文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
*
2010-12-15

にぽび〜関西研修旅行特集〜


毎年、この季節に開催される学部3学年のイベント。

今年は学部4年のK嶋とS藤?も何故かN坂教授に誘われて同行させていただきました。

『怒涛』という言葉が似合う日本美術史ゼミの事です。

旅行の内容も凄まじいものでした。

歩き続けて寺廻り、雨にも負けず、鹿にも負けず、足のむくみにも負けず、
イベントのせいでやたらと人が増えた奈良の人口密度にも負けず…
な日本美術史ゼミ研修旅行の内容を一部ご紹介したいと思います。

ちなみにこの文章の執筆者であるS藤?は、
1日目猛烈に熱と咳に襲われた為、
1日目の内容を知らない為、アップできませんでした。

すみません。

尚今回、にぽび怒涛旅行に随行した勇者は以下の5名です。

【総帥】N坂教授……例え旅行でも決して筋トレは欠かせない、我らがリーダー。いつも手ぶらの様でジャケットの中はビックリするほどユートピア。

【勇者】U浦  ……三笠のどら焼きを買って電車の中で食べた伝説を持つ。総帥の歩く速さについていける兵(つわもの)。

【賢者】S藤?……皆が普通のメニューを選ぶ中、唯一『こぶうどん』を注文した渋みを持つ。

【おまけ?】K嶋……にぽびのムードメーカー。彼女が居るといろいろ助かる。物を美味しそうに食べる事が出来る。

【おまけ?】S藤?…神聖なるにぽびの旅行内容をこの様などうしようもない文章でまとめてしまった人。

===

1日目(10月26日)…東寺→広隆寺 

※何があったのか書けません。 

2日目(10月27日)…午前〜法隆寺・中宮寺
           午後〜法輪寺・法起寺

法隆寺へ入ろう!

法隆寺へ向かうシーンです。

法隆寺と言えば鞍作止利作の釈迦三尊像です。

写真で見るよりも迫力があり、圧倒されます。

そして外には土産屋がありN坂教授はしきりにK嶋に団子を勧めていた。

法輪寺へ向かう一行

実は法隆寺、中宮寺のさらに奥に法輪寺という寺があります。

皆さん、法輪寺で一杯一杯なのか、ここまで来る人はあまりいませんでした。

が、穴場です。

その後、さらにバスを待つ時間つぶしに法起寺というまた隠れた穴場のお寺にも行きました。




3日目(10月28日)…午前〜奈良博【正倉院展】
                午後〜東大寺、興福寺

気合で入ろう正倉院展!

9時30分にはもう入場規制がかけられておりました。

入口には長蛇の列。

それを尻目ににぽび一行はこそこそと会場内忍び込みに成功(笑)。

でも会場内も人、人、人…昨日の足の疲れが残る4年組はそそくさと抜け出しました。


東大寺〜二月堂、正倉院、興福寺まで歩き続ける

東大寺の門の二王や狛犬、内部の盧舎那仏像を鑑賞後、人込みを掻き分けながら鐘楼や法華堂、二月堂、三昧堂等を見物。

その後興福寺へ…。

しかし、目玉の阿修羅像は2時間待ちの為見られませんでした。

とりあえず北円堂を覗き弥勒如来像等を鑑賞。

その時の4年組の足はプルプルし出し、限界点に達していた。


最後に小洒落た喫茶でティータイム

N坂教授が学生時代の時からあったという喫茶店で最後に休憩。

一人々カップの柄が違うというこだわり様……。

そして美味しい。

その時N坂教授はしきりにK嶋にケーキを勧めていた。



4日目(10月29日)…午前〜唐招提寺、薬師寺
                お好み焼き、午後〜解散

薬師寺は綺麗だった。

薬師本尊の台座の裏の四神(よく歴史の教科書に載るアレ。)を見ることが出来ました。

吉祥天が公開されおり、なかなかグラマーでした。

2010-12-10

はぎ取ってきました・・・。


皆様こんにちは。

先日実施した
ちょっと雰囲気の異なる、科学の活動を紹介します。
博物館などで、たまに見かける貝塚や地層の展示。
あれは、実際の露出面を転写(はぎ取り)したものなんですね。
先日、とある発掘現場で土層転写の作業を実施しました。
古墳時代から現代まで重なるそれは、
歴史の堆積でもあります。

きれいに露出させた面に専用の接着剤を塗布し、
さらに裏打ち用のガーゼを、接着。
接着剤が完全に固まったら、あとはベリベリとはがすだけ。

今後、展示できるよう、
クリーニングと、板への貼り付け作業と続きます。

時には現場で、
ドロンコ作業もやっちゃいます!!

2010-12-10

金属処理

2010-12-09

演習レポート

こんにちは。

後期に開講している“保存科学演習(2年生対象)”の一コマです。

この演習では、現代の文化財保存修復では避けて通れない、科学的な調査のうち、レントゲンなど、光学的な調査方法について学びます。

毎年、グループごとに作製した『仮想文化財』を実際に
レントゲン・赤外線・紫外線・エミッシオグラフィーの4つの手法で調査します。
各班、趣向を凝らした多層構造の絵画。
肉眼で見えない情報は、見えてくるのでしょうか?

レントゲンフィルムをライトボックスを使って観察。
お医者さんみたいなシーン。

真剣に結果を考察中!
たぶん・・・(笑)

この後、エミッシオグラフィー、紫外線での蛍光反応と続きます。


赤外線での画像をプリントアウト

絵に赤外線を照射して、特殊なカメラで観察しています。
下の層の情報、見られましたか〜?

2010-12-06

大学院修士1年生レビュー

毎年恒例
大学院修士1年生レビュー
の時期がやってきました。

美術史・文化財保存修復学科の関連領域である

『保存修復研究領域』に所属する学生の発表は、明日

12月7日17:30〜
大学本館207講義室

です。
発表テーマは以下です。

1.江戸時代の仏像の保存修復
―山形県を中心に活動した江戸時代末期の仏師の作例を中心として―

2.焼損資料の保存修復
―火災被害を受けた文書資料の状態観察と処置検討―

3.雛人形の保存修復

4.椿貞夫作品の科学的調査結果の再考察

5.陶磁器の保存修復
〜美術館・博物館所蔵作品における再修復の理念と介入方法について〜

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