文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
*
2011-11-28

ゼミリョコウ_東洋編


前回の記事に引き続き
東洋絵画修復ゼミの学生さんからゼミ旅行の記事をお寄せいただいたので
ご紹介します

今回は長編旅行記です
それではどうぞ

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期日:11月15(火)〜19(土)日4泊5日
教員:三浦 功美子 先生
ゼミ生:T橋・T屋・H澤・I藤・K野(5名)

■2011年11月15日 ゼミ旅行1日目・奈良■

13:00に近鉄奈良駅で待ち合わせ。
少し肌寒かったですが、晴天でよかったです。
ちなみにゼミ生5人中2人が風邪をひいていました。
点滴を打ってから来たという人もいました。

まず今日のコースをご紹介。
興福寺 → 吉城園 → 東大寺 → 東大寺ミュージアム

以上です。
半日ですべてを回ります。

*

まずは興福寺。
商店街を抜け、猿沢の池のほうを通って行きました。
はじめに「三重塔」と「北円堂」が特別公開されていたので見てきました。

途中でシカに遭遇。

2011-11-24

ゼミリョコウ_西美編

めっきり冷え込みました
みなさんあたたかくお過ごしですか?

秋になると美・文学科の3年生はそわそわし始めます
必修授業「専門研究調査演習」があるためです
まあ、ざっくり言うと「ゼミ旅行」です

学生さん自身が自らの研究テーマに即した見学地を探しだし
プランを練って
スケジュールを組んで
旅をします

条件は「国内」であること くらいですね

これから 何回かに分けて このゼミ旅行について
学生さんにレポートしてもらおうと思います
(全部のゼミをご紹介できるかは・・・・)

ということで「西洋美術史ゼミ」からはじめましょう

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期日:11月8(火)〜11(金)日3泊4日
教員:安發先生
ゼミ:小T・S子・F吉(3名)

今年の研修旅行のテーマは関東地方限定の「スペイン絵画を巡ろう!」でした。

しかし…そのテーマに収まらずに興味のある展覧会や名所等を押さえた旅行になりました。
その模様をゼミ生の小Tが紹介しようと思います。

■11月8日(火)1日目■

午前:国立西洋美術館「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」
午後:三菱一号館「トゥールーズ=ロートレック展

※この日はカメラを持参していなかったため、写真がありません。すみません。

*

旅行初日、各自でゴヤ展を見た後に集合する予定でしたが、
急遽先生は後に合流することに…    

≪着衣のマハ≫の前ではやはり多くの人が立ち止まり、美とは何であるか?という問いを皆考えているように見えました。

午後には三菱一号館の前で無事に先生とゼミ生が合流でき、
早速ゴヤ展の感想を聞かれました。
(ここから人目もはばからず、展覧会図録とともに一対三の青空教室の開始です…)
しばらくしてから、先生の一声で三菱一号館へいざ入館。
ゼミ生が観終わっても先生が現れる気配は一向になく、その原因は展覧会カタログを全て読んでいたことにありました。
…この展覧会を先生が一番堪能していたかもしれません。

■11月9日(水)2日目■

午前:国立新美術館「モダン・アート、アメリカ―珠玉のフィリップスコレクション展
午後:東京都写真美術館「こどもの情景―原風景を求めて−」「畠山直哉展 National Stories

□国立新美術館

2日目は開館時間に入館。絵画の前で討議しながら観ていくと、あっという間に時間が過ぎて行きました。特に都会の孤独がテーマになっている絵画についての皆の意見は様々で、面白いものでした。
しかし、皆早くもお疲れ気味な様子…
昼食に美味しい中華を食べ、元気を取り戻し、(先生はしばらく辛さを引きずっていましたが…)
次の東京都写真美術館へ!

□東京都写真美術館


子どもの情景」では、圧倒的な作品の数を展示していた植田正治、木村伊兵衛、森山大道などのなかに、2000年代に作品を発表した朝海陽子、川内倫子、やなぎみわの女性写真家の作品も数点展示してありました。
今日の2つの展覧会でゼミ生はすっかり疲れてしまいましたが、先生は今日も展示室から出て来る気配はありませんでした。


■11月10日(木)3日目■

ゼミ生は小田急線で小田原へと向かいました。そう、今日から神奈川県へ突入です。
小田原駅から車を借りて箱根へ向かいます。
まず初めにポーラ美術館「レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」に行く予定でしたが、向かう途中にある「生命の星・地球博物館」に目がとまった先生とゼミ生は…そこへ行くことに決めました。

□生命の星・地球博物館へ(興味津々)
ゼミ生たちは、博物館のいん石、恐竜、動物の剥製、昆虫の展示に至るまでの自然の偉大さを感じて鳥肌が立っていました。先生も興奮気味に(やっぱり一番最後に)展示室から出てきました。

□ポーラ美術館

美術館の周囲にはブナとヒメシャラという高さ30mもの木が多く生えており、美術館はすっぽりとその木々の中に収まっているように見えました。

企画展と常設展を通して観ると、ポーラ美術館の所蔵作品の豊富さに圧倒されました。また、ここでピカソの作品数点を観ることができました。

この日の夜ご飯では、途中から思わぬゲストが参加し、楽しい会話で夜が更けていきました…(また食べに行きたいです)

■11月11日(金)4日目■

午前:彫刻の森美術館 ピカソ館「ピカソコレクション
午後:箱根神社

□彫刻の森美術館


その雨を物ともせず、先に進む先生にゼミ生はたじたじ…。
しかし、霧がかった山道を歩き、やっと着いた箱根神社はいつにも増して荘厳な雰囲気を漂わせているように見えました。

4日目最終日、あいにくのどしゃ降りの雨。
ピカソ館では素描、版画、油彩、彫刻がありますが、特に陶芸作品を多く観ることができました。
ミュージアムショップにはピカソのポストカードが沢山置いてあります。

その後、お昼に蕎麦と蕎麦の実アイス(絶品)を食べてから箱根神社へ。

雨は激しさを増していました…

□箱根神社
そして、湖の側にある平和の鳥居に着く頃には、全員ずぶ濡れ状態に。
(そんな状態でも先生だけは意気揚々としていたように思います)

それでもしっかりとポーズをとって記念写真を撮り、晴れて研修旅行のトリを飾ることができました。

皆さん4日間本当にお疲れさまでした。

興味の赴くままに、楽しい旅行となりました。

学芸員の方から、「箱根の自然と美術の強制」をコンセプトにしているポーラ美術館の建物と土地の説明をして頂きました。

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