文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
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2015-08-28

研修旅行part3

こんにちは。
副手です。

いよいよ3編にわたってお伝えしてきた、研修旅行記事も最終回となりました。
どんな物語も終わりが肝心。
気を引き締めて、記事を書くこととしましょう。

最終日。

最初に訪れたのは、本間美術館。
学芸員さんにお話しを聞いた後は、それぞれに見学。

美術館隣にある、名勝でもある庭園の方にも行きました。
素敵なお庭でした。こんな庭のあるお家に住めたら毎日楽しいでしょうねぇ。
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副手が庭をぷらぷら歩いていると、気づいてくれました。いえい。
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涼みながら、どんな会話をしているのでしょうか。
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庭の木々の間から、みんなの様子をじっと見つめます。
※副手は決して怪しい人じゃありません。

次に訪れたのは昔人面魚で有名になった、善宝寺。
一時期すごいブームになったそうですが、ご存知でしょうか?
まずは、本堂の見学をさせて頂くことに。

・・の前に、こちらの階段をのぼらねば、本堂へは辿り着けません。ひぇ~
IMG_1193
竜宮城を模して作られたという内装は、とても美しかったです。
写真でお見せできないのが残念。

その代わりに?
この装飾彫刻群をご覧ください。
一度は見ていただきたいほどの精巧さです。
軽やかであり、艶めかしい仕上がりには、心奪われます。
IMG_1168
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また、現在うちの学科では、こちらの五百羅漢の調査、修復に携わっています。
その関係もあって、特別に普段は入れない、五百羅漢のある建物内部も見学させていただきました。
IMG_1197
中には無数の彫刻があります。
数は把握していないそうですが、百はゆうに超えるでしょう。
中には損傷の激しいものもあり、作業も難しそうでした。
10年がかりの仕事になるらしいので、1年生もいずれ在学中に関わることになるだろう、というお話です。

みんなが次に善宝寺を訪れる時は、修復家としてかな?

また、辛いニュースですが、善宝寺は油まき事件で被害にあったお寺の一つです。
文化財の保存修復に携わる我々にとっては、とても悲しく、憤りを感じる事件です。

こちらがその現場。
油の種類の特定は、科学的な調査が必要ですが、臭いも手掛かりになります。
油がどこまで、染みこんでいるかにもよりますが、何度か通って処置していくしかないそうです。
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最後に、集合写真をぱちり。
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さて、お次は致道博物館へ。

ん?写真見切れてる?

なにぶん副手はぴちぴちの一眼レフビギナーなもので・・ご容赦ください。
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ガイドさんにお話しをお聞きした後は、自由散策。
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いくつもの建物に分かれており、とても充実した展示がされています。
1日位かけて、ゆっくり見たかったです。
今度またプライベートで来るとしましょう。

さて、研修旅行最後の締めくくり。
いざ鶴岡カトリック教会へ。

はい、安定の見切れ写真です。
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鶴岡カトリック教会といえば・・・

そう、日本で唯一の黒いマリア像。
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そしてこちらは、数年前に藤原先生が主となって、修復された像でもあります。
藤原先生は、大学に赴任される前にも個人的に見学しに来たことがあったそうで、
縁の深い建物だそうです。

まるで、外国に居るみたいな画ですね。
写真だと分からないのですが、こちらの教会は畳です。
保護の対象となっている建物なので、改修できず、昔のまま畳敷きなんだそう。
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さて、鶴岡カトリック教会に別れを告げ、大学へ戻ります。
大きなけがはなく、無事に到着できました。

みなさんお疲れ様でした。

また、研修旅行中お世話になった関係者の皆様に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

以上で、長々となりましたが、研修旅行の記事を終えたいと思います。
最後までおつきあいくださった心優しい読者の皆さま、ありがとうございました。

次こそはかっこいい写真をお見せできるように、
カメラの方の勉強を、副手の夏休みの宿題として頑張りたいと思います。

では、みなさまごきげんよう。さようなら。

1年生へ・・・
研修旅行はいかがでしたか?
学校の中だけでは分かり得ないことにたくさん出会えたことと思います。

今年の1年生はとても元気で、明るく、副手は一緒に旅をしていて楽しかったです。
この研修旅行が、みなさんにとって素敵な思い出となりますように。

また後期に元気な顔を見せてくださいね。

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