2009-11-25
ワンデイプロジェクトPart2
こんにちは。
現象学の「伸び縮みする身のまわり」が気になります。
古川です。
本を読もうと思います。
今日は、「ワンデイプロジェクト2009」の入賞作品をご紹介します。
「ワンデイプロジェクト」についてはこちら↓
http://gs.tuad.ac.jp/a+e/index.php?date=2009-11-13
当日の様子はこちら↓
http://gs.tuad.ac.jp/a+e/index.php?date=2009-11-24
各先生賞、入賞もあったのですが
数が多いので最優秀、優秀、学生賞の5点です。
☆最優秀賞 「2010年5月28日の約束」
ストーリーのきれいさが抜群で、
それが表現となって昇華されている点が評価されました。
また、架空の人物で構成した作品が多かったなかで
しっかり「自分」という軸を中心にして答えられている、という点も勝因のひとつでした。
ほぼ満場一致の最優秀賞でした。
☆優秀賞
波打つ御影石に詩が散りばめられており、
その上にパーゴラ状の金色の構造でできた藤棚がかかっている、建築物の提案です。
パーゴラの金色と藤の花が映った御影石に、愛の詩を選んで座るひと組の男女。
そのロマンチックな情景が審査員の心をとらえました。
一方、最優秀賞の案と比べて「自分」という軸が見えてこなかったことから、
優秀賞という結果になりました。
☆優秀賞 「落ち葉のじゅうたんでお昼寝を」
☆学生賞 「小さな家」
好きな人と、ごく日常的なゆっくりした時間を大切にするための提案です。
全体的に、このようなほのぼのとした素直な回答が多くみられましたが、
その中でこの作品は、表現力が頭ひとつ出ており優秀賞を獲得しました。
☆学生賞 「植物かまくら」
サイトウヨシコさんの作品「Village」です。
急だったので賞状と賞品は後日ということになっており、昨日やっと渡すことができました。
賞品はこちら。
どちらも、その人らしい確かな表現力が発揮された、
上級生らしいプレゼンシートで、多くの学生票を獲得しました。
余談ですが、
審査中に急きょ「副手賞と事務担当賞も!」という意見が出て
私も、「古川賞」を選ばせていただきました。
(半立体だったのでスキャンできず。写真で載せます。)
中身は「猫のルームシューズ」と古川の本「経験による家」でした。
ヨシコさんおめでとうございます!
選んだ理由を少し書きます。
古川の好きな、音楽、映画、小説には、「独自の世界観がある」ものが多いです。
それらは好ましいと同時に、憧れの対象でもあります。
なぜかというと、その作者には
「センス」と呼ばれるような、簡単には得られえぬ何かがあるようで、
誰でもが作れるわけではない、と思うからです。
そんな気持ちをこめて、
彼女独特の世界観に溢れたプレゼンテーションを、
「古川賞」に選ばせていただきました。
これからもセンスをさらに磨いて、突き抜けてください。
猫シューズはいて足をあったかくして、卒制がんばってね。
*****
次回は、「巨木モデル」の講評の様子をお伝えする予定です。
お楽しみに。
2009-11-24
ワンデイプロジェクトpart1
こんにちは。
実家に帰ると必ず食べすぎます。
古川です。
たくさんご飯を出してくれますのでね。
ありがたいです。
今日は、先週の火、水、木に行われた「ワンデイプロジェクト」の様子をお伝えします。
「ワンデイプロジェクト」について詳しくはこちらをご覧ください。↓
http://gs.tuad.ac.jp/a+e/index.php?ID=105
今年の課題は、『「自分の一番好きな人といる空間」をデザインしなさい。』というもの。
以下課題書から転載します。
・それは「幸せの空間」なのだろうか。
・「ハードな空間」なのだろうか。
・「あたりまえの空間」なのだろうか。
・ほんの短い時間なのだろうか。
・ずーっと続く空間なのだろうか。
・時々やってくるものなのだろうか。
・芝居のシナリオと舞台のようなものか。
・映画のワンシーンのようなものか。
・ロマンチックなものか。
・ファンタジーの世界か。
・ほんの日常の隙間に居るものか。
・人と空間が分かればストーリーは想像できる。
・人とストーリーが分かれば空間は想像できる。
・空間とストーリーが分かれば人は想像できる。
・全て君の想像―imaginationの中。
「空間」は、必ずしも建築そのものでなくても良いが、必ず「何らかの屋根」を伴う具体的なものであること。
「一番好きな人」は一人でも複数でもよいが、特定できる人であること。
「一番好きな人」はプロフィールの紹介と、その場所を使った自分とその人の「小さなストーリー」(お話)を創作して記すこと。400字以内。
2009-11-16
全国卒業設計展示会
こんにちは。
牡蠣がおいしい季節ですね。
古川です。
金曜日の日記で、「ワンデイプロジェクト2009」について告知を行ったところ
志村先生から、昨年のワンデイプロジェクトの写真いただきました!
さっそくのせちゃいます。
昨年は茶室の課題。
藤森先生に出題者として来ていただきました。
これは何をしている場面でしょう?表彰?
2009-11-13
木造講評とワンデイプロジェクト
こんにちは。
カレーをつくろうと張り切ったら、
辛口のつもりが甘口を買っていました。
古川です。
ショックでした。
たくさんつくったので、毎日甘口カレーです。
今日は、昨日おこなわれた2年生の「木造住宅の設計」の講評会でした。
その模様をまずは写真でお見せします。
こんなかんじで、ずらっと並べた図面と模型を一人ずつ発表します。
先生たちも移動して詳しく見ます。
模型を使って詳しく説明。
質疑応答。
日もとっぷりくれました。
*****
それでは最後に告知を!
来週17日18日19日に、「ワンデイプロジェクト2009」をおこないます。
みなさんおつかれさまです。
2年生のみなさん、どうでしたか?
たぶん今までで一番といっていいくらい大変だったと思います。
どんな住宅にしたいかというところから考え始めて、
平面、立面、断面、模型を行ったり来たりしながら空間を決めて、
おまけに木造の軸組み(柱梁)を成り立たせなくてはいけない。
これが完璧にできたらいますぐ設計のアルバイトできますっていうくらい、
ヘビーな課題だと思います。
きちんと真面目に木造住宅を勉強して取り組んだ人、
建築的なコンセプトから考え始めた人、
両方の取り組み方がみてとれましたが、
一番強かったのはそのどちらもやりきっていた人です。
建築として実現したいポイントがはっきりしていて、それを空間に具体化できていながら、
きちんと構造的にも解けている。
そんな住宅が先生をうならせていました。
はじめての課題で時間の使い方をうまくコントロールできず、
納得できない結果になってしまった人もいると思います。
でもきっとこれで、ひととおりの流れがつかめましたよね。
それは次回に生かせます。
私からちょっとだけお小言を言うと、
これから先、「締切」はどんなときでも絶対です。
もし間に合わなかったら、
受け取ってもらえなくても何も文句は言えないのです。
だから、もちろん遅れないことが一番ですが、
もし万が一遅れてしまったなら「受け取ってもらって当然」ではないですから
きちんとお願いする気持ちで出しに来てください。
たぶんこれから、少しずつ成長していってくれると思いますが、
そういう、相手や場面に応じてコミュニケーション方法をわきまえることは、
人としてとても大切なことです。
ワンデイプロジェクトとは、学年の垣根を越えて競い合う、
一日勝負のアイディアコンペです。
1年生から大学院生まで、誰でも参加できます。
A2用紙1枚に表現したプレゼンを、無記名でピンナップして、
学科の先生全員で審査します。
最優秀、優秀、入選のほか、学生の投票による学生賞、
各先生の推薦による教員賞があります。
すべての賞に賞品がでます。(豪華!)
そして毎年ゲストを呼んで、課題を出題してもらうのですが、
今年のゲストは、昨年度本学科から芸大の建築に移られた
元倉真琴先生です!!
参考に昨年の様子をお見せしようと思ったのですが、写真がないので、
たまたま見つけた一昨年の受賞作品をご紹介します。
「食べること、飲むことを楽しむかたち」
大学のキャンパス内に食べたり飲んだりする場をデザインしてください、
という出題です。
学生のみなさんふるってご参加ください。
様子はこちらでレポートします。
お楽しみに。
それではまた。
2009-11-09
こつこつDVD
こんにちは。
髪を切りました。
古川です。
磯野家の次女のような髪型になりました。
そして今、磯野家について調べてて知りました。
私、マスオと同い歳です・・・
マスオの歳でワカメの髪型って・・・
ところで古川は、地味な仕事が割と好きです。
とくに煩雑だったものをわかりやすく整理したり、
皆がやらないといけないと思いつつ、
ずっとほったらかしている仕事が好きです。
完了したとき、すっきりするからで、
完全に自己満足の世界です。
最近始めた地味な仕事は、記録映像のDVD化です。
準備室には、過去学科で主催したさまざまな講演会の、
映像記録が保管されていますが、すべてDVテープ。
興味をそそる映像タイトルがたくさんあっても、
カメラのちっちゃい液晶でしか、見返すことはできませんでした。
その量が結構なものです。
結構たくさん有名な方にきていただいています。
建築家だけでも、
ドミニク・ぺロー氏
伊東豊雄氏
藤森照信氏
原広司氏
隈研吾氏
青木淳氏
富永譲氏
妹島和世氏
内藤廣氏
坂本一成氏
山本理顕氏
東孝光氏
手塚貴晴氏
ヨコミゾマコト氏
などなど
そうそうたる顔ぶれ。
もちろんまちづくりや、ランドスケープ、構造などの先生にも、
たくさんきていただいています。
これを見られないのはもったいない、
ということで、
こんなかんじでDVD化。
やはり・・・時間がかかりますね。
DVDに焼く時間を入れると一本4時間くらい。
一日1本を目標にこつこつやろうと思います。
見たい学生は、準備室でいつでも見れます。
また、DVDの貸出など、
必要に応じて順次システムを考えていきますので、
相談してください。
あ、それから、優先的にDVD化してほしい講演会の
リクエストも受け付けます。
とりあえず今現在のHD読み込み済みタイトルは、
ヘルマン・カウフマン氏講演会
平田晃久氏レクチャー
黒川雅之氏レクチャー
古谷誠章氏講演会
です。
新作タイトル続々追加予定!
お楽しみに。
*****
余談ですが、そのビデオテープの山の中に
私が2年生と3年生のときの講評会のらしきタイトルが。
他に講評会が映っていそうなテープなんてないのに、
なぜそこだけ?残っている?
なにか目に見えない力を感じながら、
・・・・こわいような、でも見たいような。
それではまた。
2009-11-06
最近の実習棟は・・・
こんにちは。
「俺、無難な幸せ手に入れたい。」
古川です。
巨木モデルの課題に取り組んでいる学生たちは、
最近みんな悶々しています。
みんなで話していると、
すぐに宇宙の話になってしまうようです。
そして最終的には「幸せ」の話に。
・・・・巨木は?
今日は、ここ最近の演習課題の様子をダイジェストでおおくります。
まずは、3年生のポートフォリオの演習。
提出したポートフォリオを展示して、
みんなで見ています。
そのあと、一人ずつ先生にプレゼンテーション。
これは2年生の木造住宅の設計の、エスキース風景。
大賑わいの実習棟からお届けしました。
それではまた。
やってますね。
こんな模型ができてました。
3年生も2年生も、そろそろ追い込みの時期。
つかれてるときはどうしても風邪ひきやすいので、
最低限の食事と睡眠は
かかさないようにしてくださいね。
応援してます。
*****
最後に本日の実習棟から。
準備室にも相談の学生がたくさんきます。
こちらは宇宙の話をする渡部先生と3年生。