文化財保存修復学科

立体作品修復/東洋絵画修復/西洋絵画修復/保存科学
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2013-11-20

「びぶん展」のご案内

こんにちは。副手です。

毎日本当に寒いですね。今日は雨に雪が混じるところもあるそうで。

 

さて!図書館2階のスタジオ144で「びぶん展」、始まりました。

美・文学科3年生有志の展示で、

11月19日(火)から23日(土)までの開催です。

 

というわけで、ちょっとのぞいてきました。

 

 

美・文学科の学生だって、ものづくりをするんだよ!

という思いで取り組んだ展示とのことです。

 

美・文学科学生懇親の作品の数々、ぜひご覧ください。

みなさまのご来場をお待ちしています。

2013-11-18

立体ゼミ旅行 1日目と2日目

こんにちは。立体作品ゼミです。

遅くなりましたが夏休み中に行われた立体ゼミ3年の研修旅行の様子をご紹介します。

 

私たちのゼミ旅行は西を攻めます。

1日目2日目は愛知

3日目に兵庫 
そして4日目には和歌山へ

 

1日目の夜は生憎の雨でしたが次の日からは晴天に恵まれ、嫌になるくらいの暑さでした。

名古屋って暑いんですね。

 

1日目は各自好きなところを見学しました。

全員名古屋市内で開催していた愛知トリエンナーレを見学したようです。

 

夕方にホテルで落ち合い、折角名古屋にいるのだから!

フェリーで買った観光雑誌を開き「ひつまぶし」求めて夜の名古屋へ。

とても美味しかったです。

 

2日目は愛知と言ったら世界のTOYOTA!トヨタ博物館へ行きました。

各国の各年代の車が並びます。展示されている車はほとんどが走行できる状態で保存されています。

博物館内に整備室があり、そこでメンテナンスや修理を行うそうです。

実際に乗ることの出来る車や(エンジンはかかりません)、走行している映像が流れていたりと、親切な博物館でした。

 

よーく車を見ていると修理、修復の跡が見えることがあります。

それをゼミ生同士や教授と話し合ったりするのがとても勉強になります。意見交換が大切です。

 

また、自動車だけでなくルネ・ラリックが量産したガラス製カーマスコットのコレクションやガソリンスタンドの看板などもありました。

 

この写真は野外に展示されていたバスの中です。みんなが何故かカメラを避けています。

 

トヨタ博物館を見学後、レンタカーを借りその後の全行程を車で移動しました。

夏真っ盛りだったので、車移動は正解でした。涼しくて本当に楽なんです。

 

 

レンタカーに乗り込み目指すは明治村。

名前のとおり明治時代の様々な文化財、主に建築物を移築して1つの村のように展示を行っています。

その為かなり広い敷地での展示を行っています。

歩くのも大変なため明治村の中をバスと電車と蒸気機関車が走っています。

 

蒸気機関車に乗っている人はテンションが上がるのか歩いてる人に手を振ってくれます。もちろん振り返します。

 

 

建築の中には当時の家具や道具が展示されています。

色々な所にガイドさんがいるので丁寧に解説をしていただきました。

実際に座ったり触ったり出来る家具もあったのでもちろん存分に座って触ってきました。

直に触ると新しい発見が沢山あります。

しかし座ると暑さのせいでそのまま動きたくなくなるので要注意でした。

 

明治村内の教会建築内

ステンドガラスやマリア像などもあり見ごたえがありました。

 

明治村のスタッフの方がメンテナンスを行っている場面にも遭遇しました。膨大な数の所蔵品があるのでメンテナンスが大変らしいです。

 

 

 

明治村見学後車で3日目の見学地伊勢まで車で走りました。長かったです。

 

3日目につづく。

2013-11-01

1年生と最上義光歴史館に行ってきました!

めっきり寒くなりましたね。もう冬が来てしまうんでしょうか。

久しぶりの更新となってしましました。猛省する副手です・・・

 

さて、最上義光歴史館へ行ってきました!

美術史基礎演習(1年生の授業)でのひとコマです。

 

現在、最上義光歴史館では、

『最上義光公没後400年記念事業 特別展  重要文化財 光明寺本「遊行上人絵」

~最上義光没後四百年記念全巻公開~』が行われています。

山形市光明寺伝来の紙本著色「遊行上人絵」十巻という、

最上家ゆかりの一級資料が鑑賞できる特別な機会なのです!

 

学芸員さんが 一つ一つの場面について、1年生にもわかりやすい言葉で解説くださいました。

学芸員さんの説明を漏らすまいとメモをとる学生達。

 

解説頂いた後、各自自由に絵巻を見始めました。

 

みんな、ガラスに額をつけんばかりの勢いで食い入るように見ています。

場面、場面に描かれる人物の表情や人物が着ている着物の柄まで見ようとすると

自然と近づいてしまいますね。

 

 

何の場面をあらわしているのか?この場面の季節は?それを表す草花は?

 

学芸員さんに解説頂いたことを思い返しながら

館内に置かれている図版も使い、確認しながらみんなで話し合っています。

 

あの着物をかぶっている女の人、着物が金色で目立つね。

にわとりがいるよ。

緑色が鮮やかだね。

どうして表面の色が剥がれてしまっているんだろう。

修復するとしたら、どんな方法があるんだろう。

この場面は、絵の雰囲気が違う気がする。描いている人が違うのかな。

 

・・・・今日、私も双眼鏡を買いに行こう。

 

あちらこちらから、感想、疑問が聞こえてきます。

 

場面を追いながら、指をさして人物や情景について口々に言い合える

絵巻の魅力ですね。

 

 

2013-09-19

大学祭〇美文学科展示

10/21(土).22(日)と芸工祭があります!

この度、「学生展示2013」に我が美・文学科も参加します。

今日はその設営作業です。

 

写真左側に映っているのは、連弁です。

学生が2年生の演習で1枚1枚制作したものです。

卒業生も含め、代々制作されてきた連弁が重ねられています。

 

この他、演習風景を映像で見ることができたり、X線写真を見ることができたりと

美・文学科を知っていただけるスペースとなっております!!

 

ぜひお越しくださいませ。

※連弁とは・・・ハス花弁のこと。仏の台座光背装飾などに用いられる。

2013-09-13

東京新スポットに資料展示!

真横に中央線が走っています!

9/14に『マーチエキュート神田万世橋』がグランドオープンします。

http://www.maach-ecute.jp/about.html

 

この工事を進めるなかで、旧万世橋駅のホーム下から、古いレールを数本組み合わせ再利用して作られた、プラットホームの『基礎』が発見されました。

 

 

 

 

 

 

現場で、誰もが間近に見ることができるよう展示したいとの意向から、

美術史・文化財保存修復学科の立体作品修復ゼミ(保存処置全般)と保存科学(材質調査など)で保存処理を実施してきました。

この度作業が無事に終了し、現地の展示台に設置しました。

 

時間の制約、屋外展示・・という難しい状況の中、特に夏休み中も頑張ってくれた立体作品修復ゼミの皆さん、本当にお疲れ様でした!!

 

旧万世橋の階段を上ると正面に資料が展示されています。

この場所は昔のプラットホームなので、両サイドを神田~御茶ノ水駅間の中央線が通り過ぎるという、マニアも大喜びの場所です!

 

屋外展示のため、周囲の温湿度データを取りながら、今後状態を観察していきます。

 

レンガがいい感じです。9/11現在、まだ工事中でした(笑)

 

 

万世橋高架橋は耐震補強を施し、レンガや壁材を可能な限りそのまま残しています。

また、アーチの間は新たな商業施設となっています。

夜はレトロな気分で美味しいお酒を・・・(笑)

 

プラットホームに上がる階段の途中には、1912(明治45)年に建てられた初代の駅舎から交通博物館の時代を経た現在まで、鉄道博物館が所蔵する貴重な写真群をタッチスクリーンのモニターで見ることができます。

 

今回、近代化産業遺産といえる資料について、活用を重要視した保存・展示に関わることができ、学科としても大変勉強になりました。

 

秋葉原、神田にお越しの際は、この新たなスポットに是非お立ち寄りください。

遠くから見ると普通の建築部材にしか見えませんが、

近くで見ると・・・確かにレールです!

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