文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
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2014-06-25

東京研修!美術館・博物館の裏側拝見!

こんにちは!

今こんなに暑くて 夏本番はどうなるの!?・・・不安な副手です。

 

先週、東京研修に行ってきました。

東京国立博物館、国立西洋美術館、ブリヂストン美術館をお伺いし、施設の裏側を拝見したり、歴史をお伺いします。

 

1日目午前中は、国立西洋美術館です。

早速、絵画修復室を拝見する一同。

周りの作品にものをぶつけないよう、手荷物少なめ。

筆記用具は鉛筆です(ボールペンですとインクが飛び散る恐れがあり、シャープペンシルだと芯が飛ぶ恐れがあるのです)。

 

作業台の上には、本物の作品が並びます。

色の変化やカビの臭い、直接伺うからこそ得られる情報があります。

 

こちらは彫刻作品の修復室。

みんなが取り囲む、部屋の真ん中には彫刻作品が!

作品に使われている素材や状態について 説明する藤原教授。

 

撮影室も見せていただきました。

思わず見上げる天上の高さ。どんな大きい作品も全体像が撮れますね。

 

1日目午後は東京国立博物館。

東京国立博物館には、保存修復について紹介する展示スペースがあります。

文化財の扱い方、保存の方法、修復に使用する道具など

さまざまなものが紹介、展示されています。

 

学芸員さんに解説をいただきながら、展示を拝見するという贅沢さです。

 

実際に使われている展示ケースについて説明いただきました。

 

みんなが覗き込んでいますが、

この展示台、実はケースの淵(裏)にライトが付いていました!

作品を鑑賞する際には、ライトは視界には入りません。

そのため、作品鑑賞の妨げにならないようになっているのです。

 

今度はみんな見上げるように展示ケースを見ていますね。

実はこの展示ケース!展示台の足(見えますかね・・・)を伝い、

下から空気を循環させ、ケース内の温湿度を調整しているのです。

 

パッと見ただけでは、そのような仕組みはまるでわかりません。

鑑賞を妨げず、しかし作品はしっかり守れるよう 作られているのです。

 

この東京研修で学んだことを、各自まとめて7月に発表してもらいます。

毎年、さまざまな発表があって楽しみです。

 

今年はどんな発表を聞けるのか!

またお伝えできればと思います!!

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