こんにちは。もう来週は12月!
一段冷え込んだ気がいたします。
みなさん風邪などひいていませんか。
さて。文化財保存修復学科の学生が
授業や実際の修復作業を行い、学習の拠点としています「文化財保存修復研究センター」から研究成果展のお知らせです。
※詳細はこちらから!
2014年11月26日
文化財保存修復研究センター研究成果展
会 期: 2014年12月13日(土)-12月23日(火・祝日)
*15日(月)の休館日を除く10日間
会 場: 文翔館(山形市旅篭町3丁目4番51号)
時 間: 9:00-16:30
*最終日23日は15:00まで
■入場無料
主 催: 東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター
後 援: 西川町教育委員会・大江町教育委員会
高畠町教育委員会・ 山形市教育委員会・山形県教育委員会
協 力: 株式会社リバースプロジェクト
オオホリ建託株式会社
文化財保存修復研究センタ-では、平成22年度から26年
度まで
「
化力の向上
究対象となった地域の文化遺産ともに展示する研究成果展を
開催いたします。
本展覧会では、研究を通じて再発見した山形に現存する
「地域文化遺産」を生み出された背景ともに“地域文化の物語”
として紹介し、山形で展開された文化の魅力を、展覧会を通じ
て体惑できるような展示を企画しています。
※ご紹介VTRです。ご覧ください。
今年のNHK大河ドラマ主人公である戦国武将 黒田官兵衛(孝高/如水)所用の
「銀白檀塗合子形兜(ぎんびゃくだんぬりごうすなりかぶと)」が
所蔵されている“もりおか歴史文化館”で展示されています。
先日、本学科の保存科学研究室の教員と学生が現地を訪問し、
今回のテーマ展では、それらの調査結果についても
速報として報告されています。
ご都合がよろしい方は是非足をお運びください。
以下、もりおか歴史文化館HPより引用
http://www.morireki.jp/exhibition/detail_thema.php?data_id=515
「この兜が盛岡に伝来したのは、黒田官兵衛が生前に家臣 栗山利安に与え、寛永9年(1632)に起きた黒田騒動(福岡藩のお家騒動)で、利安の子である福岡藩家老 栗山大膳(利章)が盛岡藩にお預け(江戸時代の刑罰のひとつ)となった際に持参したとされています。
今回のテーマ展では官兵衛所用の兜を筆頭に、兜に関して新たに分かった調査報告の情報や兜を盛岡にもたらした栗山一族にかかわる資料等(新出資料あり)を公開いたします。
」
◆展示期間:平成26年11月19日(水)~12月15日(月)
※資料保存のため、原資料の展示は11月19日(水)~
11月24日(月・祝)の6日間になります。その他の期間は
複製品の展示となります。
◆会場:もりおか歴史文化館 2階歴史常設展示室(展示室Ⅴ・テーマ展示室)
11月もなかば、ぐっと寒くなったもので
朝晩の気温がひとケタ・・・
そんな今日の授業の様子です。
まずは、3年生の「保存科学応用演習」
この授業では、各自がミニ研究テーマを設定して、実験をくりかえしています。
専門の薬品や機材を使用し、先生に指導いただきながら検討をかさねます。
それぞれの研究テーマについて、いつかこの場を借りて
みなさんにお知らせできたらなと思っています。
さて、隣の部屋では4年生が卒業論文の執筆のため
修復作業を行っています。
天井画の「剥落止め」を行っています。
絵具が剥がれ落ちるのを防ぐため、膠(にかわ)を塗っています。
お寺に行った際にはぜひ見ていただきたいのですが、
天井一面に絵がはめ込まれているときがあります。
正方形の板が何枚も組み合わさって天井を埋めているので
その枚数は膨大なもの。
根気が必要な作業です。
こちらは掛軸を仕立て直すために
裂(きれ)を新調するのですが、色や質感を作品に合わせるために
試行錯誤中!
なんと仕立て直す前にこんなにもサンプルを作り上げます。
納得いくまで繰り返し、はじめて仕立てあげるのです。
4年生は卒業論文提出まであと2か月、
ラストスパートです!
一緒にがんばりましょう!!