2020-05-28

3年生選択演習「市街地計画」の様子をお伝えします

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今回は3年生の選択演習、環境計画演習「市街地計画」についてご紹介します。
もうひとつの選択演習「エコタウンの設計」については前回の記事(http://blog.tuad.ac.jp/ae/archives/1511)をご覧ください。

担当教員は志村直愛先生、吉田朗先生です。
市街地計画では、山形市内中心部を対象に、自然、空間、生活、歴史の4つの視点から土地の文脈を読み解き、まちの魅力や問題点をあぶり出し、これからのまちづくり方策を考察、提案していく演習です。

本来は実際にまちを歩きたいところですが、今回はGoogle earthや文献などから調査をしていきます。

調査検討対象地は羽州街道沿いの城下町の町人地、寺町がある十日町、三日町、八日町の3町域。
今日はそれぞれGoogle earthのstreet viewで対象地を歩き、そこで気づいた魅力や問題点をパワーポイントにまとめ、発表を行いました。

様々な視点で、意識してまちを見ることで、普段は何気なく通り過ぎていた場所に、魅力や違和感を感じた学生が多いようです。
今後も引き続き調査を重ね、問題点の解決策や、まちの発展の可能性などをまとめていきます。

2020-05-27

3年生選択演習「エコタウンの設計」の様子をお伝えします

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1年生と2年生の演習に続き、今回は3年生の演習についてご紹介します。

3年生の演習は、主に設計を行う演習と、環境やフィールドについて調査する演習どちらかの選択制になります。
今回は建築設計演習「エコタウンの設計」についてご紹介します。

担当は竹内昌義先生、三浦秀一先生と、非常勤講師である蟻塚学先生の3名で担当しています。
蟻塚先生は青森で活躍されている建築家です。

この演習では大学近くにある敷地を対象に、4人家族が住む5棟の住宅を設計します。
独立した住宅でも、共同住宅でも可能ですが、省エネルギーで環境に優しい「エコハウス」である必要があります。

エコハウスを設計するポイントとして、日射のコントロールが重要になります。
夏は日射を遮って涼しく、冬は逆に日射を取り入れて暖かくする必要があります。
日射や共有スペースなどを考えた上で、5棟を限られた敷地に配置しなければなりません。


まずは配置の検討。本日はzoomで1人づつエスキスを行いました。
3Dモデリングソフト「SketchUp」を使用してスタディしていきます。
時間帯によって影がどのように落ちるかも分かるので、日射についても検討できます。

進めば進むほど様々な弊害があるかもしれませんが、頑張って形にしてほしいと思います。

次回はもうひとつの選択演習「市街地計画」についてお知らせします。

2020-05-26

1年生演習「建築・環境基礎演習」の様子をお伝えします

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リモート授業が開始して早くも2週間目に突入しました。

今回は1年生「建築・環境基礎演習」の授業の様子をお伝えします。
こちらの授業もzoomを利用して運営しています。

入学して初めての演習では、デザインの基本である観察力、描写力、構成力、表現力の基礎を学んでいきます。
前半は観察力と描写力を養うため、様々な物を描いていきます。

本日は先週取り組んだ課題の、成果物の講評から始まりました。

デッサンに慣れている人もいれば、もちろん初めての人もいます。
それぞれスタートラインは異なるかもしれませんが、様々な作品をピックアップして丁寧にアドバイスをしていきました。

「描く」ことによって、普段何気なく見たり、使ったりしている物でも
物の構造や質感、重さ、その物が存在する空間の構成など、様々なことを意識すると思います。
物の本質を見るトレーニングは、建築・環境デザインを学ぶ上で大切なことです。

先週は四角い物を描きましたが、今週からは丸みを帯びた物にも挑戦していきます。
また、後半には立体物を作りながら形を構成し、表現する方法を学びます。
難易度はどんどん上がっていきますが、頑張ってください!

2020-05-22

2020年度前期の演習が始まりました

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本学では新型コロナウイルス感染症の影響から、5/18(月)よりリモートでの授業が開始されました。

建築・環境デザイン学科では、製図や模型作成、屋外での調査など、大学施設の利用や外出ありきの授業がほとんどでした。
しかし、感染症が収束するまでは、自宅でも演習に取り組めるように様々な工夫をしています。
色々なアイデアや意見を取り入れ、試行錯誤しながら、リモートでも充実した授業の運営が出来るよう毎日模索しています。

さて、今回は2年生の「木造建築演習」の様子をお伝えします。


こちらは山畑信博先生(編集:西澤高男先生)による、製図のインキングマニュアル動画の画像です。(一般公開はされておりません。)
木造建築演習では最初に、製図の技法であるインキング(鉛筆で書いた図面をインクで清書すること)を学びます。
今回は授業のリモート化に伴い、学生向けに動画を作成しました。


大学の授業のほとんどは、zoomを利用して教員と学生が通信し、運営しています。
こちらの画像は、zoomで先生が画面共有をしている様子です。大学のマップが映されていますね。
インキングを学び、基本的な木造の軸組を勉強した後、それを応用して「タイニーハウス」と呼ばれる小規模な建築の設計をします。
タイニーハウスを立てる場所は、大学の敷地内に設定します。学生はそれぞれのコンセプトにあった場所を選び、設計に取り組みます。

タイニーハウスの設計では、建築のコンセプトとデザインを考えるだけでなく、基本的な構造もクリアしなくてはなりません。
また、プレゼン方法の幅を広げるために、CGについてもこの演習で勉強します。
とにかく吸収するべき知識や技術がたくさんありますが、挫けずに取り組んでもらいたいと思います。

従来とは違った方法で授業を運営していますが、リモートだからこそ発見できる気づきがあるかもしれません。
今後は他の演習の様子もどんどん紹介していきますので、ぜひご覧ください!