太宰 治(様)生誕100周年の記念すべきこの日。
太宰の方向へ合掌(想う方向でよし)。
いかがお過ごしでしょうか。 副手です。
各研究室の4年生にはビリビリ、何かが起こっています。
卒業研究に没頭しているようです。
ちょっと 覗いてみようかな。
今日は、X線写真撮影にお邪魔しました。
修復作業に入る前の、情報収集。
肉眼ではみえない内部情報を、
紐解いていきいます。
何がみえるのかしら。 わくわく。
日々、様々な形態・材質の文化財や美術作品が
運び込まれてきます。
作品を扱うときは
丁寧に、慎重に、そしてテキパキ動きます。
さすが4年生、しっかり者。
ご指導されておりますのは、米村先生。
毎日クタクタのはずなのに、明朗闊達、
元気いっぱい。
(ちなみに、こちらの機械、今週の稼働率は100%のようでした、凄)
現像して、待つこと数分。
何か映っている模様。
みんな真剣な まなざし。
どうやら「打ち込まれた釘錆び」と「支持体の木目」と
「肉眼では見えなかった文字」などが見えてきたようです。
どっきどき、胸が高鳴ります(副手だけ?)
修復作業を行う上で、
作品の情報を得ることはとても重要です。
そのためには、知恵と忍耐力が必要で、
(ほかにも必要なものがたくさんありますが)、
いずれにしても、諦めないで粘ります。
今日の作業は、ほんの一工程。
これからどんどん大変な作業に入ってゆきます。
今まで、みえなかったもの、がみえる
みえていたのに気付かなかったこと、に気づく
作品の小さな小さな声を
しっかり受け留められる喜びを噛みしめて。
毎日こつこつ、健闘してください。
それでは、チャオ〜。
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