文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
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2018-05-29

研修旅行~1年生東北編~

こんにちは。山形も暑くなってきましたね。

5月12日(土)~13日(日)に保存修復調査演習1の授業で研修旅行に行きました。

更新が大変遅くなりましたが、、、(汗)
その様子をお伝えします。

~1日目~
朝8時30分に大学を出発し、1時間程で宮城県の地底の森ミュージアムへ到着!

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職員の方に館内を案内して頂きながらご説明して頂きました。

image地中の森2(4)

こちらでは富沢遺跡から発掘された2万年前の旧石器時代の遺跡を見ることが出来ます。

映像や音声も流れ、当時の人々の生活を遺跡を通じて感じられました。

遺跡の木を実際に触ることが出来るとのことで、皆で列をなして触ります。
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柔らかい、ぬめっとしてるなど感想は様々。

遺跡の保存や管理方法についてお話しして頂き、学生からの質問にもお答えいただきました。
説明の後は常設展示も見学し、時間があまりなく名残惜しくも次の場所へ。

地底の森ミュージアムの後は、仙台ヒルズホテルで昼食です。

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ホテルの近くに巨大な観音様が!

こちらは新界山大観密寺の境内中央にある仙台大観音と呼ばれている観音様だそうです。

胎内へ入ることもできるとのこと。

ホテルの昼食を堪能し、ご満悦の様子でバスへ戻ります。

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その後は東北歴史博物館へ。

image地中の森1(4)

こちらでは、職員の方々にバックヤードを見学させていただきました。

収蔵庫や管理室、資料の研究室や研究に使用する貴重な機材を見学させていただき、とても刺激になったようです。

普段は見ることのできない裏側を見て、学生からも活発な質問が飛び交いました。

東北歴史博物館(8)

東北歴史博物館

バックヤードを案内して頂いた後は常設展示を見学させていただき、
その後約3時間かけて鶴岡の宿へ向かいます。

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バスの中では、今回見学させていただいた機関の事前調査の発表と振り返りを行いました。

職員の方に質問した内容や感想を共有することで、発表者も聴く側も、更に知識を深められたのではないでしょうか。

宿についたら楽しい夕食タイムです。
今回は華夕美日本海さんにお世話になりました。

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食事を楽しんだところで、皆で記念撮影!

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窓からの景色がとても幻想的でした。
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~2日目~

2日目の初めは本間美術館へ伺いました。

開館前にもかかわらず、学芸員の方に館内の説明をしていただきました。
展示や作品の保存についてなど運営側のお話を伺い、皆さん興味津々の様子でした。

職員の方だけでなく清掃の方にも質問をした学生がいたりと、2日目になると皆さんの主体的に学ぶ姿勢が更に強くなったように感じました。

image本間美術館2(1)

展示品もさることながら、本間家の別荘として使用されていた「清遠閣」と庭園「鶴舞園」はとても美しかったです。

image本間美術館1(2)

image本間美術館2(2)

続いては善寳寺へ

詳しい解説を聞きながら、山内を拝観させていただきました。

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この五重塔は「魚鱗一切之供養塔」と言い、海の生き物達の供養塔として建立されたそうです。

本学の文化財保存修復研究センターでは、五百羅漢プロジェクトとして善寳寺の五百羅漢堂の像を修復させていただいています。
4月1日~6月末まで、五百羅漢堂の特別拝観を行っています。

堂内の様子は圧巻で、像を見て涙したという学生もいました。
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image善法寺2

階段を登り本堂へ、、、

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堂内を案内して頂き、孟宗汁を振る舞っていただきました。
みんな良い笑顔。
善寳寺(8)

素敵なおもてなしをありがとうございました。

昼食は庄内観光物産館ふるさと本舗でいただきました。
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2日目最後は致道博物館へ

到着して最初に目に入った洋館を見て、先生方が「青くなってる!」と驚きの声を上げていました。

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この青い建物は旧鶴岡警察庁舎で、重要文化財に指定されていて、
元は白い洋館だったのですが、保存修理工事を行い創建当初の色に塗り直したそうです。

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田麦俣の民家、旧西田川郡役所、酒井氏庭園など、古い建造物や庭を維持するために
日々どのような事を行っているのか、職員の方に丁寧に説明していただきました。

帰りのバスの振り返りでは、到着ギリギリまで全員に感想を発表してもらいました。
それぞれ自分が学んだことを伝え、人の意見を聞くことで、自分の学びが確かなものとなり、新たな発見へとつながったと思います。

皆さんを見ていて、私自身も多くのことを学べた2日間でした。

最後に、お忙しい中各見学先でご対応して下さった皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

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