こんにちは!
今こんなに暑くて 夏本番はどうなるの!?・・・不安な副手です。
先週、東京研修に行ってきました。
東京国立博物館、国立西洋美術館、ブリヂストン美術館をお伺いし、施設の裏側を拝見したり、歴史をお伺いします。
1日目午前中は、国立西洋美術館です。
早速、絵画修復室を拝見する一同。
周りの作品にものをぶつけないよう、手荷物少なめ。
筆記用具は鉛筆です(ボールペンですとインクが飛び散る恐れがあり、シャープペンシルだと芯が飛ぶ恐れがあるのです)。
色の変化やカビの臭い、直接伺うからこそ得られる情報があります。
みんなが取り囲む、部屋の真ん中には彫刻作品が!
作品に使われている素材や状態について 説明する藤原教授。
撮影室も見せていただきました。
思わず見上げる天上の高さ。どんな大きい作品も全体像が撮れますね。
1日目午後は東京国立博物館。
東京国立博物館には、保存修復について紹介する展示スペースがあります。
文化財の扱い方、保存の方法、修復に使用する道具など
さまざまなものが紹介、展示されています。
学芸員さんに解説をいただきながら、展示を拝見するという贅沢さです。
みんなが覗き込んでいますが、
この展示台、実はケースの淵(裏)にライトが付いていました!
作品を鑑賞する際には、ライトは視界には入りません。
そのため、作品鑑賞の妨げにならないようになっているのです。
実はこの展示ケース!展示台の足(見えますかね・・・)を伝い、
下から空気を循環させ、ケース内の温湿度を調整しているのです。
パッと見ただけでは、そのような仕組みはまるでわかりません。
鑑賞を妨げず、しかし作品はしっかり守れるよう 作られているのです。
この東京研修で学んだことを、各自まとめて7月に発表してもらいます。
毎年、さまざまな発表があって楽しみです。
今年はどんな発表を聞けるのか!
またお伝えできればと思います!!