文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
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2009-07-28

オープンキャンパス速報 ‐立体編‐


  8月1・2日はいよいよオープンキャンパスです!
  すでに見学に来ている高校生を見ていますが、
  受験っていつからだっけ?
  とボヤボヤしている大学生です。

  立体作品修復ゼミでは彩色層はがしを企画しています。
  彩色層はがしは、メスで板に塗られた絵の具
  (胡粉層+アクリル絵の具層)をカリカリはがしていき、
  隠された模様(お楽しみ!)を削りだす!
  というものです。

  
  実はこれ、実際の修復で行われている作業なのです。
  
  例えば、自分の好きな立体作品を想像してみて下さい。

  その作品には過去の修復など何らかの理由で色が元来の色の上に塗られています。
  
  さて、あなたはその作品を修復することになりました。
  その中で、上に塗られた絵の具の層(彩色層)をはがして、
  元来(オリジナル)の彩色層を出すという作業をします。器具はメスです。

  あなたはどういう風に、どんな気持ちで上に塗られた絵の具をはがしますか?

  実際のオープンキャンパスでは気軽に作業してほしいのですが、
  上記のこともちょっと考えてほしいです。
 
  ちなみに、彩色層はオリジナルではないからはがす!というものではありません。

  修復はその作品ごとにどんな処置が必要なのか、作品の歴史、美術史での位置、
  などを考えて行います。

  興味のある方はオープンキャンパスで聞きに来て下さい。
  彩色層はがしも体験しに来てください!

  待ってまーす(●^u^)/

  立体作品修復ゼミ 3年より

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