こんにちは。
今日は青空。陽の光が暖かくて過ごしやすかったですね。
春めいた日が続いて、雪も大分溶けて地面が見えてきました。
間もなく芸工大では卒業式が開催されます。
毎日製作に励んでいた4年生がいなくなってしまうんだなぁ、
なんて、片付きはじめた教室を見ながら、
ちょっと感傷的にもなったりします。
春ってはじまりと最後が入り交じってる季節なんでしょうね。
切ないなぁ。
新しく始まる次の年が、みんなにとって素敵でありますように!
さて話を戻しまして、今日のブログは!
以前お届けしました新2年生、3年生向け産学ワークショップ
「家具のはしっこによるものづくり」第二回目の様子をお届けします!
二回目の今日は、
実際に持ち帰った端材から考えたデザイン案の発表を行いました。
コメンテーター、券、アドバイザーとして、
協賛して頂いている「多田木工」の鈴木さんと、
岩手県にある「一般社団法人 和 RING-PROJECT(ワ リングプロジェクト)」
代表•池ノ谷さんにお越し頂きました。
「和 RING-PROJECT」とは、
東日本大震災の復興支援を行っている団体です。
被災した地域での「ものづくり」をすることで、
雇用を作りだす取り組み等を行っています。
人と人のつながりの大切さを尊重し、世代、性別を超え、
支えあえる人間関係を築き上げる事。
(hpより一部抜粋)
この方針に基づき、精力的に活動されています。
さて、なぜ池ノ谷さんにお越し頂いたかというと、
実は!このワークショップのプロジェクトは復興支援も兼ねているのです!
この「家具のはしっこによるものづくり」から出来たデザインで、
実際ものを作り、岩手県は大槌町での雇用を生み出そう!
という流れになっています。
ちなみに、現在進行中の前年度の動向はHPがありますのでご参照下さい!
http://tadamokko.com/collabo2012/index.html
ここからは、当日のプレゼンの様子を画像でお送りします!
各グループがデザイン案を発表後に、コメントを頂きました。
そして、今の被災地の現状や、ニーズ、今後の予測等、
たくさんのお話を聞かせて頂きました。
ちなみに「今すごく助かっているんだ」とおっしゃっていたのは、
「昆布の収穫を手伝う」というボランティア。
昆布を収穫した後の仕分け作業は、
地元にいるおじいちゃんやおばあちゃんが行っていたのだそうですが、
みんな避難をしている為に人手が慢性的に足りていなかったとのこと。
そういったリアルタイムな話が聞けた今回のプレゼン、
次回までのブラッシュアップはどんなものになるのでしょうか。
きっと、今回お話を聞けたことで、
みんなの中にも前より明確な問題点や改善点が見えたのではないかな。
作り易さ、加工のし易さ、作り手側への配慮、視点は様々です。
その間の点をきれいに得た、スマートなデザインを期待しています!