先週の7月4日(水)・5日(木)は2年生の保存修復調査演習2の口頭発表会がありました。
例年は東京の美術館・博物館へ見学に行くのですが、
今年は各自で見学した施設についての発表を行いました。
レジュメ作成、パワーポイント作成、原稿作成など2年生は締切に追われながら頑張ってましたね。
代々2年生になると行われる伝統ある口頭発表会で、学科全学年の前で発表します。
発表前日の練習では、皆さんの緊張がひしひしと伝わってきました。
緊張からか目が据わっている学生もいれば、観客はみんな魚だ。と不思議な言葉を唱える子もちらほら。
お互いの発表を聞きながら、納得のいくまで練習していました。
当日は先輩も後輩も沢山聞きに来てくれていましたね。
今回はいろいろな美術館や博物館についての発表が聞けて、テーマや発表スタイルも様々でした。
満足のいく発表が出来た人も課題が残った人もいると思いますが、
自分が感じ考えたことを発表することは、とても大きな経験となるでしょう。
先輩や後輩・先生方からの意見や質問を大切に、是非今後へ繋げてほしいと思います。
やり終えた後の皆さんの開放的な表情は、何だか見てるこちらも清々しい気分になりました。
お疲れ様でした!
こんにちは。
5月26日(土)は春のOC(オープンキャンパス)が開催されました。
まずは1階の様子から。
ようこそ文化財保存修復学科へ!
入り口を通ると仏様が出迎えてくれました(!)
脇侍には学科の公式キャラクター、シュウフクロウとシュウフクコ(ほぞんちゃん?)もいます。
そんな立体作品修復ゼミでは、仏像の服装のコスプレ体験のワークショップを行っていました。
明王様もいます(!)
1階奥のX線撮影室では、保存科学ゼミでレントゲン撮影のワークショップを行いました。
お次は3階の様子。
この可愛らしいウェルカムボードは西洋絵画ゼミです。
隙を見て副手もチャレンジしてみました。
右上の鳥は西洋絵画ゼミのキャラクターのペリーくん(ちゃん?)だそうです。
お次の保存科学研究室では、最新機器を使ってワークショップを行いました。
分析室内のデジタルマイクロスコープで撮影した写真を使ったクイズも出題。
東洋絵画ゼミでは巻物の装飾・修復体験のワークショップを行いました。
畳敷きのお部屋で、道具の展示や伝統的な技法を用いた栞作りの体験が出来ます。
こちらもクオリティの高いウェルカムボード!
4階の学科説明会・相談会では、多くの高校生の方に来ていただきました。
そして今回のオープンキャンパスでは新たな試みが!
1人でも多くの方に、文化財保存修復学科に興味を持ってもらうきっかけになれば幸いです。
さて、OCスタッフ打ち上げではなんと・・・大山先生のこだわりのティラミスが!
あまりの美味しさに、私も集合写真を撮り忘れてしまう程でした。(言い訳)
最後にOCスタッフの皆さん、準備から片づけまで本当にお疲れ様でした!
-------------------------------------
◆次回は7月28日(土)、29日(日)の2日間に夏のOCを実施します!
より学科のことを知って楽しんでいただけるよう、企画を考えていきたいと思いますので、
皆さんのご参加をお待ちしております。
◇6月22日(金)には仙台で出張OCも実施されます。
詳細は本学のHPをご覧ください。
-------------------------------------
こんにちは。山形も暑くなってきましたね。
5月12日(土)~13日(日)に保存修復調査演習1の授業で研修旅行に行きました。
更新が大変遅くなりましたが、、、(汗)
その様子をお伝えします。
~1日目~
朝8時30分に大学を出発し、1時間程で宮城県の地底の森ミュージアムへ到着!
職員の方に館内を案内して頂きながらご説明して頂きました。
こちらでは富沢遺跡から発掘された2万年前の旧石器時代の遺跡を見ることが出来ます。
映像や音声も流れ、当時の人々の生活を遺跡を通じて感じられました。
遺跡の木を実際に触ることが出来るとのことで、皆で列をなして触ります。
柔らかい、ぬめっとしてるなど感想は様々。
遺跡の保存や管理方法についてお話しして頂き、学生からの質問にもお答えいただきました。
説明の後は常設展示も見学し、時間があまりなく名残惜しくも次の場所へ。
地底の森ミュージアムの後は、仙台ヒルズホテルで昼食です。
ホテルの近くに巨大な観音様が!
こちらは新界山大観密寺の境内中央にある仙台大観音と呼ばれている観音様だそうです。
胎内へ入ることもできるとのこと。
ホテルの昼食を堪能し、ご満悦の様子でバスへ戻ります。
その後は東北歴史博物館へ。
こちらでは、職員の方々にバックヤードを見学させていただきました。
収蔵庫や管理室、資料の研究室や研究に使用する貴重な機材を見学させていただき、とても刺激になったようです。
普段は見ることのできない裏側を見て、学生からも活発な質問が飛び交いました。
バックヤードを案内して頂いた後は常設展示を見学させていただき、
その後約3時間かけて鶴岡の宿へ向かいます。
バスの中では、今回見学させていただいた機関の事前調査の発表と振り返りを行いました。
職員の方に質問した内容や感想を共有することで、発表者も聴く側も、更に知識を深められたのではないでしょうか。
宿についたら楽しい夕食タイムです。
今回は華夕美日本海さんにお世話になりました。
食事を楽しんだところで、皆で記念撮影!
~2日目~
2日目の初めは本間美術館へ伺いました。
開館前にもかかわらず、学芸員の方に館内の説明をしていただきました。
展示や作品の保存についてなど運営側のお話を伺い、皆さん興味津々の様子でした。
職員の方だけでなく清掃の方にも質問をした学生がいたりと、2日目になると皆さんの主体的に学ぶ姿勢が更に強くなったように感じました。
展示品もさることながら、本間家の別荘として使用されていた「清遠閣」と庭園「鶴舞園」はとても美しかったです。
続いては善寳寺へ
詳しい解説を聞きながら、山内を拝観させていただきました。
この五重塔は「魚鱗一切之供養塔」と言い、海の生き物達の供養塔として建立されたそうです。
本学の文化財保存修復研究センターでは、五百羅漢プロジェクトとして善寳寺の五百羅漢堂の像を修復させていただいています。
4月1日~6月末まで、五百羅漢堂の特別拝観を行っています。
階段を登り本堂へ、、、
堂内を案内して頂き、孟宗汁を振る舞っていただきました。
みんな良い笑顔。
素敵なおもてなしをありがとうございました。
2日目最後は致道博物館へ
到着して最初に目に入った洋館を見て、先生方が「青くなってる!」と驚きの声を上げていました。
この青い建物は旧鶴岡警察庁舎で、重要文化財に指定されていて、
元は白い洋館だったのですが、保存修理工事を行い創建当初の色に塗り直したそうです。
田麦俣の民家、旧西田川郡役所、酒井氏庭園など、古い建造物や庭を維持するために
日々どのような事を行っているのか、職員の方に丁寧に説明していただきました。
帰りのバスの振り返りでは、到着ギリギリまで全員に感想を発表してもらいました。
それぞれ自分が学んだことを伝え、人の意見を聞くことで、自分の学びが確かなものとなり、新たな発見へとつながったと思います。
皆さんを見ていて、私自身も多くのことを学べた2日間でした。
最後に、お忙しい中各見学先でご対応して下さった皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。
こんにちは。副手です。
もう桜も散りすっかり暖かくなってきましたね。
少し日が経ってしまいましたが、先週新入生歓迎会が行われました。
文化財保存修復学科では、27名の新入生を迎えました。
毎年恒例の新入生歓迎会冊子!
中をお見せできないのが残念ですが、今年もユーモアあふれるゼミ紹介等力が入ってます。
この日のために2年生は遅くまで準備していました。
当日は山形の郷土料理の芋煮からおにぎりのサービス付きなど、暖かい手料理のおもてなし。
先生方のあいさつに始まり、1年生の自己紹介では皆顔と名前を覚えようとしっかり聞き入ります。
学科全員が集まる機会はあまりないので、先生方や学年をこえて交流が出来る貴重な機会だったと思います。
1年生は入学して約1カ月が経ちますが、これから先生や先輩方ともどんどん関わっていってくださいね。
とても楽しい会でした!
写真係を隠し撮り。
2年生の皆さん、お疲れ様でした!
2017年度 美術史・文化財保存修復学科卒業・修士論文口頭発表会のお知らせです。
美術史上の作家や作品、傷つき損傷してしまった修復作品、後世に残すべき文化財に真摯に向き合った 学部4年間、修士2年間の成果を発表いたします。
みなさま お誘いあわせの上、ご来場・ご聴講くださいますよう ご案内申し上げます。
■日時 2月7日(水)10時~16時15分予定
■場所 本館408講義室
タイムスケジュールは以下のとおりです。
※発表時間は進行状況により変更する恐れがございます。
●2月7日(水)
10:00-10:05 開会挨拶
【日本美術史ゼミ】
10:05-10:20 渡部 友理 MOA美術館所蔵「山水人物蒔絵手箱」意匠の主題の再考
10:20-10:35 長野 有紗 長野市松代町・清水寺観音菩薩立像の制作年代と制作背景
10:35-10:50 奈良 美咲 金剛峯寺蔵澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃の用途について-意匠の考察を中心に-
【東洋絵画修復ゼミ】
10:50-11:05 安部 千珠瑠 時間経過による糊の粘度の変化-応急修理への活用-
【立体作品修復ゼミ】
11:05-11:20 上原 由紀子 個人所蔵「三つ折れ人形」の保存修復
11:20-11:35 栗原 典子 龍澤山善寳寺所蔵「木造伊達林右衛門像」の保存修復 剥落止めにおける膠とアクリル樹脂・パラロイドB-72の比較
《休憩》
【西洋絵画修復ゼミ】
13:00-13:15 村井 文香 個人像≪三浦文次肖像画≫の保存修復 -制作年代と作者の考察-
13:15-13:30 嶋崎 史帆 ≪三浦文次肖像画≫額の保存修復
13:30-13:45 中村 麻裕 梅津五郎≪秋≫の保存修復 戦時中の制作状況・画材について
【保存科学ゼミ】
13:45-14:00 棚橋 唯 膠の各種環境におけるゼリー強度と分子量分布の変化
14:00-14:15 菊地 菜 色材情報の学科内共有・データベース化に向けた色材調査
14:15-14:30 小柴 まりな 元木石鳥居にみられる地衣類の着生方向と周辺環境との関係について
14:30-14:45 《休憩》
【修士課程・芸術文化専攻 保存修復領域】
14:45-15:10 石澤 夏帆 寒冷地における石造文化財の劣化調査と保存対策に関する研究-石材の樹脂処理法を中心に-
15:10-15:35 金澤 馨 近現代彫刻作品の保存修復~阿部誠「バスの中で」を対象として~
【修士課程・芸術文化専攻 美術史領域】
15:35-16:00 村上 幸奈 山形県山形市・宝積院十一面観音菩薩立像の再検討-頂上面の形態を中心に-
16:00-16:15 《総括》
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 5月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |