今日は東洋絵画修復室へお邪魔しました
年に一度の古糊炊きです。
東洋絵画修復室では修復に使用する糊を
自ら煮炊きして作ります。
炊き立ての糊は接着力が強く、
炊いてしばらく保管した後に使う「古糊」は接着力が弱いのです。
接着力を考えて、修復作業によって使い分けたりするのです。
東洋絵画修復室では毎年、糊を炊き古糊として保管しています。
毎年作るので古糊はこんなにずらり。
ワインのように「〇〇年もの」の糊というように
年々引き継がれていきます。
長年保管するので、カビが生えることも・・・
毎年カビを取り除きながら、糊の状態を観察し記録しています。
カビの臭いは強烈です。
ゆえに学生はみんなマスク姿。
作業は1日にわたり、今年度の古糊炊きも終了!
今年の2年生は、来年下級生にこの作業を引き継ぎます。
伝統技法を身を以て体験した1日でした。
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