文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
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2013-11-01

1年生と最上義光歴史館に行ってきました!

めっきり寒くなりましたね。もう冬が来てしまうんでしょうか。

久しぶりの更新となってしましました。猛省する副手です・・・

 

さて、最上義光歴史館へ行ってきました!

美術史基礎演習(1年生の授業)でのひとコマです。

 

現在、最上義光歴史館では、

『最上義光公没後400年記念事業 特別展  重要文化財 光明寺本「遊行上人絵」

~最上義光没後四百年記念全巻公開~』が行われています。

山形市光明寺伝来の紙本著色「遊行上人絵」十巻という、

最上家ゆかりの一級資料が鑑賞できる特別な機会なのです!

 

学芸員さんが 一つ一つの場面について、1年生にもわかりやすい言葉で解説くださいました。

学芸員さんの説明を漏らすまいとメモをとる学生達。

 

解説頂いた後、各自自由に絵巻を見始めました。

 

みんな、ガラスに額をつけんばかりの勢いで食い入るように見ています。

場面、場面に描かれる人物の表情や人物が着ている着物の柄まで見ようとすると

自然と近づいてしまいますね。

 

 

何の場面をあらわしているのか?この場面の季節は?それを表す草花は?

 

学芸員さんに解説頂いたことを思い返しながら

館内に置かれている図版も使い、確認しながらみんなで話し合っています。

 

あの着物をかぶっている女の人、着物が金色で目立つね。

にわとりがいるよ。

緑色が鮮やかだね。

どうして表面の色が剥がれてしまっているんだろう。

修復するとしたら、どんな方法があるんだろう。

この場面は、絵の雰囲気が違う気がする。描いている人が違うのかな。

 

・・・・今日、私も双眼鏡を買いに行こう。

 

あちらこちらから、感想、疑問が聞こえてきます。

 

場面を追いながら、指をさして人物や情景について口々に言い合える

絵巻の魅力ですね。

 

 

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