2010-01-14
六角鬼丈氏講演会
こんにちは。
運転中、鳥をひきそうになりました。
古川です。
道路の真ん中で、鳥がぼーっとしてたんです。
でも、その気持ちわかります。
雪がつもりはじめてから、大学周辺は真っ白な別世界です。
音が雪に吸収されてしーんとしているし。
ちょっと避けて横を通ったら、鳥が「はっ!」と我に帰っていました。
今日は予定を変更して、六角鬼丈さんの講演会についてお知らせします。
日時:1月20日(水)17:10〜
場所:本館207講義室
一般の方もご聴講いただけます。どうぞふるってお越しください。
六角鬼丈さんについて少し。
みなさん感覚ミュージアムをご存じですか。
行ったことある!という方も多いと思います。
山形県から最上町を通って宮城県へ抜ける47号線沿いの、
宮城県大崎市岩出山、という地区にあります。
私は大学3年生のとき、
なんの予備知識もなく、なんとなーく行ったのですが、
展示を進むにつれに思考が薄くなり感覚が研ぎ澄まされていくような感じに、
結構衝撃をうけました。
今思えばインスタレーションというものを
このとき初めて体験したのだと思います。
このミュージアムは「感覚体験を通して感性を磨き、想像力を高める」というコンセプトで
ダイアローグゾーン(身体感覚空間)と
モノローグゾーン(瞑想空間)の二つのゾーンから構成されています。
主に若手のアーティストのインスタレーションが常設で展示されている、
日本ではかなり珍しいタイプの施設だと思います。
このミュージアムの全体のコンセプトデザインを手掛け、
建物を設計しているのが六角鬼丈さんです。
他にも、富山県立立山博物館「まんだら遊苑」という施設では、
古くから土地に伝わる「立山信仰」をあらわした「立山曼荼羅」のもつ物語を、
人間の五感に対応した内容に分解し再構築した施設を手掛けられていたり。
このような、信仰や感覚を主題にした建築の設計は、
かなり珍しく、同時にとても興味をひかれます。
どのようなお人柄なのか、どのような考えで設計されているのか、
個人的に今から楽しみです。
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どうでもいい話ですが、
常々ここにアップする写真にもれなくついてくる、
薄緑色の枠、無ければいいのになーなんて思ってたのですが、
今日ふと気付いたら、記事作成のページに
「枠無」というまるでそのまんまなチェックボックスがしっかりあるではないですか。
私の眼は、今日まで節穴だったのでしょうか・・・・
それではまた。