時は遡りまして4月16日
長々とセンターで修理作業を行っていたあの天井画の山が、
ようやく海向寺に帰りました。
あ、海向寺の粟島水月観音堂の天井です。
格子状の枠があり、約40cm四方の板がはめ込まれ、
そこに鳥や花などを描いた和紙が張られていました。
その数36枚!!
時間が経ち状態が悪くなってしまったため、センターで修理することになりました。
主な修理作業としては、
・板地から本紙(絵が描かれている和紙)をはがす
・本紙のクリーニング
・本紙裏打ち紙を交換する
※裏打ち:補強のため、紙や裂の裏面から裏打ち紙を糊で貼ること
・本紙がなくなっている部分が目立たないように地色合わせをする
※地色合わせ:本紙の地の部分に合わせた着色をすること
・元の板地に張りこむ
などなど…
他にもたくさんの工程を経て、めでたく納品の日を迎えました!
当日は、先生と学生が3台の車で朝八時に大学を出発。
途中山越えでは季節が戻ったみたいに雪でしたが、
2時間かけて酒田の海向寺にたどり着けば春のいい天気でした。
晴れ男の力で。
天井へのはめ込み作業は1日がかりで行われました。
見取り図を確認しながらの、慎重な作業です。
ここは東洋絵画修復ゼミ。
上記のように豪語するのは東洋の主、三浦先生。
今年は
院生3人、4年6人、3年6人でやっていきます。
お茶会のコップがめんどくさい人数です。
みんな!!消耗品のチェックがんばろうねー
東洋絵画修復ゼミ4年
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