全国FM放送協議会(JFN)加盟各社が主催した「JFN学生ラジオCMコンテスト2017」において、
文化財保存修復学科1年生の熊谷さんが優秀賞を獲得いたしました!
「あなたが通う学校を20秒、もしくは40秒のラジオCMコピーとして自由にPRしてください」という課題で制作されました。
文化財保存修復学科は、あまり広く知られていない学問ですが、
短い時間の中で面白く伝えられています。
7/21(金)〜8/3(木)までFM局全国38局ネットにて、実際のラジオCMとして放送されますが、
下記URLよりも聞くことが可能ですので、ぜひ一度お聞きいただければと思います!
http://www7.jfn.co.jp/cmc/
今日は2年生の立体の演習の授業にお邪魔してきましたので、
その時の様子をお伝えしたいと思います。
2年生の立体の演習では、前期の前半に自画像の木炭デッサン、後半に自刻像に取り組みました。
初めて粘土に触れる学生もいたようで、楽しそうでした。
合間になんかハンバーガー的なものも作られていたり?
いい顔いただいたり?
・・・何だかわいわいと楽しそうでした!
2年生は結構人数がいるのですが、柿田先生は1人1人に丁寧な指導で、
いつお邪魔しても学生の指導をしておられます。
今日は作品の講評の日ということで、1点1点講評をいただきます。
ずらりとみんなの顔が並ぶと壮観ですね。
あまり制作の途中経過が見ることができなかったのですが、仕上がった作品を見て本当に頑張ったんだなと感じました。
講評が終わったら壊してしまうそうで、少しもったいない気もしますが、
きっと無くなっても、体で感じたこと、学んだことは忘れないでしょう。
これからもそんな経験を重ねていってほしいなと思います。
今日は立体作品修復室にお邪魔しました。
ちょうど3年生の授業中で、自身の顔を粘土で模刻しています。
何故文化財の授業で彫刻を?と思われる方もいるかもしれませんが、
作品を扱うには、造形力や、観察力など様々な力を必要とします。
今回の演習では、そうした力を鍛えていくのが目的です。
今日は10週ほど続いた原型作業の最後の日で、来週には石膏で型をとり、今後は乾漆技法を学ぶ予定です。
※乾漆技法:仏像の制作方法の一つで、粘土で原型を作り、麻布を漆で貼り合わせていく技法。
最終日・・・ということで、いつも以上に真剣な空気が漂っていました。
立体のゼミ生はわいわいと明るく元気な学生が多いのですが、
スイッチが入るとぐんっと表情が変わります。
やはり何かに集中している人ってかっこいいですね~!
何だか見ているこちらまでアツイ気持ちになりました。
以上立体ゼミの様子でした。
p.s
・・アツイといえば、最近の山形。
これじゃぁ食欲も失せてきますね。
そうめんの出番かな?(^ー^)ニコ
文化財保存修復研究センターから公開講座のご案内です。
タイトル:『正倉院宝物を科学する』
講 師:成瀬正和 客員教授
日 時:平成29年7月15日(土)14:00~15:30
会 場:東北芸術工科大学 本館301講義室予定
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
正倉院宝物はおおよそ1300年前に作られたものです。
わが国の文化財の中でももっとも古くから、保存と科学的調査が行われてきました。
最初は肉眼観察を中心にした調査でしたが、今では科学機器などを多く用いています。
今回の公開講座では、宝庫・宝物の保存管理,調査研究,整理や修理に深く携わってきた講師の成瀬先生に成果の一端をお話しいただきます。
★講座終了後、本学への入学を希望・検討されている高校生や、保護者または高校の指導教員を対象に個別相談会を開きます。
文化財保存修復学科について詳しくお知りになりたい方、興味を持たれた方は是非この機会に本学科教員や本研究センター研究員とお話しをしてみませんか。
ご興味をお持ちの方は、お誘い合わせの上、お気軽にご来場賜りますようご案内申しあげます。
今日は保存科学ゼミ3年の授業の様子をお伝えしたいと思います。
前々からちょこちょこ取材をしていたのですが、ようやくのアップお許しください。。。
さてさて保存科学ゼミは米村先生が担当されておりますが、
副担当として、文化財保存修復研究センターの石﨑先生にも教えていただいております。
まずは石﨑先生の講義の様子からお伝えいたします。
水分ポテンシャルとは、土に含まれている水分の動きや保持力など、水ストレスを表す数値で、
今回の講義では、そのポテンシャルの測定や、顕微鏡で観察をして、水分ポテンシャルを理解するという内容とのことです。(たぶん)
全くの専門外にてちんぷんかんぷんでしたが、
優しい保存ゼミの皆さまに教えていただいてわかったような気がするようなしないような・・・
気になる点は、保存科学のみなさんに聞いてくださいね!
試料作りの様子。
色々な場所で採取した土を、それぞれ割合を変え蒸留水を含ませます。
真剣な様子は、どこか職人っぽいです。
機械にかけて測定し、結果を待ちます。
みんな理解は深まったでしょうか?
以上石﨑先生回でした。
そして米村先生ご担当の講義は大学前の池にて実施。
水浴びしているんじゃなく、調査の一環ですよ~。
保存科学ゼミは学外への調査も多いのですが、今回は学内にあるこちらの作品の状態調査を行っています。
こちらは大学が所有している作品で、ちょうどバス乗り場の前あたりにあるものです。
作品に付着している付着物の特定するために、
メスを使用してサンプルをとり、分析をします。
今後も調査は続きますので、
見かけたら怪しい・・!なんて思わず、温かい目で見守ってくださいね。
以上、米村先生回でした。
さてさて次はどの授業に潜入しようかな・・・