文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
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2013-12-06

2年生の演習~日本美術史演習~

こんにちは、2年生のYです!

今日は2年生の授業の中から、日本美術史演習をご紹介します。

日本美術史演習では、先生と5人の愉快な生徒たちでアットホームな雰囲気で授業をしています♪

 

 

 

それでは突然ですがここで問題です!

これはなんと読むでしょう?

縦に伸びた「m」ではありませんよ。

 

答えは・・・・

」!!

漢字の「川」を崩した変体仮名です。

変体仮名は、漢字を崩して作られた仮名文字で、平安時代から明治の初めまで日本で使われていたものです。

 

これ以外にも沢山種類があります!

 

 

この授業の前半では、この変体仮名を用いて書かれた『大和名所図会』という作品を読んでいます。

題名の通り、絵がとっても綺麗な作品なのですが・・・

 

当時の大和の地図になっています。

 

こーんな、文字しかないページもあったり・・・・

(というか、文字だけのページがほとんどなんです・・・)

 

読めますか・・・?

 

文章の流れから文字を判断したり、変体仮名一覧表と照らし合わせながら四苦八苦しています。

読めなくて途中で詰まってしまうと、長坂先生から「これは○っていう字だろう?」

というお助けが入るので、変体仮名初心者の私たちでもなんとか読み進められています。

 

難しそうに見えるかもしれませんが、

「これを1ページ読み切った時の達成感は何物にも代えがたい!!」

・・・と思えるようになってきました。感覚が麻痺してきているのでしょうか?笑

 

 

変体仮名日常生活では殆ど使わないものですが、展覧会に行って

巻物や古文書が少しでも読めたりすると楽しいですよ!

みなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?(^^♪

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