2009-04-28

横浜開港150周年記念博覧会

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これは巨大蜘蛛のパフォーマンス。信号もよけながら、公道を走っています。大きさだけでもすごい迫力。じつは、この蜘蛛の後ろから、チェロやバイオリンなどの生演奏のバンドもやってきて、すごく雰囲気がいいです。


横浜開港150周年の記念イベントが今日から始まりました。
海の広場の会場をみかんぐみが担当。直線で曲面をつくる、一葉双曲面というかごのような形をつかって、会場を構成しています。この会場のなかには、フランスのパフォーマンス集団ラ・マシンの巨大蜘蛛がいて、ときどきパフォーマンスをします。横浜にお越しの際はぜひ、お立ち寄りください。

2009-04-27

三沢旅館潜入!

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さて、学生たちが改造した三沢旅館がどうなっているのか。
のぞいてきました。

部屋がおしゃれなのか、おしゃれの人が住んでいるのか。
まったく、普通のアパートとはちがいます。

どこにあるかと言えば、ヨーロッパとかの学生の部屋みたいな感じ。
カスタマイズした空間が楽しそうです。

この部屋の奥の部分はDJブース。家具もすべて手作り。

2009-04-24

新しい郊外の家

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「新しい郊外の家」馬場先生の本です。一時期、仲間内で馬場さんが房総で暴走してる。という噂が流れていた、馬場先生の家をつくるプロセスが語られている本です。
環境デザイン学科の準備室ですごく安く(自信がないけど、多分1000円)売ってますが、その本の紹介を今日、19:30からのラジオモンスター「私たちの未来」で、私が馬場さんにいろいろ聞いています。
ぜひ、聞いてみてください。

2009-04-21

サスティナブルタウンのための10の提言

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なんと、サスティナブルタウン10の提言の改訂版がでます。
昨年刷った1000部があっという間に亡くなってしまいました。

一部は学生以外の一般の人にも見ていただき、ロハス大賞なるものにノミネートされたりもしました。パチパチ。

改訂版では一部、変更となります。「02資源」という項目が「02エネルギー」と変更になります。これは筑波大学の名誉教授 熊崎実先生からの指摘です。
これから、わたしたちの生活のなかで、カーボンフリーという概念が非常に大事になってきます。そのときに、どういう生活をするかは、資源という広い概念ではなく、やはり問題なのはいろいろな資源ではなく、もっと的確にいうとエネルギーだろうと。化石エネルギー、いわゆる石油を使うとCO2が増えます。そうなると、温暖化がとまらない。だから、化石エネルギーをできるだけ使わないようにしないといけない。そのためには、CO2のでない再生可能エネルギーを使うべきと。たとえば、それは太陽電池だったり、太陽熱だったり。また、薪を代表としたバイオマスエネルギーもよいのです。
薪をもやした時にでるCO2は、太陽エネルギーが光合成を通して、固定化したCO2であるので、いくら燃やしても、地球上のCO2は増えないのです。
(これはむずかしい概念です。わからなければ、メールください。丁寧に教えます。)
そういう点で、木材などのバイオマスエネルギーというのは非常によい訳です。なので、項目の名前を変えます。実は、内容はほとんど変える必要がないので、変えませんでした。

さて、改訂版がでるので、オリジナル版を持っている人は、そのうち価値が出てくるかもしれないです。そっちも大事にしてください。ではでは。

2009-04-18

失敗

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昨日、一時限目だと思って、教室に行ったら、3年生が。1年生の授業なのにおかしいいなあと思って、「これ、1年生の授業じゃないの??」って聞いたら、ほぼ全員が「じゃあちがう」って感じで、みんな席を立つ。と、いうところで、間違っているのは私ということに気がつきました。焦らせたみなさん、すみません。

えーと、昨日でラジオの3回目の放送が終わりました。昨日の話しは「三沢旅館」のリノベーションの話し。卒業製作で取り組んでいた黒田さん、鈴木さんに馬場先生がいろいろインタビューしてくれました。

その収録が行われているとき、私は山形市立第4小学校にいました。
3年生の課題は、第4小学校の建て替え計画なのです。身近なビルディングタイプである小学校ですが、いろいろと変革の時期にあり、さまざまな試みがなされています。ぜひ、3年生にもはりきって、新しいタイプの学校を試してもらいたいものです。

2009-04-16

いよいよ課題がはじまります。

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演習がはじまります。
3年生、最初の建築の課題は小学校。だれでもなつかしいビルディングタイプです。課題の想定場所は、市内の第4小学校。ここ何年か同じ課題をやっていますが、毎年、すこしずつ傾向が違います。今年は、教員の人数が少なく、2人で担当します。履修者も多いです。
さて、昨日の平行定規につづいて、第2弾。
そのとき私はどんな課題をやっていたか。

第1課題 ホテル    谷口義生
第2課題 街角の郵便局 坂本一成
第3課題 小学校    山下和正
第4課題 ホールをもつスタジオ 槙 文彦
第5課題 商業施設   倉俣史朗
第6課題 建築美術館  坂本一成

でした。前半の課題に関してはあまりいい記憶がありません。最初の課題はむずかしかった。三井倶楽部の庭園のなかに、ホテルを建てるという課題。わけもわからずに大きいものを建ててしまい、失敗しました。多分、小さなヴォリームをちりばめるのがよかったと後で知らされましたが、後の祭り。郵便局は、巨大なポストをつくって、ヴェンチューリのアグリーダックと言われ、(わからない人は、ヴェンチューリのラスベガス 読んでね。)小学校もよくわからず終わってしまった。あまり、楽しいことを考えなかったんですね。 自分が、たのしいことを考えないと案も楽しくなくなります。
これは不思議だけど、本当。だから、課題は、たいへんでも楽しくやらなくてはいけない。厳しい人の空間は、ホントに厳しいんですから。

夏休みは悶々と過ごし。そのあとの2つの課題は楽しくて、しょうがなかった。いろいろ考えたことが、受け入れられて、さらにヒントをもらうわけです。ヴォリームを模型でつくって、できた形はそれなりの説得力があって、おもしろかった。ただ、未消化のところがあって、ちょっと残念な結果となりました。

商業建築は願ったり、叶ったりの課題です。もともと、商業には興味があったんです。そうはいっても、建築の世界では、比較的邪道。(知らなかったです?)コマーシャリズムは否定されやすいのです。でも、そのころの倉俣さんはもっともとんがったインテリアデザイナーだったから、彼のつくる空間は全く違った。ある意味、とても建築っぽいのですが、もっと、一つ一つの部分にこだわりがある。そのとんがり方がかっこいいとあこがれて、案も洗練されていきました。そうなるとホントに楽しい。寝るのも忘れるほどでした。

前期だけだったら正直、わたしは建築家になっていませんでした。やはり、後期の課題でぐーっとのめり込めたからこそ、楽しさがわかってしまった。
そうなると、ちょっとやそっとで辞められません。のめり込まないとダメなんです。単純にやりたいことを、ぐーーと押し出す感じです。あれも、これもといったら失敗する。課題ってそういうもんです。

皆さんもがんばってください。

2009-04-14

平行定規

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山畑先生から相談された。2年生が、インクペンと平行定規(1万5千円)の両方を買うことができないので、インクペンとT型定規(4千円ぐらい)のセットでなんとかならないと聞いているという。なるほど。
そういうこともあるかもしれない。なぜなら、建築・環境デザイン学科は、全員が建築士になることを前提にしていないので、建築の仕事に就かないのであれば、なにもそんな高い買い物をする必要なんてないはずなのである。それは、それで、納得。いずれ、CADに移行するのだ。と思っていられるかもしれぬ。
ちなみに私は大学に入ったときに、あまりに嬉しくて、親にこれがなければ、建築家(士)になれぬとだだをこねて、20万くらいの6畳の部屋を占領するような代物(A1の平行定規でした。)をほしいと、親の細いすねをかじったのであった。あとから考えると、かたちからはいることが多い。でもね、かたちからはいって、その気になるのも必要なのだよ。もちろん、そのころはコンピュータなどという、すぐに古くなってしまう物もなかったから、それだけでよかった。そしてそれを買ったことで、自分の未来が開けたような気すらしたのである。もちろん、それを買ったからといってそんなことはなく、課題の締め切りに追われるつらい日々が待っていたのである。でも、そういう気分を味わうのはたいへん良いことだとも思う。
さて、では、建築家にとって平行定規とはどういうものか。それは簡単。それは料理人にとっての包丁。美容師にとってのはさみ。(プロユースは10万円もするはさみがあるらしい。)カメラマンにとってのカメラに等しい。よく切れる包丁をつかわない料理人の料理はまずい。きれないはさみでは、うまくカットはできない。借りたカメラをもっているカメラマンはどこにもいない。
いずれコンピュータを使うからといって、平行定規を買わないのもこれまたダメである。ここにあげた職業も含め、肉体的な鍛錬が必要なのだ。自分の体にしみ込んだ感覚が必要なのである。肉体的な鍛錬がなくては、建築家という職業にはつけない。私の知っている建築家はみな、手が動く。模型や図面やパースやスケッチなど。とにかく手を使うことがうまい。全部かどうかはさておき、何かに秀でている。体に叩き込んだスケール感はだれにもまねできない物だ。
なので、もし、建築家になりたいと思っている人で、平行定規を買うことを迷っている人がいたら、ぜひ、無理をしてでも、平行定規を買ってほしい。

2009-04-11

このまえ紹介できなかった正20面体

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このまえの新入生のキャンプで紹介しそびれたプロジェクトがあるので、ここで紹介します。
実はこれは3月に赤城湖で行われた、小屋ジャンボリーでの写真なのです。
赤城湖では、氷の上から穴をあけ、わかさぎ釣りをするのです。その時、あまりに寒いので小屋をつくろうというのですが、その小屋をつくる競技なんです。
大学院の亀岡、須藤、松本チームはみごとな大きいものをつくりました。
風が強いのですが、なかでみんなで押さえるとそれはそれで楽しい。
先生はつくらなくてもいいのですが、わたしがつくったのはフラーという人が考案にしたフラードームの基本となるかたちです。こういう大きい模型もできると楽しいものです。

2009-04-10

三沢旅館=山形R不動産の第1弾

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えーと、昨年馬場さんが立ち上げた山形R不動産、まず第1弾で、三沢旅館を学生が泊まれる場所にしようというプロジェクトがスタートしました。
4年生の黒田くんと鈴木さんは卒業設計で、この旅館の使い方を提案したので、まさに学生のプロジェクトが現実のものとなったのです。これには紆余曲折がいろいろ。とにかく、しばらくお休みしていた旅館をまた、始動させるにはそれなりの設備が、、。また、他のさまざまな条件もすべてクリアしないとダメなわけです。いままで、一度も実際の仕事をやっていない学生が、動かすのは並大抵のことではない。
でも、最初にきめた中心市街地に住む。という目標のため、一同がんばりました。予算をカバーするためには、自ら手を動かすことをいとわず。壁のペンキ塗りは大変でした。ぬった皆さん、ご苦労様。
また、このプロジェクト。美術館大学構想センターの宮本さんの協力もあって、いくつかの部屋がアーティストインレジデンスに。ここを拠点に七日町でもアート活動を始めて行きます。学生は、町でのアート活動の拠点として活動します。
空間って、与えられるのではなく、手を加えていいもので、それをすれば劇的に変わっていくということが、とてもよくわかったのではないかと思います。そういう、私もペンキ塗り1日中していたことがあります。今の前の前の事務所で。とにかく、朝から晩まで塗ってました。つい、無口になっちゃうんだよね。
とにかくできた空間は、かっこよかったです。




2009-04-09

わくわく館

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先日修士をでた渡部さんが中心になって進めていた、わくわく館のカフェができました。

わくわく館というのは米沢にある米織りの工房で、体験もできます。
ところがその場所がよくわからない。また、そのために来た人しか休む場所がない。ということからカフェをつくることになったのでした。

渡部さんは、いごこちのよい場所を研究しながら、同時にそれをつくったことになります。
4月26日にオープンします。
場所は上杉廟のちかくです。

 

2009-04-04

2009年の活動

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こんにちは。
何がすごいって、しむけんブログすごいですねえ。なんていったて毎日更新されているのがすごい。それも量も。志村先生、がんばってください。
やっぱり、臨場感がすばらしい。わたしも見習います。

さて、明日から新学期。学科長2年目です。いろいろわからないことも多かったのですが、山畑先生をはじめ、学科の先生に支えられてなんとかなってきました。いろいろありがとうございます。

去年、いろいろなことをやったのですが、一番大きいのは、東北にある東北芸術工科大学がこれからどうやったらいろいろなことを発信できる学科、大学になるか。という学科のコンセプトを決めたことだと思います。だからといって、いきなり去年考え始めた訳ではなくて、学科の先生がいままで取り組んでいたことをまとめたら、ひとつ大きな目標が見えてきました。

それが、21世紀の環境を考えるサステイナブルの社会の実現!!

地球環境のことを考えていない今の建築や東京に一極集中してしまった都市計画、自然のことを大切にできない景観のことなど、すべての問題点を解決できるような、そういうものです。実は、それぞれの先生がずーっと考えて、活動してきたことです。

たとえば。
しむけんブログの志村先生は、建築の歴史が専門ですが、歴史や文化のことを研究しつつ、そういう建物の保存とかまちづくりを考えておられる。ホームページにも載っていますが、三浦先生は環境とエネルギーを中心に、建築とまちづくりを考えておられる。去年からの馬場先生は山形R不動産をはじめ、七日町の旅館をリノベーションしている。山畑先生は蔵プロジェクトをやって、まちの古い建物を利用して、保存している。廣瀬先生も、自然に対してのやさしい視線をもち、さまざまな施設をデザインしていらっしゃる。今年から先生になった渡部先生は温井先生といっしょに、森づくりの会をして、林業の活性化を考え、間伐とかそれを使われたグッズを開発されている。吉田先生は、交通の分野で、BDF(バイオディーゼルフエル=天ぷら油とかの再利用ですね。)などなど。
これを全部一言にすると「サスティナブル」という言葉になります。
これだけでは、よくわからないのでないか。範囲が広すぎないかということになり、『サスティナブル10』という冊子をつくりました。
まだ、手にされてない方がいたら、ぜひもらってください。大学のWEBからダウンロードもできます。

それから、始まって、客員で藤森照信さんにも来てもらって、自然素材をつかったすごくおもしろい話しをシリーズでしていただきました。
今後、ホームページにアップしていく予定です。

サスティナブル10の冊子は建築とまちづくり両方に使えます。
建築に関しては『エコハウス』ってどんなものかしら。っていう素朴な疑問から、いま、馬場先生、三浦先生、山畑先生でいろいろ調べて、本を作ろうとしています。エコに関する大部分は、三浦先生に教えてもらって、いろいろなところにインタビューに言ったり、実際につくるプロジェクトの模型をつくったりしています。本も企画が進んでいて、出版の予定も決まりつつあります。

まちづくりに関しては、最上町と始めています。でも、これは最上町だけではなく、山形全県に広げていきたい運動です。
夢は山形が「環境先進県」になって、日本全国のモデルになるということ。無謀な夢のようですが、そのポテンシャルはあまりあるほど、あります。
豊かな自然。個性的で豊かな農業。手がつけられていない林業。伝統工芸や木材加工などの工業。これらに共通するのは、一極集中しすぎた東京にはないものなのです。一極集中というのは、どうしたら東京みたいになれるかということでうが、それには無理がある。ぎゃくに、どうしたら東京みたいにならないか。という点では、着いていくというよりも、完全にトップランナーになれるポテンシャルを持っているといえると思います。考え方次第で大きく変われる可能性があるのです。

そんなことを言ったって、思われる方がいるかもしれません。それはそれで無理がないことかもしれません。見たことがないのですから。でも、世界には、山形の規模に近いところでも、いろいろがんばっているところが多い。特に似ているのはヨーロッパ、それも中央ヨーロッパと言われる、ドイツ南部とかオーストリア、スイスなんかがとても似ています。

もともとヨーロッパのその地方は、中央集権的ではなく、地方ががんばっているところでもあり、EUができてからは、国というよりも都市それぞれががんばっています。詳しい政治の体制の比較まではしていませんが、プロジェクトの取り組み方とかみているととても元気です。

さて、これから今年は、去年やっていたことを大きく発展させていきたいと思っています。

2009-04-03

去年とはちがうこと カリキュラム編(特に4年生)

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そのまえに、ガイダンス 全員出席してくださーい。
結構、重要なこと、お話しします。
4年生、卒業設計のやり方を大きく変えます。
3年生、カリキュラムの変更があります。
2年生、製図室のルールについて、ちゃんと聞いてください。
1年生、心配なく。大丈夫、出席してください。新入生キャンプのお知らせもあります。

よろしくお願いします。