3月21日(月・祝)に東北芸術工科大学の卒業・修了式が挙行され、
美術史・文化財保存修復学科でも、22名の卒業生と、1名の大学院修了生を送り出すことが出来ました。
人生において大切な学生時代に学ぶ学問として、美術史・文化財保存修復を選んだ皆さんは、人類の文化的財産をより深く理解し守り伝えるということを学びました。本学科での学びは、国や宗教・民族の多様性と価値を理解し受け入れ、互いの素晴らしい部分を共有することにつながります。それは混迷する現在の世界に大切な視点・考え方なのではないでしょうか。
是非、胸を張って各自の次のステージに進んでほしいと思います。
また、まだ広く認知されているとは言い難いこの分野の素晴らしさと重要性を多くの方々に伝える役割も担ってほしいと思います。
去る3月21日(土)に平成26年度卒業修了式を無事に迎えることが出来ました。
卒業生・修了生の皆さん、心からお祝い申し上げます。
今年の4年生は東日本大震災後の4月に入学したメンバーです。
入学式が4月下旬に延期され、本格的な授業スタートがGW明けという状況でした。
当時本学へレスキューのために運ばれてきた被災図書資料などに対して乾燥、クリーニング作業を講義開始前から手伝っていただきました。
大学院の2年生は当時3年生になるタイミングで、いきなり被災資料レスキューの中心メンバーとなって活躍してくれました。
当時の写真には初々しい姿が写っていますが、
大学での学問をクリアした卒業式での顔は、充実感あふれ成長したとてもいい顔でした。
これからそれぞれの進路にすすみ、離れ離れになりますが、共に切磋琢磨した仲間や学んだ学問は誰にも奪うことのできない大切な財産となることでしょう。
そして・・・
広い空
真っ白な雪景色
素晴らしい夕焼け
パステルカラーの新緑
暖かな人々・・・
大学を取り囲む環境の素晴らしさも懐かしく、知らず知らずのうちに各自の心に刻まれていたことにも気づくと思います。
『多くを学んだ学生を新たな活躍の場に送り出す』
大学としての使命でもありますし、これほど幸せなことはありません。
でも正直・・・4月から皆さんがいないと思うと寂しいです。
そのような複雑な想いを感じつつ
美術史・文化財保存修復学科より
卒業生・修了生にエールを送りたいと思います。
皆さんが東北芸術工科大学 美術史・文化財保存修復学科で学んだことは、異なる国、文化、宗教を越え、互いを理解する上でも力を発揮することでしょう。
複雑さを増す現在の世界においてその役割と可能性は無限大です。
学んだ学問に誇りを持って、新たな世界に羽ばたいてください!!
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 5月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |