前期に行われたPD演習5では、段ボールを使用したスツールのデザインを行います。
10個の4分の1スケールモデルを作成、検討し、最終的に1つのデザインまで絞り込むのですが…
なんと今回、そのスツールを株式会社エスパックさん(https://spack.co.jp/)のご協力のもと、原寸大で段ボールの切り出しをしていただきました!!(プロダクトデザイン学科の卒業生も働いています。)
エスパックさんは、段ボールを使った梱包・包装の会社です。物品が先方に送られるまで商品を守り送り届ける箱のデザイン設計、制作を行います。
CADで製図をし、サンプルカッターにて段ボールを切り出す。その技術を使って、クラフトコースの学生が設計した段ボールスツールを実寸大に切り出して頂きました。
組み立てます。
↓の写真のスツールは、折り紙のように1つのパーツを折っていくことで立体になっていきます。
マケットに使用した段ボールに比べて、大分厚みもあることから、なかなかスムーズに差込口に入らなかったり、力が必要だったり。
写真ではなかなか伝わらないですが、体重を支えたり、分散させたりするために、様々な工夫がなされていました。
「もっとこうすれば良かったな〜!!」なんて少し反省もしながらも、着々と組み上げていきます。
そしてついに…
出来上がったスツールにドキドキしながら体重をのせる学生。でも無事座れました!!
完成スツールの写真はこちら!
体重をのせることが出来る構造だけでなく、外からみても美しいデザインになっています。
また、今回データがうまく入稿出来なかったスツールに関しては、学生が手作業で切り出しを行いました。
こちらも紆余曲折あった分、出来上がった喜びはひとしおです。
今回、エスパックさんのご協力のもと、自分達のデザインを原寸大で再現することができました。
原寸大で作ってみて、座ってみて、もっとこうすれば良くなるかな、どんなところが魅力的に見えるだろう、と色々考えるきっかけを得ていたようでした。
この体験を踏まえて、一体どんなデザインが生まれるのか。次の作品が楽しみですね。
また、今回協力頂いたエスパックさんにメッセージを頂きました!
「株式会社エスパックと申します。この度は東北芸術工科大学様の授業に参加させていただき、誠にありがとうございました。弊社としても学ぶことの多い内容で、大変勉強させていただきました。弊社でもダンボール家具に着手しており、この度、誰でも素早く簡単に組み立てられるダンボールベッドを考案いたしました!下記URLから組立動画に移動できるので、是非ご覧ください!」
https://www.youtube.com/watch?v=tK3mIsO38CA&t
組み立てる前は、折り畳まれコンパクトですが、組み立て後は本格的なベッドの大きさです。
段ボールだからこそ、ですよね。皆さん是非視聴してみてください。
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