文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
*
2009-12-10

山寺見学


先週末の「世界ふしぎ発見!」
みなさん ご覧になりました?

中国・九寨溝&黄龍 編

わくわくしました
というのも数年前に副手も訪れたことがあるからです

ミステリーハンターはロープウェーで
ぐんぐん行きましたけれど
自分は徒歩で登りました
トレッキングのつもりが修行になりました

この場所へは
飛行機とバスで一気に駆け上がります
およそ富士山の頂上から山登りを始めるようなものです
凄まじいほどの気圧の変化に打ちのめされながらも
その絶景をみれば!です

いやはや あの位タフでないと
ミステリーハンターにはなれないのね(ため息)


===

「登る」つながりでレポートをひとつ

先月末
1年生必修科目の美術史基礎演習では
恒例の「山寺研修」がおこなわれました

例年は初夏に行うものですが
新カリキュラムの設定から今年は初冬に

バスと電車を乗り継いで 到着

まずは根本中堂前に集合して
ご担当長坂先生のお話を

中堂内陣へお邪魔して じっくり鑑賞

ご本尊の薬師如来から日光菩薩・月光菩薩さらに十二神将
さらにさらに文殊菩薩に毘沙門天

お堂はとても寒いです
しかし心はわくわくです

学部の上級生や大学院生
センター研究員の方々に
ご参加いただき
それぞれのご専門分野から
1年生にレクチャー

美術史的
造形的
保存修復的

ものをみる眼 考える力
求められるものは多様にあるのです

はてさて
1年生諸君にはどのようにみえたでしょうか

続いては秘宝館へ
立石寺の仏像 宗教資料 そのほか貴重な文化財
が納められています

その次は
山寺のハイライト!

山門をくぐって長い石段を登ります

奥の院を目指します

長坂先生はとてもとてもフットワークが軽いため
ヒョイヒョーイと駆け上がります

副手はゆっくりゆっくり最後尾を


奥の院に到着することには 
ホッカホカに体があたたまりました


みんな 無事に登れて よかったよかった

美術史の授業の一環なんですけれど
本当 体力がないとついていけません

最後に長坂先生より総括をいただきます

山寺より
みなさんの今後の健やかな学業成就を祈ります

下山後は売店にて玉こんにゃくをほおばります

日も暮れる前に解散
みなさん お疲れさんでした

先週から みっちり授業がはじまりました
これからビシビシしごかれてください

===

☆お知らせ1☆
4年生へ
卒論提出日まで
あと 41日
この日だけは厳しく対応させていただきます

☆お知らせ2☆

明日11日は
本学大学院 博士学位審査公開レヴューが
開催されます

——–
発表紹介1(発表の部)
——–
テーマ:
「寒冷地における漆喰壁土蔵の劣化機構と保存対策」

発表者:鈴木 雄太(文化財科学)

日時:12月11日(金)
   9:00〜11:30(終了予定)

場所:本館2階207講義室

漆喰壁土蔵が地域の有形・無形文化財を
収蔵する地域文化遺産であると捉え,
寒冷地環境における漆喰壁土蔵の劣化要因と
劣化機構の解明ならびに壁施工や保存修復に対して
有用な提言を可能にすることを最終目標とした
調査・研究の発表。

——–
発表紹介2(展示の部)
——–
テーマ:
「“他者”をモデルとする人物表現の研究」
 〜テンペラと油彩の混合技法を用いて〜

発表者:小田 志保(芸術文化)

日時:12月11日(金)
   14:00〜15:00(終了予定)

場所:悠創館

テンペラと油彩の混合技法による
人物表現を続ける中で、
人物(女性)を描くこと、
自分以外の他者をモデルにすること、
女性が女性を描くこと、
またその他(男性等)をモデルにした時
との相違点も含め、
筆者自身を見つめ直す為の問題を考察する。

※小田さんの発表にはコメンテーターとして
本学科 安發和彰准教授が参加します

最高学府の最高学位の発表を垣間見る
またとない機会です!

これから皆さんがどこに水準を置いて研究を進めるのか
自分の立脚点を確かめるきっかけとなるかもしれません

それでは!

カレンダー

2009年12月
« 11月   1月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

メタ情報

東北芸術工科大学
TUADBLOG