2009-10-30

黒川雅之氏レクチャー報告

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こんにちは。

最近準備室のテレビが地デジ化しました。

古川です。

自宅のテレビはブラウン管のテレビデオです。

もちろんアナログな上に室内アンテナ。

化石ですね。

今日は今週の水曜日におこなわれた

黒川雅之さんの学生向けレクチャーの様子をお伝えします。

当日は直前に告知にもかかわらず建築・環境とプロダクト合わせて

80名ほどの学生が集まりました。

レクチャーは終始学生の質問に黒川さんが答えるという形式。

質問をした学生に語りかけるように、熱心に話してくださいました。

質問をする学生たち。10名ほどの学生が質問をしました。


身振りを加えて熱くメッセージを伝えてくださる黒川さん。



黒川さんは近年、

自分がいままでストックしてきた経験や知識を、

若い人にどんどん放出して与えていきたい、

そんな熱意を感じていらっしゃるとのこと。

そのお人柄から人生哲学や心意気のようなものを、

たくさん教えていただいた1時間だったと思います。

質問形式でのレクチャーというのが、とても良くて、

質問が数珠つなぎにつながって発展したり、

ときどき笑いがおこったり、

このあと201に移動して講演会が開催されたわけですが、

それとはまた別のとてもスリリングな雰囲気が、

新鮮だったと思います。

参加したみなさん、いかがでしたか?

*****

最後に本日の実習棟から。

竹内ゼミの3年生たちが、全員でコンペやってるみたいです。


この代のゼミ生たちは

全員で議論できる、いい雰囲気があるので、

OGとしてはよろこばしい限り。

いいねいいね。

と思っていつもみてます。

がんばれ。

それでは、また来週。

風邪などひかぬよう、お気をつけて。

2009-10-27

黒川雅之氏学生向けレクチャー

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こんにちは。

何かを大人買いしたい気分です。

古川です。

ぜんぶちょうだい、とか言ってみたいです。

明日は黒川雅之さんの講演会です。

本体の講演会の前に、建築・環境のギャラリーで、

学生向けのレクチャーをします。

時間は15:00−16:30

気軽に質問できるレクチャーです。

質問が思い浮かばなくても、ぜひ参加してください。

黒川さんについて少し。

黒川雅之氏は建築家でありプロダクトデザイナーでもあります。

毎日デザイン賞、グッドデザイン金賞、独IF賞など受賞歴も多数あり、

多くの作品がMoMAをはじめ、美術館に永久保存されています。

そして72歳になられた現在でも、

たくさんの挑戦を精力的に続けられています。

1998年には「物学研究会」を、

2001年には、インターネットの会社「デザイントープ」を設立、

2007年には製造メーカーと対等な関係を結ぶ新しいものづくり専門企業

「株式会社K」を設立されました。

物学研究会↓
http://www.k-system.net/butsugaku/index.html

デザイントープ↓
http://www.designtope.net/

その中の黒川さんのブログ↓
http://www.designtope.net/kurokawa/

株式会社KのオンライストアK−SHOP↓
http://www.k-shop.net/intl/

以下、プロフィールです。

+++++++

1937年4月4日、愛知県名古屋市生まれ
1961年、名古屋工業大学建築学科卒業。
1963年、早稲田大学大学院理工学研究科建築工学修士。
1967年、同大学博士課程修了。黒川雅之建築設計事務所設立
2001年、株式会社デザイントープ設立

代表作:建築
1995年 「千葉ポートパーク野外劇場」
1995年 「千葉南袖展望台」
1995年 「パロマ本社新館」
1996年 「来待ストーンミュージアム」
1997年 「健康の里来待診療所・健康センター」
1998年 「パロマプラザビル」

代表作:プロダクトデザイン
1987年 「Kシリーズ」東陶機器(株)
1992年 「INTERFACEシリーズ」美和ロック(株)
1994年 「FIENO」(株)グランブルー
1996年 「CHAOS」シチズン商事(株)

受賞歴
1976年 インテリアデザイン協会賞
1979年 ニューヨーク近代美術館永久コレクションに選定される。「GOMシリーズ」
1986年 毎日デザイン賞
1994年 グッド・デザイン部門賞(レジャー・ホビー・DIY部門) 「グランブルー・フィーノ」
1998年 ニューヨーク近代美術館永久コレクションに選定される。「グランブルー・フィーノ」「GOM/PEN・PUSHPIN・MAGNET」
1998年 デンバーアートミュージアム永久コレクションに選定される。
「ドマーニ・ランプ」「GOM/CLOCK」「インゴット・バッタ」「ラバト」「P+G」「メタルシリーズ」「ACCENT/Cutlery・Glass Ware」

代表出版物
1992年 「ARCHIGRAPH 黒川雅之x稲越功一」(TOTO出版)
1993年 「黒川雅之のプロダクトデザイン」(六耀社)
1998年 「反対称の物学」(TOTO出版)

+++++++

貴重な機会ですので、学生の皆様ふるって参加してください。

ちなみにデザインカフェの一環なので、無料でコーヒーも用意します。

*****

それではまた次回、

お楽しみに。

あ、

図書館ブログがオープンしてることに気付きました!

図書館は古川もとても好きな場所なのです。

すかさずチェックします。

 

2009-10-26

益田文和氏講演

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こんにちは。

最近、髪型がラフランスに似てる、と言われました。

古川です。

髪を切らなければ、と危機感が増しました。

さて、さきほど益田文和さんの講演会をきいてきました。


益田さんは、日本で環境問題がメジャーになる以前から

30年近くサスティナブルデザインに関わってきた方です。

製品が消費者の手に渡った後のことや、

製品や消費者の背後に広がる都市や社会のことを考えて、

デザインや発言をされてきた方、という印象を受けました。

建築はその物理的な大きさや使われる年月の長さから、

やはり都市や社会の状況と切り離してデザインすることはできません。

プロダクトは従来、より個人の感覚や身体に沿ってデザインされるものだと思いますが、

しかし、サスティナブルデザインを考えると、

都市や社会全体の大きな循環を考えてデザインする、

もしくは都市や社会のあるべき姿をメッセージとして伝えるデザインが、

必要とされている、ということを感じました。

プロダクトは物のスケールは小さいですが、流通、という量の武器があるとも思いました。

上の写真は、講演の後半で紹介された

シンギー・S・カルトノさんの「木のラジオ」です。

彼はインドネシアの村で、若い人材を使い苗木を植え木を育てるシステムをつくりました。

そして木材を買い取り、ラジオをつくる労働者を雇います。

かわいい木のラジオで、循環可能な素材でつくられていることに加えて、

一連のシステムがこのラジオのデザインであり。

あるメッセージ性を持っていること。

それがサスティナブルなプロダクトデザインなのかもしれない、と思いました。

何か、建築にもいいヒントになるような、

そんな予感を感じながら帰ってきました。

*****

さて、明日は、

黒川雅之さんについて少しご紹介しようと思います。

お楽しみに。

2009-10-23

中間発表のつづきと告知

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こんにちは。

寒くなると旅に出たくなります。

古川です。

一人で東欧あたりに行きたい気分です。

暗いですね。

今日は昨日の4年生の中間発表の続きを。

面白いの、いろいろありました。






今年の卒業研究の提出は、昨年までより1か月ほど早い12月15日です!

おお。ということは。

クリスマスも、年末年始も、

休めるってことじゃないですか。

みんな、楽しいこと想像して、がんばろう。

あと2か月、です。。

*****

さて、最後に告知をふたつ。

【1】
デザイン哲学研究所主催講演
益田文和氏「サスティナブルデザインの今日と明日」

10月26日(月)15:40〜17:00
本館407講義室
入場無料

黒川雅之氏は、黒川紀章氏の実弟で、

建築家であり、家具やプロダクトも数多く手掛けています。

MoMaをはじめさまざまな美術館の永久保存作品にも、

多数の作品が選ばれています。

ぜひ、ご聴講ください。

また、講演会は17:30〜ですが、

15:00〜実習等A2階ギャラリーで、

建築・環境、プロダクトの学生を対象とした、

対話形式のレクチャーをおこないます。

自由にいろいろなことを質問できる場ですので、

学生はぜひ参加してください。

*****

夜はとても冷え込みますので、

みなさま暖かくしてお過ごしください。

また来週です。



益田さんは、インダストリアルデザイナーとして

さまざまなデザイン開発に携わっています。

また、国際的なエコデザイナーのネットワークの代表などをつとめ、

サスティナブルデザインに深く関わっている方でもあります。

ぜひ、ご聴講ください。

【2】
デザイン哲学研究所主催講演
黒川雅之氏「日本の建築の中に未来を見つける」

10月28日(水)17:10〜18:30
本館201講義室
入場無料

2009-10-22

平田晃久氏レクチャー報告など

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こんにちは。

最近おかゆしか食べていません。

古川です。

また、風邪ひきました。

インフルエンザではありませんでしたが、

大学内ではインフルエンザの発症例があったようです。

みなさんもお気を付けください。

さて、きのうは、たいへん大忙しの一日でした。

まずは、2年生の「木造住宅の設計」の課題。

毎年建築家の先生に特別講師として来ていただいています。

2年生はこれから「木造住宅の設計」という課題で初めて本格的に住宅を設計します。

その課題のエスキス(設計途中のアイディアにアドバイスをもらうこと)を担当していただきます。

左から田中先生、菊地先生、小野先生です。


次に、3年生の短期課題の特別講師、平田晃久さんのレクチャーです。





地形や木や生き物といった自然をお手本として、

そこから要素を抽出し再解釈し、ロジックが組み立てられていることが、

とてもよく伝わるお話でした。

学生にとっても刺激的なレクチャーだったと思います。

そして平田さんが持ってきてくれた課題は「巨木モデル」。

とてもおもしろいので、課題説明文を転載します。

*****

課題:巨木モデル

数百年、時には数千年の樹齢を持つ巨木。
その存在には人を圧倒するものがある。それだけではなく、そこにはある安心感とか説得力のようなものが漂う。
建築は、巨木のような存在になりえないだろうか。
そういう問いかけに答える建築のあり方を、「巨木モデル」と仮に呼んでみる。
これは難しい問いだ。というのも、巨木というものは本来あらゆるモデル化を拒むかのように超然と存在しているからだ。
とはいえ、それでもあえてそこからなにかを抽出することはできる。
たとえば巨木は、内側からできた外形をもつ。それは、自分自身の生成原理を広げるようにして、いわば内側からできている。しかし同時にシンボリックな姿、外側からの見えをもっている。
巨木はそれ自身の純粋な生成原理だけでは説明しきれないさまざまな出来事を反映した、いびつな姿をしている。たとえば雷が落ちて一部が死んでいるとか、くぼみから別の植物が生えているとか。言い換えるならそれは他とからみあう何かなのである。

「巨木」をどのようにモデル化できるか。まずはそれを考えてみてほしい。
そしてそういう特性を備えた住宅を構想してほしい。「巨木モデル」としての住居。
不可能な問いを鮮やかに乗り越える、生き生きとした提案を期待している。

平田晃久

*****

さて、どんな巨木モデルが出てくるか、楽しみですね。

そして、最後に4年生の卒業研究中間発表。




午後8時。長い一日がおわりました。

*****

今回の中間発表は、前回より少し長い一人4分の発表時間。

2日に分けて行います。

明日は2日目の様子、ご報告します。

お楽しみに。

2009-10-16

ウェルカムパーティー

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こんにちは。

ホットカーペットの上に横になり、

毛布をかけるとあったかいです。

古川です。

天国ですね。

今日は留学生イーダとフィリップの歓迎会の模様。

3年生、4年生、院生、先生、総勢22名の宴です。







建築・環境デザイン学科は、

デンマーク王立アカデミーと交換留学をおこなっています。

ほぼ毎年、留学生がきます。

また、こちらの大学からデンマークへの留学もできます。

今年デンマークからやってきた留学生は、イーダとフィリップです。

二人は院生室に机を構え、3年生の課題に参加する予定。

楽しみですね。

*****

来週は、4年生の卒研中間発表会や、

平田さんのレクチャーなどイベント目白押し。

総力取材したいと思います。

それではまた。

2009-10-15

ASIA HOUSEレクチャー報告

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こんにちは。

アッコさん人形に違和感を感じます。

古川です。

これが欲しくて永谷園製品を買う人、

いるのでしょうか。

今日は先週の金曜日に行ってきたASIA HOUSEでのイベントのご報告。

ASIA HOUSEについて詳しくは以下のページでお読みください↓

http://www.realyamagataestate.jp/project/2009/10/000876.html

http://gs.tuad.ac.jp/rmproject/index.php?ID=22


金曜日は連続レクチャーの第一夜。

建築・環境デザイン学科の馬場先生と、

湯の浜温泉「亀や」の6代目阿部公和さんの対談でした。

阿部さんのビジネスに関する考え方をたくさん聴けて、

そこから得るものが多いレクチャーだったと思います。
阿部さんは、老舗旅館の経営者ながら

場所や業態にとらわれず、常に新しいアイディアを形にしてきた方です。

以下4つは主なお仕事です。

◆湯の浜温泉旅館「亀や」山形・鶴岡
http://www.kameya-net.com/

◆湯田川温泉旅館「湯どの庵」山形・鶴岡
http://www.kameya-net.com/yudono/

◆和食店「阿部」東京・赤坂
http://www.kameya-net.com/akasaka-abe/index.asp

◆定食屋カフェ「フクモリany-cafe」東京・馬喰町
http://fuku-mori.jp/
阿部さんは、約10年前、

このままではだめだ!と一念発起したそうです。

それは温泉旅館が団体客で賑わっていたころ。

当の経営者である自分たちは、絶対に温泉旅館には泊まらなかったそう。

理由は裏の実態を知っていたからだとか。

自分たちが「泊まりたい」と思えるような旅館づくりをしなければだめになるのではないか、

そんな危機感から出した結論は「その道のプロの意見を真摯に聞く」ということ。

それぞれに一流の専門家をそろえて、その人たちに力を出し切ってもらうように、

プロデューサーに徹することを決めたそうです。

レクチャーのあとはミサワクラスASIA HOUSE参加者全員でツアー。

写真をご紹介しておわりにします。

そしてできたのが「湯どの庵」であり「阿部」であり「フクモリ」であったとのこと。

詳しく書いているときりがないほど、たくさんのクリエーターたちが参加しています。
ちなみに「フクモリ」は、馬場先生の事務所のすぐ近く、

馬場先生もスタッフもよく行くそうで、

不思議なつながりです。










*****

さて、次回は後期からあたらしく学科の仲間に加わった、

ふたりの留学生の歓迎会の模様をお伝えします。

お楽しみに。

2009-10-09

ゼミ旅行(主にリノベ建築ツアー)

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こんにちは。

時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

古川です。

さて、今日は馬場ゼミのゼミ旅行の写真をもらったので、

のせてしまいます。

竹内ゼミとはまた違った雰囲気を、

感じていただけるかもしれません。

彼らは、関西-四国へ。

直島、犬島、大阪、高松。

おもにリノベーションめぐりの旅のようです。

とにかく、絵がさわやかです。

海だからかな。

それでは、ざーっとのせます。



































以上です。

楽しげですね。夏っぽいです。

思えば、四国とか中部って、

海外よりも行く機会少ないかもしれないです。

一度はゆっくり旅してみたいと、

写真をみてしみじみ思いました。

*****

今日はいまからアジアハウスに行ってきます。

また、その模様もご紹介しますので、

ぜひお楽しみに。

かしこ

 

2009-10-08

平田晃久氏レクチャー

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こんにちは。

雨の日に布団の中でぐずぐずするのが好きです。

古川です。

台風が東北に近づいてきているらしいです。

大学が閉鎖されるなんて、はじめての経験です。

しかし私たち職員が帰宅する17時半ごろって、

一番台風が接近している時間じゃあ・・・

今日は平田晃久さんのレクチャーについてお知らせします。

平田晃久建築設計事務所のホームページ↓
http://www.hao.nu/

3年生の演習で、第一線で活躍する若手建築家の出題のよる1カ月課題をおこないます。

それにともない初日に、出題者平田晃久氏によるレクチャーを開催。

貴重な機会ですのでぜひ他学年の学生、他学科の学生も聴きに来てください。

日時:10月21日(水)14:30〜

場所:建築・環境デザイン学科実習棟 ギャラリー

 

2009-10-07

カウフマン氏講演ご報告

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こんにちは。

今日、古くなったスイカを庭に埋めました。

古川です。

たくさんスイカが生えてきますように。

ヘルマン・カウフマンさんの講演会が昨日無事終了し、

ひと段落ついた準備室。

やっとブログが更新できますので、さっそくご報告です。

ヘルマン・カウフマン講演「WOOD WORKS」は大盛況のうちに終了しました。

多くて150名くらいかしら。。。と勝手に予測していたのですが、

250名を越す動員でした。

建築・環境の学生ももちろんたくさん来てくれましたが、

地元の建築事務所や工務店の方々。

役所でまちづくりに携わっている方々。

他大学の学生の方々。

卒業生たち。
(ブログみてくれている方が多いみたいで。ありがとうございます。)

そして近くに住む一般の方々。

さまざまな方と、

この密度の濃い時間を共有することができました。


お聞きいただいたみなさま、いかがだったでしょうか。

感想をおきかせいただけたら嬉しいです。




撮影しそびれましたが、

建築の写真だけでなく調査や分析のスライドもたくさんありました。

以下、個人的な感想です。

私は、カウフマンさんの話に夢中になっていて、

2時間がとても短く感じました。

カウフマンさんは

優しく紳士的なオーラにあふれたとても自然体な方です。

でも講演で話された言葉は完結で力強く、熱がこもっていました。

知らず知らずのうちに言葉に聴き入ってしまう、

とても影響力のある人物だと思いました。

そして、馬場先生も質問の際言っていましたが、

自然に負荷をかけない、という考え方が

建築の隅々まで貫かれていることに、感動を覚えました。

それは、ファッションとしてのエコではなく、

人間が生物学的に無理をしない生き方をするべきだ、という、

根本的で包括的な哲学から、枝葉を持って派生したものです。

金銭的にどんなに非合理的でも、その信念は1ミリも揺るがないというかんじで、

素直にかっこいいなあと思いました。

「建築家が建設業界のさまざまな職種をひっぱっていくべき」

「希望にかなう建材がないのだったら、新しい建材を開発するように働きかけるべき」

そういう理想をこんなに堂々と語れるからこそ、

この人はこれまで、

たくさんの企業や人を動かしてくることができたのだろうなあと、

そう思いました。

「お金ないからなぁ。法律あるし。」

とかいいわけしたくないですね。

カウフマンさんの話を聞いてそんなふうに、

人間的な部分でおおきなインパクトをもらいました。

聴けてよかった。

さて、講演会終了後は先生たちと学生数名と、

オビハチで懇親会です。

2009-10-01

ポートフォリオ(演習課題)

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こんにちは。

週替定食を週に2回も食べてしまいました。

古川です。

麻婆豆腐、おいしかったです。

さて、今期から演習で新しい試みが始まりました。

3年生の演習「ポートフォリオ/自分の表現を発見する」です。

以下、馬場先生の課題書から引用します。

*****

■ 出題の背景
●自分のポートフォリオを制作することを通し、以下のことを発見・習得して欲しい。
*自分にあった表現
*それを表現するための技術
*相手に自分の考えていることを伝える手法
●この演習は、単にポートフォリオをつくるものではない。その制作、実践を通して「表現の技術」を「自分なりに習得・発見」することが重要である。
●今まで2年半でつくってきた作品、演習やゼミでの活動、その他プロジェクト、コンペ、サークル活動でもいい。自分がつくったことを、一冊の作品としてまとめ、自分にあった表現を行う。

*****

自分なりの表現をみつける演習であると同時に、

これから始まる就職活動に必須となるポートフォリオつくる機会でもあるわけです。

これを2週間で。

3年生へ

ちゃんとやろうと思ったらすごく大変な課題です。

でも、ポートフォリオっていつかやろうと思ってるとずるずるのびて、

結局は就職活動ぎりぎりになってしまい、急いで作ると良いものができないもの。

演習できちんと時間をとってもらえるのは、むしろとてもありがたいことだと思います。

3週間、時間をもらったと思って、

集中して作業してみてください。

おぼえようと思っているソフトも「時間がないから今回はだめだ」とあきらめず、

触っていれば最低限のことはできるようになるので、

とにかくやってみてください。

馬場先生が参考にと、ご自身のポートフォリオを持ってきてくださいました。

かれこれ17年前のもの。

Macが100万円くらいした時代だから、もちろんワープロの文字と写真の切り貼りで、

Illustratorでちょちょっとクリックしたらすぐ華やかにできる、今の環境とはずいぶん違いますが、

でも基本的な全体の構成や、編集の仕方、ちょっとしたアイディアなどは、

以前も今も良いものは変わらないと思いますので、

ぜひ参考にしてください。

さらっと紹介します。