松田道雄研究室

駄菓子屋楽校 ~愉快で,楽しく,どこからでも創造する生き方と社会づくりの活動記録~
*
2011-10-06

祈る瞬間は続く


変なタイトルですが、これは、12月にスーパーに並んだしめ飾りの店頭のPOPをご覧ください。
現在、夜の10時50分。
チームで行なっている活動も、みな疲れがたまってきていますが、お母さんのお腹の中でモーツアルトを聴いて産まれてきたというアイさんの集中力持続のために、BGMもモーツアルトにしています。
背景の色の調整と、文字の配列調整中。

2011-10-06

祈る瞬間をつくる


現在、夜10時を過ぎていますが、この研究室では、祈りの形(新たなしめ飾り)の商品化のPOP制作の仕上げの追い込みをかけています。
商品は、来週の十字屋の総合美術コース展でお披露目をして、12月1日から、県内のスーパーで販売されます。
2時間前の風景です。
怒涛の後期が始まりました。

2011-10-05

街のウインドウがキャンバス+キャンパス


本日の1日がかり、総合美術コース総がかりのウインドウ・ディスプレイ。夕方から雨の中、みなさんお疲れ様でした。このブログをご覧のみなさんは、以下、お楽しみください。










最後の記念写真も、制作した学生のみなさんは、作品の前のシルエットになりました。
このディスプレイは、10月18日まで展示されています。ご覧になられてください。
山形まで行けないよー、という方のために、明日の夜あたりには、ユーチューブに投稿されると思います。
街中の窓を作品づくりと発表の場にしたショウウインドウは、これから来年度にかけて、どのように展開が広がるのかもお楽しみですね。
生きている世界の場が、何か想像的に創造的になることは、人生と社会にとって、最も重要なソフトなインフラではないかと思います。

2011-10-04

ショウ!ウインドウ!


今日から後期の授業が始まりました。
初日から、一気に、ショウ!タイムの授業モードです。
2日目の明日は、山形市駅前の十字屋デパートのショウウインドウのディスプレイを一日がかり、総合美術総がかりで行います。
そのポスターも学生が制作し、学内外に掲示し、記録・広報などの係りなどさまざまな役割分担も決めて、13日から開催される十字屋8階での総合美術コースの企画展に向けての活動が始まりました。
コースの授業を丸ごと、見せるような感じになります。
ぜひ、みなさん、お近くの方は、おこしください。
あのスイカのスイーツもお披露目販売ですよ!

一体、明日のウインドウ・ディスプレイは、どんなものになるのでしょうか?
今日のアトリエの下ごしらえ風景から想像されてみてください。

今日から、総合美術コースの毎日の取り組みの様子は、1年生が交代制で、取材リポーターを勤めて、総合美術コースブログに紹介していきます。
http://gs.tuad.ac.jp/sougou/
そちらを、どうぞご覧ください。

2011-10-02

これからのお知らせ


このブログをいつも見てくださっている全国のみなさん、どうもありがとうございます。4月に、アクセス2件くらいから始めたブログも、ゼロから始めて、種の発芽から根づくまでに、前期、ほぼ毎日、ブログに書いてきました。
おかげさまで、毎日、数百以上のアクセス件までなり、ありがとうございます。

さて、今後ですが、私が限られたパソコンに向かう時間が、人とのこまやかな仕事づくりやつながりづくりのメールの対応などがどんどん増えてきており、一方で、私自身の最終作品化の本づくり原稿が手につかない状況になってきましたので、このブログは、おそらく、たまにの更新になっていくと思います。

しばらく更新しない間の、9月後半も、すぎなみ大人塾「だがしや楽校的社会の作り方」、世田谷区「人間とデザイン」、しもつけ大人塾、静岡市まちなびやの放課後仕事づくり、山形市元木公民館「おしゃべり手芸の会」などで、さらなるいろいろなことが生まれてきています。
報告したいことは、山ほどありますが、このブログに書く時間が残念ながら、ありません。

今後、もし、ご関心持ってくださる方は、以下の方法で、おつきあいお願いいたします。

1 直接私の研究室におこしくださる。東北芸術工科大学総合美術コース
2 メールで具体的なやりとりをくださる。
 dagashiyamatsuda@gmail.com
3 facebookのだがしや楽校に参加してくださる。
4 社会教育関係者は、月刊『社会教育』(全日本社会教育連合会)の連載に実践報告していきますのでご笑覧ください。

現在、紹介できる今後の予定

1 10月5日〜 山形市十字屋デパートのショウウインドウ 不思議な万華鏡的アートだそうです。

2 10月13日〜18日、山形市十字屋デパート8階、総合美術コース展。これまで5月からの社会連携の展示販売もします! スイカスイーツ、すももしょうゆも、デビュー販売です!
先週、学生がつくってきた、穂積繊維さんでのカーペットも展示・オークション??

3 11月19日、大人気の栃木県道の駅しもつけで、縁日だがしや楽校開催なります! 
みなさん、クルマでご参加いかがですか?

4 12月24日、世界同時一斉、1億人の自分みせ、だがしや楽校を、みなさんのところでもいかがですか?
いまのところ、日光、静岡で予定されています。みなさんのところででも…。

その呼びかけ文は、以下です。

2011年12月24日午後1時から2時
 絆のクリスマス 声かけっこ、1万人の自分みせ を全国同時に開きませんか?

今年は、日本に住む人々にとって、最も人と人の絆を感じた年になったのかもしれません。
その年も終わろうとする12月24日、夜は、家族や親しい人などと過ごされることでしょうが、日中のひととき、1時間ほど、外や開いた場に出て、何か自分の持ち味や芸やスルコトなどをだれにも見せながら(「自分みせ」と呼んでみましょう)、だれかと声をかけ合うことを全国同時にしてみませんか?
近くの人たちで、どこかに集って、「自分みせ」を披露し合ってもいいですし(「だがしや楽校」と呼ばれています)、通りに自分一人出て、何かを披露して、だれかと声かけ合うことができてもいいでしょう。
それを、ネットを通しても各地の人と、その時間、つながることをしてもいいでしょう。
クリスマスイブの日の日中、同じ時間、全国各地で、自分みせを開いて、地域の人と声かけっこしませんか?
各地全員合わせて、1万人くらいならないかな?

これから、どんどん活動がおこるでしょうが、連絡応答は、上記でお願いいたします。

総合美術コースの仕事では、世の中すべての企業・仕事と共同連携できるか、挑戦していきます。
だがしや楽校では、世の中すべての人と共同連携できるか、試みていきます。

みなさんとも、何か具体的な共同連携できたら、楽しいですね。それが、絆の具体的中身づくりだと思います。

昨夜は、まみがさき川原での、夜のだがしや楽校の芋煮会、段取りしてくださった、東海林さん、どうもありがとうございました。やっぱり、芋煮は、かわらでみなで食べるのが一番ですね。


もう一つ、追伸でした。

総合美術コースの取り組みについては、今週から後期が始まりますが、コースのブログで、日々紹介されていきますので、ご覧ください。その中での社会連携に関わる教育活動が、私の仕事担当です。

また、だがしや楽校の情報については、HPだがしや楽校オン・ザ・ウエッブの管理人、小林さんにうかがってください。

2011-09-19

明日のフィールド仕事場


4月から、新たな活動スタイルづくりのためにほぼ毎日書くようにしてきたブログを書く時間を減らし、本の原稿を書く時間を増やしつつあります。
明日の予定だけを紹介しますので、興味ある方は、見学にいかがでしょうか?
明日は、つくりたいと手をあげた総合美術のマキさん・マミさんを連れて、中山町の穂積繊維さんに行き、2人がカーペットを1枚作ってきます。ジャズセッションのような即興性とチームワークが鍵になるように思いますが、一日がかりで、どんな作品が出来上がるのか、その作品は、10月の十字屋の展示会に展示されます。販売のビジネスモデルづくりの可能性も穂積さんとしてきます。さらには、穂積さんのワークショップ体験のビジネスモデルづくり。さらには、工場とアートと体験ツアーのビジネスモデルづくり。…
写真は、7月にスモモ調査に行った際に、アイさんがちょっとだけ体験させてもらった様子です。
明日の2人の作品づくりを楽しみにしています。
私は明日、その現場が着想の仕事場です。

2011-09-17

秋を見つけた


連日、山形も30度を越す夏の暑さですが、不思議なことに、植物のほうは、ちゃんと季節のリズムで秋の風景になっています。「賢治の駄菓子屋」に行く小経沿いに、「村長」さんがみなが景観を楽しめるようにと植えている、ひまわりはすっかり枯れて、コスモスが満開です。

畑では、この夏、虫の食堂になってしまっていた、ブロッコリーに、ショウリョウバッタの親子がいました。子どもをオンブしているバッタを見たのは、もしかすると、子どもの頃以来かもしれません。
子どもの頃によく見かけた記憶があるのは、周囲がバッタがいるような草むらがまだある環境だったのか、大人になれば、仕事場などは、バッタが住む場所とは無縁のところを行き来するようになったのか…
この写真に、もう一匹、別のバッタ(トノサマバッタ?)も写っているのがわかるでしょうか?
子どもの頃によく見つけることができた「小さい秋」。大人社会の中でも見つけることができるような環境づくりをすれば、大人ももっと、物欲や金銭欲とは異なった生きることの豊かさを感じる社会になるのかもしれませんね。

2011-09-16

タッチ・アンド・ダガシヤ!


2002年に世に出した『駄菓子屋楽校』の大きな提案の一つに、デジタル社会の生き方があります。(もう一つは高齢化社会、もう一つはマニュアル化する社会です)。その回答として、デジタルとリアルを行き来する両生類のような生き方を提案しました。当時、クリック・アンド・モルタルということばが言われていましたので、それにならって、クリック・アンド・ダガシヤ!と題しました。
今は、スマートフォンの時代になり、タッチ・アンド・ダガシヤです。
これが、まず、私のだがしや楽校でつながる人との間で、ようやく実現することになりそうです。これまでも、だがしや楽校のHPを制作運営してくださっているコバヤシさんに相談しながら、HP、メーリング、みんなのブログなど、いろいろ試みてきましたが、線香花火がぼとっと不完全に落ちる状況でした。
以前から、コバヤシさん、だがしや楽校コーディネーターのジンさんが、SNSの有効性を指摘してくださっていましたが、本日、ようやく、さっそく開設なりました。
フェイスブックに、だがしや楽校に「井戸端」または、「いどばた」または「イドバタ」がつくられました。だがしや楽校を自分も行なって、各地のだがしや楽校に出られている方と、日頃からもネットで交流できるようにしたいというみなさんは、どうぞ、ご参加ください。この井戸端は、実際に屋台を出そうとする人、出してみたい人、自分の持ち味や関心ごとを探求している方々などの、具体的な井戸端会議の場になればと思います。
具体的なイメージは、前日に紹介した、そもそも自分の関心ごとをみなでおしゃべりしながらお互いにつくり出していく、ハンズインカフェ(おしゃべり手芸)のみなさんなどが、このネット井戸端にご参加なされることを思い描きました。
しかし、ここで、駄菓子屋論からのネット論の特徴が提案されます。
現在のネット上のソーシャル・ネットワークは、大賛成として各方面で取り上げられていますが、何でも一長一短があります。
制作に没頭しなければならない作家・職人・科学者、目の前に赤ちゃんが見つめている子育て中のお母さん、別にネットのつきあいを必要としない人など、ネットの画面を見る以上にすべきことがある方はたくさんいます。私も昨年から2作出版原稿作成があるので、本当は没頭したいのですが、まずは、しくみづくりまで、こちらを優先しています。
しかし、今回の大災害のような地域を越えて移動する必要が出る場合や、より地球レベルで活動を日々広げたいなどの場合には、ソーシャルネットのつながりは不可欠です。それは、エジプト革命のように、これまでの組織の拘束性も解き放ってくれます。
ということは、ソーシャルネットに参加しない人(むしろ、こちらの人のほうが、潜在可能性のあることをしている可能性が高い)を認めつつ、それらの人とも、ネット以外の方法でつながりつつ、ネットとリアルを融合させた、本当のゆるやかなつながりとコミュニティが、どのようにすればできるのか、これからが、クリック・アンド・ダガシヤの、あり方が、どのように実現できるのかのスタートになります。

私の現在のスタンスは、はじめに言っておくと、自分の考えは、だれにも開く形で、このブログに書き、フェイスブックの、だがしや楽校の井戸端には、あまり頻繁に顔を出すようなことはないと思います。それは、日常の顔の見える井戸端会議にもそんなに熱心に顔を出さないのと同じです。
それは、自分の仕事として、一人で考える思索の時間が最優先だからです。毎日のブログも、そのためには、時間をとらないようになっていくつもりです。
このネットの井戸端ができて、私も安心して、自分の考えづくりにさらに集中し、そこからよりよい考えが浮かんだら、ネットの井戸端にコメントや提案をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

フェイスブックで何もしないのも芸がありませんので、自分の写真を更新していきたいと思います。こんな感じに。
今日の撮影者は、マキさん。大学の芝生で育ったかわいい尾花沢スイカ(以前トロ箱スイカで紹介した)を割ったところ、なんと甘み抜群でした。スイカでオッパイの提案は、ミクさんです。
ちなみに。スイカを食べたのは、おまけで、していたことは、アートワークショップのアイデア会議です。何度も話し合ってきましたが、ひょいと、ひょうたんからコマが出るときがあります。創発性と言いますが。今日がそうでした。
「わくわく美術館」をつくる「わくわくガールズ」。
なんじゃそれ?ですよね。 それは、来週23日に実践されます。4人+1人助っ人は、それに向けて、1週間、準備がんばりましょう。

2011-09-15

百花繚乱のハンズイン

百花繚乱の形容は、例えば、世界史では、1900年前の世紀末ウイーンの様相などがよく表現されます。
花咲くハンズインカフェ、花畑ハンズインと言ってもいいような光景が、先日の杉並区のすぎなみ大人塾「だがしや楽校的社会の作り方」講座と、世田谷区総合支所「人間とデザイン」講座で見られました。

その一例をちょっとだけ紹介します。まずは、午前の杉並区の講座。これは?みなさんに分けっこいただきましたが、子どもの駄菓子のおまけと当たりつきの楽しさ自体を手作りしたものです。さあて、いただいたものには、何が入っていたかな? 子ども時代のワクワク感を、大人だって今から自分たちで作り出すことはできますね。

なんと、手作りのジンジャーエールも持参くださり、みなさんで、夏のお疲れ様と後半の発展を期待して、「かんぱーい!」。残暑もふきとびました。

講座が終わっても、なかなかみなさん、見せっこが続きましたが、ハンズインカフェを、最もストレートに実践なされたものを見せていただきました。カフェやレストランで、注文の飲食が出てくるまでの間、テーブルにある紙ナプキンで、なんと、クラフトをして楽しまれるのだそうです!
これにも脱帽です。次回、みなさんに、あらためてご披露してください。
紙ナプキンでつくったマツタケまで!!お見事です。

2011-09-11

コーディネーターが育つか


4月に山形に戻ってから毎月1回、公民館で始めている「おしゃべり手芸の会」が、小さなさなぎの中で変態の準備をしているように、少しずつ変容しています。
まず、私が主導でなく、受講者のみなさん主体になってきたこと。
次に、学生が、公民館での集いと、そこから生み出されるモノを地域のお店に展示するコーディネーターになりつつあることです。添付は、その学生、ハルナさんがつくったチラシで、現在、置いてくれる店やスーパーに当たっているところだそうです。
どこかの店に、前回の「葉っぱのバッタ」が展示なったら、連絡がくる段取りになっています。言うのは簡単ですが、まめに足で歩いて、こまやかに交渉して、ちゃんと展示なるようにすることは、大変な労力です。
そのような微細で地道なことによって、意外で異なる分野を結びつけていく役割こそが、コーディネーターです。
公共の場の公民館で人々を集うようにし、どこでも衰退が話題にでる地域のまち中の商店を、まちなか店先プチミュージアムにする、一つの地域でできれば、全国に汎用展開できます。
みなさんのところでも、どうでしょう?

9月、このブログ掲載もペースをゆるやかにします。その分の時間を、1年前から計画していた、ある本づくりにエネルギーを注ぐためです。くしくも、その本は、私にとって、もう一つの被災地支援活動にもなるものです。
なんとか早く出したいものです。といっても、これはチームプレイで行っています。

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