みなさんGWはゆっくりできましたか?
今日は西洋絵画ゼミの授業の様子をお伝えしたいと思います。
絵の修復というと、みなさんまず思い浮かべるのは補彩など画面に手を加えるという仕事ではないでしょうか。
実際西洋の修復室に見学にいくと、画の修理自体だけではなく、額縁の修理などをしている現場によく立ちあったりもします。
カンナを使っての仕事であったり、糸鋸作業であったり・・・
最初に西洋修復室へ入ったときはこんな仕事もするのだなぁと驚いた記憶があります。
今日は、修復を終えた作品を納品、搬出するということで、作品を保管するための保存箱を製作しているようでした。
修理だけでなく、保存のためのこうした作業も自身で行うのですね。
お預かりする作品は、それぞれによってサイズが異なります。
作品にあわせた保存箱を用意する必要があります。
サイズを採寸し、一点一点にあわせた仕事をしますが、最初が肝心。
本番の仕事をする前に、模型を作製し間違いのないよう計算を重ねます。
保存箱を作る人、額縁を加工する人、作品を撮影する人・・・・と効率よく分業で作業をすすめていきます。
修復って縦のつながり、横のつながりが大事なのですね。