文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
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2011-06-23

公開講座_サグラダ・ファミリア聖堂―ガウディのロマンとその実現―


今週初めに梅雨入りした山形には 一気に汗ばむ暑さが訪れました
加えての強風注意報にもてんやわんやです

気まぐれな天候には悩まされますがみなさまいかがお過ごしですか

夜の寝つきも悪い日が続きますが 
ある日の朝焼けは非常に美しく空気の澄みわたっていて気持ちの良いものでした

そんな夏本番前に 学科の催しものお知らせを

東西美術紀行のご紹介です

※東西美術紀行
毎年、西洋や日本の美術作品にまつわる講座を行います。一般の方々および学生に名作を紹介し、楽しみながら理解を深める講座としています。

今回は スペイン本国でもガウディ研究の第一人者として知られる鳥居徳敏氏(神奈川大学教授)を講師に招き
バルセロナに今も建設中のサグラダ・ファミリア聖堂をめぐって
彫刻的で創造性豊かなこの聖堂建築の魅力について
分かりやすく解説していただきます

ガウディの建築は 一見きわめて独特ですが 決して単なる「奇想」によるものでなく スペインの風土や伝統に深く根ざしています

東西美術紀行に参加したことがないみなさん
ガウディ建築に興味をお持ちのみなさん
サグラダ・ファミリアに行ってみたいと考えているみなさん

貴重な時間と空間を
みなさんと共有できることを願っております

みなさま お誘い合わせのうえ ご参集ください

なお
本学の学生さんは 無料となります
ふらり 訪れてみてください

もちろん 一般のみなさまのご参加もお待ちしております

事前予約制としていますが
当日に来て下さっても構いません

インフォメーション

東北芸術工科大学 美術史・文化財保存修復学科主催
公開講座 東西美術紀行

日 時:2011年7月16日(土)
     13:30〜15:00
     13:00開場

会 場:東北芸術工科大学 本館407講義室
    本館207講義室(教室が変更となりましたのでご注意下さい 2011.7.6)

講演名:サグラダ・ファミリア聖堂
     ―ガウディのロマンとその実現―
    
講 師:鳥居 徳敏 氏
     (神奈川大学教授)

内 容:
未完の聖堂として知られるサグラダ・ファミリアが 着工128年の昨年11月7日 
その堂内を完成させ ローマ教皇により聖別された 一般に言う堂内の完成である
この聖堂のロマンは永遠に完成できないことにあった
完成できないことを知りながら 神へのロマンを追い求めるガウディの姿にあった
しかし そもそもこの聖堂の建立目的は何であったのか 
ガウディはなぜ完成できなかったのか
ガウディは聖堂計画案を完成させることができたのか
スペイン内戦(1936)ですべての設計図書は焼失し 模型も破壊されたにもかかわらず 
どのようにして建設の再開が可能になり 誰もが予想しなかった堂内完成が今日なぜ可能になったのか 
そして 2026年の聖堂完成を目指しているが これは可能であるのか

昨年の堂内完成式典の模様を紹介しながら こうした諸問題を明らかにしようと思う

講師紹介:とりい・とくとし
1947年生浜松出身 名古屋工業大学卒 1973〜1984年マドリード留学 スペイン建築史専攻 博士(工学) 神奈川大学教授 
主要著書:『建築家ガウディ全語録』『建築家ガウディ、その歴史的世界と作品』(中央公論美術出版)、『ガウディ建築のルーツ』『ガウディの七つの主張』『ガウディの建築』『アントニオ・ガウディ』(鹿島出版会)、El mundo enigmático de Gaudí, Madrid; Instituto de España, 1983他

受講料:一般 1,000円 (本学学生無料)
※一般の方のお申込みは お電話にてお願いいたします

申込み・お問合せ
東北芸術工科大学
美術史・文化財保存修復学科教員準備室 担当木村
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL:023-627-2000(代表) 023-627-2023(直通)

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