文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
*
2012-01-23

李朝工芸と文人の書


新しい年を迎えました
みなさんお元気ですか

1月21日(土)14:30〜
新春特別企画出羽桜美術館にて見学

1年生から4年生までが参加

雪が少し降っていて寒かったけれど
皆さんじっくり見入っていました

===
授業名_美術史基礎演習
ご担当_長坂先生

2011-10-13

2011東北研修旅行


この3連休は大変良いお天気でした

ぷらぷら散歩していたら金木犀の香りがしてきて
秋の訪れを感じました

山形の秋は短いですが美しさが凝縮されています

季節の訪れを肌で感じながら 大学は後期授業がスタートしました

学生のみなさんは
授業のペースに慣れるまで もう少し時間がかかるかもしれませんね

ということで 夏休みの想い出をしましょう

===

東北研修旅行ビボウロク

わたしたちは 文化財と 美術作品 を求めて旅をします

1年次に 東北地方(東北研修旅行といいます)
2年次に 関東地方(東京博物館見学といいます)
3年次に 関西地方あるいは国内(ゼミ旅行といいます)

を巡る旅に出ます

大学での4年間は長いようで とても短いのです
この限られた時間の中で
学生さん自身が主体となって
ものごとに取り組む習慣を身に付けてほしい
という意図がこの研修旅行に内在しています

9月1〜3日2泊3日の研修旅行は
例年は6月上旬に実施するのですが
今年はイレギュラー開催です

1年生とともに栃木県から新潟県へ2泊3日の旅をしました
寺社仏閣を6ヶ寺と美術館を3館を訪れました

昨年に負けないほどのハードな旅でした
その様子を(横着して)写真で巡りましょう

1日目 栃木県宇都宮市へと向かいました

■1ヶ寺目 能満寺
ご住職様のご厚意でかなりの密着度で拝観させていただきました
上級生が1年生に解説中
手前にいるのは先生

■2ヶ寺目 大谷寺

到着した途端に雨がやみました
壮観な眺め
「石!石!」と叫んでいます

●1館目 栃木県立美術館

学芸員さんと藤原先生との会話は くるくる展開して 着いていくのが大変
とにかく 観て 聴いて 感じてください


宿泊施設での夕食のようす
一日目の総括をいただきます

2日目 今日が旅の山場です! 台風15号が直撃している見学地へと立ち向かっていきました

おや いつのまにか てるてる坊主!
願をかけて 祈ります

●2館目 ハラミュージアムアーク

スタッフの方のお話しをきいて 自由行動です
敷地が広いので 効率よく見学しましょう


雨が上がれば すかさず 記念写真を


一瞬の雨上がりの中で記念撮影
東照宮のスケールの大きさ 益々興味が湧いてきます

3日目 最終日です 渋川から魚沼市へ向かいます

■5・6ヶ寺目 永林寺・西福寺
堂内でじーっくり天井画を凝視し
廊下のウィットに富んだ 嵌め細工を ほうほうほうと

■3・4ケ寺目 日光東照宮と輪王寺

到着した途端に 滝のような雨!

びしょぬれ!

それでも登りました 歩きました 

修復中の輪王寺は イケメンガイドさんが案内して下さいました(写真がないのが残念)

下の写真はそのあとの東照宮にて
先生が小学生の群衆に吸い込まれていきました

長いようで あっという間の 3日間でした

文化財や美術作品に対する 
接し方・考え方のポイントを
感覚として体感出来たのではないでしょうか

これから1年生は
美術史を学ぶにせよ
保存修復を学ぶにせよ

悩んだり 迷ったり どうしていいか分からないことが
たくさん あると思います

そういったときに ものをみる喜び という感覚を大切にして
その想いを 持ち続けて
みること
みようとすることが
出来るようになればいいなあ とおもいました

それでもって
美術史であったり保存・修復に
向かっていってほしいなあと

帰路で おもったことなのでした

☆追記(御礼)☆

今回の旅行に際しては
沢山の方々にお世話になりました

行く先々の見学地では
快く拝観・見学させていただくことが出来ました
ご住職様 管理者のみなさま 美術館で働くみなさまに
感謝申し上げます
ありがとうございました

また この旅行を影ながら支えて下さったのが
旅行会社のWさんとドライバーさんです
台風直撃の見学地へ向かう最中(この意気込みが今更ながらすごいと思います)
次の見学地はキャンセルになるかもしれないと
何度も諦めそうになりました
その中で何とか全工程をクリアできたのは
お二方のおかげ!
走行距離1000キロ!
さらっと「平気です」と仰るドライバーさんはすてきでした

それから上級生参加者です
今回は4名が参加しました

 旅程の企画構想
 (どこの地域をどのような経路で見学するか)
 各見学地の情報収集
 (1年生の質問には何でも応えたいから頑張ります)
 冊子の作成
 (分かりやすいように噛み砕くのがまた難しい)

などなど
自身の研究で忙しい中で 取り組んで下さいました

上級生がいたからこそ
この旅行に奥行と深みが出たものと思います

良い旅になって本当に良かったです

沢山の方に愛と感謝をこめて

2011-06-23

公開講座_サグラダ・ファミリア聖堂―ガウディのロマンとその実現―


今週初めに梅雨入りした山形には 一気に汗ばむ暑さが訪れました
加えての強風注意報にもてんやわんやです

気まぐれな天候には悩まされますがみなさまいかがお過ごしですか

夜の寝つきも悪い日が続きますが 
ある日の朝焼けは非常に美しく空気の澄みわたっていて気持ちの良いものでした

そんな夏本番前に 学科の催しものお知らせを

東西美術紀行のご紹介です

※東西美術紀行
毎年、西洋や日本の美術作品にまつわる講座を行います。一般の方々および学生に名作を紹介し、楽しみながら理解を深める講座としています。

今回は スペイン本国でもガウディ研究の第一人者として知られる鳥居徳敏氏(神奈川大学教授)を講師に招き
バルセロナに今も建設中のサグラダ・ファミリア聖堂をめぐって
彫刻的で創造性豊かなこの聖堂建築の魅力について
分かりやすく解説していただきます

ガウディの建築は 一見きわめて独特ですが 決して単なる「奇想」によるものでなく スペインの風土や伝統に深く根ざしています

東西美術紀行に参加したことがないみなさん
ガウディ建築に興味をお持ちのみなさん
サグラダ・ファミリアに行ってみたいと考えているみなさん

貴重な時間と空間を
みなさんと共有できることを願っております

みなさま お誘い合わせのうえ ご参集ください

なお
本学の学生さんは 無料となります
ふらり 訪れてみてください

もちろん 一般のみなさまのご参加もお待ちしております

事前予約制としていますが
当日に来て下さっても構いません

インフォメーション

東北芸術工科大学 美術史・文化財保存修復学科主催
公開講座 東西美術紀行

日 時:2011年7月16日(土)
     13:30〜15:00
     13:00開場

会 場:東北芸術工科大学 本館407講義室
    本館207講義室(教室が変更となりましたのでご注意下さい 2011.7.6)

講演名:サグラダ・ファミリア聖堂
     ―ガウディのロマンとその実現―
    
講 師:鳥居 徳敏 氏
     (神奈川大学教授)

内 容:
未完の聖堂として知られるサグラダ・ファミリアが 着工128年の昨年11月7日 
その堂内を完成させ ローマ教皇により聖別された 一般に言う堂内の完成である
この聖堂のロマンは永遠に完成できないことにあった
完成できないことを知りながら 神へのロマンを追い求めるガウディの姿にあった
しかし そもそもこの聖堂の建立目的は何であったのか 
ガウディはなぜ完成できなかったのか
ガウディは聖堂計画案を完成させることができたのか
スペイン内戦(1936)ですべての設計図書は焼失し 模型も破壊されたにもかかわらず 
どのようにして建設の再開が可能になり 誰もが予想しなかった堂内完成が今日なぜ可能になったのか 
そして 2026年の聖堂完成を目指しているが これは可能であるのか

昨年の堂内完成式典の模様を紹介しながら こうした諸問題を明らかにしようと思う

講師紹介:とりい・とくとし
1947年生浜松出身 名古屋工業大学卒 1973〜1984年マドリード留学 スペイン建築史専攻 博士(工学) 神奈川大学教授 
主要著書:『建築家ガウディ全語録』『建築家ガウディ、その歴史的世界と作品』(中央公論美術出版)、『ガウディ建築のルーツ』『ガウディの七つの主張』『ガウディの建築』『アントニオ・ガウディ』(鹿島出版会)、El mundo enigmático de Gaudí, Madrid; Instituto de España, 1983他

受講料:一般 1,000円 (本学学生無料)
※一般の方のお申込みは お電話にてお願いいたします

申込み・お問合せ
東北芸術工科大学
美術史・文化財保存修復学科教員準備室 担当木村
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL:023-627-2000(代表) 023-627-2023(直通)

2011-05-27

着々と_OC1


みなさん いかがおすごしでしょうか?

きょうは 5月29日のオープンキャンパスのご案内を すこし

あまり 気取らず 飾らず

できるだけ ありのままの
美・文学科を 私たちを 観てほしいと思って

これまで 企画の準備を進めてきました

===

毎日コツコツの成果がまずこちら


これで あなたも 美・文学科がわかる!

セルフガイド方式にしていて、

最初のページ(黄色のシマシマ)をもらったら

あとは 参加者のみなさんが

気になる研究室(ゼミ)のカードを集めていって下さい

学科の企画紹介とか ゼミ紹介とか 入試の話とか
いろいろ 書きました

その場でも役に立つし 
おうちに持って帰ってからも(きっと!)役に立つわ

==

それから 興味があるけれど どこからみていいかわからない

という方は このスタッフカードを身につけている学生さんに

そっと 声をかけてみて

その場から 見学ツアーがはじまります

学生さんの視点で 学科案内をしてもらいましょう

参加者のみなさん 遠慮はいらないのよ

===

学科の学生さんには またまた無理難題を言ってしまう(しまっている)けれど

多大にご協力いただき

多くの方に 学科の良さを伝えていけたらと 思います

どうぞどうか よろしく たのみます

ひさしぶりの 副手でした

2011-05-27

ディスカッションのすすめ_OC1


今回の オープンキャンパス1 では

はじめて実施する企画がありますのでご紹介いたします
■ディスカッション
 体験授業 震災と文化財-大学の取り組みについて-

■日時 2011年5月29日(日)
    13:30-15:00(90分)

■場所 本館3階301講義室

■参加者のみなさんへ

東日本大震災を受けて、

本学科と文化財保存修復研究センターがどのような活動をしてきたか

このことについて 

教員と学生が情報を共有し 

意見交換の場を持ちたいという気持ちから実施にいたりました

・震災を受けてあらためて「文化財」をどうとらえるか

・美術史や保存修復を学び実践する私たちに何ができるか

・社会の中での役割は何か

学生さんのそれぞれの立場で 感じ考えさせられることが多かったでしょうし 

それは 
本学科に興味関心を頂いてくれる みなさんも同じことだと思っています

ディスカッションという方法をとって

教員はもとより 特に学生さんがそれぞれの意見を持ち発表する

こういった生の現場を
参加者のみなさんにも みてきいて体験してほしいと 考えています

===

教員は やる気です

1 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 17

カレンダー

2024年11月
« 5月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

メタ情報

東北芸術工科大学
TUADBLOG