こんにちは、西洋絵画修復ゼミのY.Sですよ(´・ω・`)
本日はオープンキャンパスの予告、です。
5月31日は、オープンキャンパスです。来てね(´・ω・`)
西洋絵画修復ゼミでは、充填・整形・補彩の疑似体験してもらいますよ。
ジャカジャーン♪説明しようッ!
油絵は、衝撃などによって絵具がひび割れ、その破片が落ちてしまうことがあるッ!
修復では、
その破片が発見できなかった箇所に詰め物を詰め、
時は遡りまして4月16日
長々とセンターで修理作業を行っていたあの天井画の山が、
ようやく海向寺に帰りました。
あ、海向寺の粟島水月観音堂の天井です。
格子状の枠があり、約40cm四方の板がはめ込まれ、
そこに鳥や花などを描いた和紙が張られていました。
その数36枚!!
時間が経ち状態が悪くなってしまったため、センターで修理することになりました。
主な修理作業としては、
・板地から本紙(絵が描かれている和紙)をはがす
・本紙のクリーニング
・本紙裏打ち紙を交換する
※裏打ち:補強のため、紙や裂の裏面から裏打ち紙を糊で貼ること
・本紙がなくなっている部分が目立たないように地色合わせをする
※地色合わせ:本紙の地の部分に合わせた着色をすること
・元の板地に張りこむ
などなど…
他にもたくさんの工程を経て、めでたく納品の日を迎えました!
当日は、先生と学生が3台の車で朝八時に大学を出発。
途中山越えでは季節が戻ったみたいに雪でしたが、
2時間かけて酒田の海向寺にたどり着けば春のいい天気でした。
晴れ男の力で。
天井へのはめ込み作業は1日がかりで行われました。
見取り図を確認しながらの、慎重な作業です。
文化財の調査分析では
まれに剥落片など、極小の試料を得ることがあります。
正直、小さ過ぎて観察するにも取扱いが困る・・・。
そんな状況を想定して、
試料を透明の樹脂に埋め込んで、断面などを観察する演習をしてます。
この方法で得られる情報はかなりなものです!!
試料は各自選出してきたもの・・・。
いろんな興味があるようですねー。
写真は硬化した樹脂からきれいな観察面を出すために
ペーパーをかけているところです。
顕微鏡で確認しながら作業を進めてます。
削り過ぎて試料がなくなってた!!
なんてことが、無いように。
教員Y
ここは東洋絵画修復ゼミ。
上記のように豪語するのは東洋の主、三浦先生。
今年は
院生3人、4年6人、3年6人でやっていきます。
お茶会のコップがめんどくさい人数です。
みんな!!消耗品のチェックがんばろうねー
東洋絵画修復ゼミ4年