさと木曽館きそふくしま にて、再び、新たな参加者のみなさんと、たくさんの豊かな関係づくりを体験できるのを、楽しみにしています!

2012-08-20

人生はリアルに、ときおりつながり


あるおじさんから、日々の直接体験のリアルな生活の豊かさに触発されて、
というより、実際は、ブログを開く時間のゆとりもなかったので、
まったく久しぶりにブログを書きます。
自分の生活は、連日の充実ですが、それを書くのではなく、いただいたチラシを紹介したいからです。

しもつけ大人塾担当の根本さんから、おしゃべり手芸・ハンズインカフェのチラシをいたきました。
現在、全国、6か所? になったでしょうか?
足で歩いて集い、手と口を動かして、人間関係づくりとモノづくりを同時に行う活動。

みなさんのところでもいかがですか?

没頭して、ようやく論文2本まとめました。

文部科学省生涯政策局『生涯学習政策』2012予定
「ソーシャル・キャピタルを醸成する成人学習講座の可能性」
日本生涯教育学会年報33号予定
「多元参加型学習コミュニティ講座像を学習者の視点でとらえる」
実に、興味深い視点と可能性を見出しました!!ぜひ、みなさんにもお伝えしたいと思います。

次は… 日本社会に提案すべく、取りかかりました。
1カ月以上は、まるまるかかりますが、できましたら、お知らせします。

情報に時間を費やさないと、やはり、集中できるようです。

おじさん曰く「論文書いている場合じゃないぞ!」
と言うおじさんは、私よりも、実にリアルな人生を満喫しているようですが、
私のほうは、まだ、文字の仕事も不可欠です。 

2012-06-06

医療が社会教育を育てる


奇妙なタイトルですが、その心は?
医療関係の発達によって、私たちの人生時間は長くなり、また、いつまでも元気でいられるようになりました。
かつては、高齢者=介護 のイメージでしたが、
今は、高齢者=元気 です。

すると、退職後の元気な時間が長くなったので、その時間に、新たに人生や生き方を学び直す教育学習が求められてきています。
社会教育が大きな役割を担うようになってきつつあります。

2日(土)、栃木県下野市の、しもつけ大人塾が始まりました。3年目です。今年は、現役の女医さん(副院長先生)も、自分の人生づくりにと参加されています。


翌日の日曜日、東京のNHK前では、エコイベントが開かれ提案した。たくさんの学生ブースとともに、あの、エネルギッシュに、子どもの遊びを応援している、コドモワカモノまちing さんのワークショップ広場を見てきました。

このNPOの代表は、星野さんです。
話を聞くと、夢がどんどんふくらんでいました。

4日(月)の午前は、すぎなみ大人塾(セシオン杉並)の1回目でした。文部科学省、財務省、世田谷区、横浜市南区、戸塚区、港南区、栃木県下野市、長野県上田市と、各地の担当者も参観されて交流できました。

なんだか、「大人の学校」は、未来の学校づくりにもなっていくような…
ご関心あったり、のぞいてみたい方は、
6月18日(月)午前に、2回目があります。

もどりますが、3日(日)、渋谷のヒカリエ8Fの会議室では、「子どもから社会・世界を見てみると」というテーマのフューチャーセンターが開かれていました。満員御礼でした。
いたるところで、愉快で楽しい教育が、当たり前のように開かれている社会になってきつつあるように感じます。

もっと、それを推し進めてみると、さらにどんなことができるでしょうか?

2012-05-31

つながるカメのこベスト


宮田先生。
こんな内職はいかがでしょうか?
これは、山形市元木公民館で昨年から月2回行っている、おしゃべり手芸の会で、熊沢さんが編まれた、亀のこベストです。

歳の功より、亀の甲のみごとさ!
半日もかからずにできるそうです。
最初、同じ色の糸の単色でしか、編まれませんでしたが、電話で、色違いを入れてとお願いしたところ、このような見事な色合いのベストを持参してくださりました。
手づくりニットタイもあります。

でも、まだ、私は不十分に感じました。そこで、大学図書館から、印象派の画家の画集などを紹介して、もっと、ランダムに色を変えてとお願いしました。
これが、そうです。
私は、さらにもっと、違う色の糸をランダムに編んでいって、とお願いしました。
徐々に、絵画的なベストに変容しつつ進行中です。
糸は、ニット工場やじゅうたん工場(穂積繊維さん)からもらったものです。
被災地の子育てお母さんたちが、各家で編んで、工場以前の問屋制家内工業のようにして、それを集めてブランドにして、東京などで売るしくみも考えられます。
社会と人をつないでいくデザインは、たくさんありそうです。
さて、このベストは、これから、どのように、人をつないでいったら、いいでしょうか?
この、つなげるベストのつながりづくりに参加したい人は、連絡ください。

dagashiyamatsuda@gmail.com

2012-05-23

出島学習


社会とつながる出島のようなプロジェクトが、また新たにおこりました。

写真は、総合美術コースが、6月23・24日、今年度初めて開かれる、さくらんぼ祭りに出す、さくらんぼみこしの図案のプレゼン。3先生がプレゼンをして、1作原案に決定。ただちに、制作に向けた学生チームが組織化されて活動しています。

放課後は、本学芸術学部、デザイン工学部、山形大学、東北文教大学融合した、学生47名が参加した、本年度から始まる、山形県若者文化振興事業のアートイベントの1回目会合。
若者が社会をつくっていくという熱気を感じました。
1回目で、県の趣旨が伝わった感じです。

次回は、来週、30日(水)午後6時〜 芸術棟デッサン室で、さっそく、紙すき体験と、学生組織づくりをします。次回からの参加も大歓迎です。

明日は、午後7時〜9時 本学学食堂にて、「アイデアの楽校・仕事の遊び場」第2回目です。
こちらも、社会人・学生、だれでも参加歓迎。参加者は、自分が紹介したいモノ持参。

社会とつながる出島は、そこいらにありそうですし、なければ、つくればできますね。

2012-05-21

自然の造形が先生


自然の造形から触発されて、何かを生み出した、ということは、数限りなくあります。
人間が何か創造しようとした時、お手本になりそうなものは、身近になる自然がまず一番かもしれません。

数学のフラクタルから、デザインの三宅一生キャベツチェアから、自然から学ぶことはたくさんあります。
あなたは? 

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