2010-10-22
4年生の卒業研究中間発表と準備完了
副手の山田です。
さて、怒涛のブログ更新ラッシュ第5弾。
4年生です。
10/20-21と開催された卒業研究の発表会。
2回目の今回は、前回よりの上澄みをどれだけ重ねられたか!
でしょうか。
当の本人たちは、必死に取り組んでいましたね。
なかでも、胃が痛くなる感じは、副手の私も覚えがあります。
(こればかりは、自分の取り組み度合いにもよりますけどね。)
自分の所属しているゼミ以外の先生からアドバイスをもらえる貴重な機会ですね。
約60名近い4年生に対して、一人一人へ丁寧にアドバイス(叱咤激励)。
長丁場で先生方も大変です。
今年も、いろいろな研究テーマがあります。
あれも、これも。そこいったかぁ・・など。
(こればかりは、内容については実際に卒展で見てもらいたいですね。)
いろいろ重要な時期であり、最終発表日の12/21-22に向けた
時間をどうするのかを改めて計画をたてましょう。
焦ったぐらいがちょうどいいかもしれません。
頑張れ 4年生!
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◆ご紹介◆
4年生たちが、自分たちの活動の状況を発信しています。
このブログをみている皆さんも暖かく見守ってください。
建築・環境デザイン学科 2010年4年生たちのブログ
建築・環境デザイン学科 2010年4年生たちのツイッター
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卒業研究の発表の翌日(↓)
2010-10-22
3年生は課題に頭を悩ます。
副手の山田です。
怒涛の更新ラッシュ第4弾。
3年生の状況です。
後期に入り本学科で今年から、
客員教授として招いている森みわ先生が主担当として
3年生に課された課題は「保育園とシニアホームからなる地域密着型の福祉施設」。
・・これは頭を悩ませますね。
保育園とシニアホームの複合施設であり、
それでいて地域密着型。
(そのまま題名をなぞっただけですけどね)
そのなかでも、設定条件として施設が使用中にエネルギーを極力消費しない、
環境共生型の施設とするといったことになっています。
非常に考えなきゃいけない内容がたくさん詰まった課題です。
まずは、10/13日(水)に開催されたリサーチテーマの発表。
設計課題に関連する統計、気候分析、福祉施設ならではの必要な機能構成、省エネに関する知識、既存の施設の調査など、班に分かれて発表してもらいました。
パワーポイントを駆使しながら、自分たちの選んだ調査テーマに従って発表してもらいました。
限られた時間の中で、必要な情報を入手することが重要であって、その方法というのは独自に磨いていくもの。
※3年生の皆さんは各班が発表したパワーポイントデータはPC室のシェアにはいってますのでご参照ください。
それで、翌週には各人の課題におけるコンセプト発表。
A3用紙に、自分の考えたコンセプトを張り出しています。
そこで、森みわ先生からコメントをもらっています。
※ブログ用に抜粋しています。
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先日のみんなのA3コンセプトシートを拝見しました。
今回の課題の主旨はほとんどの学生が理解してくれているようです。
”畑”という外部空間を介してお年寄りと子供が繋がる提案、おばあちゃんの駄菓子屋さんに子供が遊びに来る、といった設定、また、風の抜ける建物の形状を模索するなどの提案は面白そうでした。
ただ、コンセプトが”形”になりつつある学生はごく一握りでした。なので、来週の中間発表までが相当大変そうだな、という印象を持ちました。
学生それぞれ、着眼点が違って当然なので、とっつきやすい方のコンセプトから膨らませていくことは問題ありません。
自分がスタートした主旨(省エネ、または施設の提案など)に比重を置いて、努力してください。
省エネのためにはコンパクトな建物の形状が有利である事、一方では”施設”のイメージを持たせない分散型のプランニングが求められている事、この矛盾に気が付いた学生が既にいた事を嬉しく思います。今回の課題に隠された、この意地悪な要求を、知恵を絞って両立させてみてください。
お年寄りと子供を同じ空間に同居させることへの懸念を表明している人もいましたが、必ずしも全てを共有する必要はなく、お互いの気配を感じられ、気軽に訪問できるような距離を保つ、あくまでも2つの施設の”関係のしかた”がテーマです。失敗を恐れずに提案してみてください。
それから、最近私の中で流行っているのが、油粘土による形のスタディーです。
スタイロや紙で模型を作るよりもよっぽど思い切って、いろいろな形を試すことができます。
どんなモノが出来ても、丸めてしまえば跡形も残らないので気が楽。
粘土ヘラを使って形を切り刻むうちに、頭の中が整理されていったりするので是非お勧めです。
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このコメントから、学年とわず色んなところで参考にできるような気がします。
今度は、中間発表です。
建築脳、省エネ脳、福祉脳、地域性脳、・・いま持っている脳をフル活用してトライしてみてください。
2010-10-22
2年生課題「木造住宅の設計」の現在
副手の山田です。
怒涛の更新ラッシュ第3弾。
10月から後期が始まり、2年生も新たな課題に取り組んでいます。
「木造住宅の設計」。
この課題は奥が深いですよ。
まず木造住宅というものを真剣に考えるいい機会です。
日本古来からの建築工法を理解して、実現可能な木造の家を設計する。
「住宅」というもの見つめてみてください。
それと、この課題には本学科の先輩3名が非常勤講師として参加されてます。
普段接している先生とは、また違ったアドバイスがもらえたようで、2年生にとっては、すごく参考になる機会ですね。
自分の考えをプレゼンし、それに意見をもらうということは、いろいろな場面で役にたちますよ。
第1線で活躍されている講師の皆さんから、
多くのことを学んでください。
期待します。
2010-10-22
1年生奮闘中
副手の山田です。
怒涛の更新ラッシュ第2弾
1年生の課題風景です。
大学生活も後期に入り、すっかり高校生気分が抜けてきた(?)
演習の課題も基礎的なことが多いけど、志のあるものが誰もが通る道。頑張って取り組んでます。
2010-10-22
2010 前期課題表彰!
お久しぶりです。もう一人の副手の山田です。
すっかり、ブログをほっぽっていました。
公約違反ですね。さて、遅ればせながらのブログ更新。
建築・環境デザイン学科は、10月より後期日程が始まっておりまして・・
10月これまでにためにためたネタを怒涛の更新ラッシュとさせていただきます。
■10月5日(火)晴れ
1年生の後期演習課題のはじめの前に、前期演習課題の表彰式がありました。
表彰課題は、「基礎造形」です。人体のスケールを学び、身近な素材を扱いながらイスの作成をしました。
■10月6日晴れ
2年生と3年生の後期課題が始まりましたよ。
2、3年生も、前期の演習課題の表彰です。
【2年生】
2年生は、建築設計演習1-インテリアの設計ですね。
2年生になって設計の基礎を習っていく課題で七日町商店街の一画を想定した店舗デザインです。
かなり自由に発想した作品が多くセンスが試されます。
(この日のタケウチ学科長は風邪気味でマスク姿)
他にも奨励賞が5人いましたね。詳しくは掲示板に掲載しておきます。
選ばれた皆さん。おめでとうございます。
これを励みに頑張ってください。
今回受賞から漏れた人の中でも、優秀な作品がありました。甲乙つけがたい中で、受賞のチャンスはありますよ。
最優秀は5人。優秀5人。この人数からしても、あまり差はないことがうかがえます。でも、女子率が高いですね・・。
男性諸君の奮起に期待します。
【2年】環境計画演習1‐フィールドワーク入門‐
この課題は、大学周辺の地域の成り立ちを知るために必要な調査技法を学ぶ課題です。
このほかにも、佳作として5名が選出されております。
建築や空間、都市、環境、ほかにもいろいろですが、
この課題で学んだ地域を観察する視点は、
この分野以外でもとても役に立つと思いますよ。
おめでとうございます。
つづいて、3年生。
3年生の前期の前半と後半は、次の課題の選択制になります。
1-1 小学校の設計
1-2 エコビレッジの構想
2-1 図書館の設計
2-2 カフェテラスのある図書館の設計
それでは、3年生の表彰風景です。
【3年生】小学校の設計
この課題は、山形市内の敷地を想定した小学校の設計です。
3名が表彰されました。
1人、都合により出席できなくて残念。
3年生にもなると急に課題のボリュームが増えて専門性も高くなります。
小学校という施設を考えることは、いいきっかけになったと思います。受賞おめでとうございます。
【3年生】エコビレッジの構想
上山市の農山村集落である山元地区を対象にした持続可能な地域づくりを考える課題です。実際に現地に赴き、住民の方の意見を聞いて、それぞれが考えた提案を実際に現地の人に発表していました。
農山村集落は過疎化が進み衰退しています。
実際に現地で見て、聞いて、感じたことはとても身近な社会問題だということを学んだのではないでしょうか。
こういった経験を活かしてほしいですね。
受賞おめでとうございます。
【3年】カフェテラスのある図書館の設計
時代の移り変わりにより、現代都市における図書館のあり方を考える課題です。
表彰された皆さんは、図書館という施設が地域にどのように位置づけられるかを考えて、よくまとめていましたね。
受賞おめでとうございます。(しかし3年生も女子率が高い)
【3年生】コミュニティの計画
開発が進んだ梗概の住宅地の問題を見極め、「持続可能なコミュニティ」のテーマのもと、住宅の基本計画、敷地計画に取り組む課題です。
このほかにも奨励賞として6名が選出しております。
この課題では、住宅地といった比較的マクロな視点を持ちながら、快適な暮らしが続けられるような地域を計画することは、なかなかない機会だったのではないでしょうか。
受賞おめでとうございます。
さて、今回は、前期の表彰風景をお伝えしましたが、
同じ顔ぶれがだいぶみえますね。
今回受賞した人達は、他の人より真摯に取り組んだ結果だとおもいます。
この経験は、これから先の自分にとって基盤になると思いますよ。(経験者談)
おめでとうござます。
2010-10-19
JIA東北建築学生賞で石原さんと安藤さんが入賞しました。
こんにちは。
秋の花粉症がとまりません。
鼻をかみすぎて鼻血が出るほどです。
古川です。
そんなことはどうでもいいんです。
実は前回引率で行くと言っていた学生コンペで、
見事二人が賞をとりました!
JIA東北建築学生賞とは、
東北の建築を学ぶ学生の課題作品を1学科3作品まで出品し、
その都市との関係、課題に対する答え方、先進性などを競います。
今年は13校から37作品の応募がありました。
その中で、石原由梨さんが実質2位の「優秀賞」
安藤理恵さんが実質5位の「奨励賞(東北専門新聞連盟賞)」
を受賞しました。
審査結果↓
http://www.jia-tohoku.org/event/14th_gakuseisho/14th_gakuseisho_result.html
審査会と表彰式の様子をどうぞ。
その後、審査員の議論と投票を経て賞が決定!
表彰式です。
最後に受賞者全員と審査員で記念撮影。
古川が審査経過を見た限りでは、
いかにA1パネルを効果的に密度濃く構成するかで7割方きまります。
その点で、受賞した二人は、
今回の応募を機に表現をかなり勉強していました。
石原さんは有無を言わさぬ作業量でやりきました。
あとは少し、空間を新しく見せる工夫をすると、
最優秀賞に手が届くと思います。
安藤さんは、ほとんど優秀賞に近い奨励賞です。
今回時間がなくてできなかった部分をやりきると、説得力が出ると思います。
この応募を経て、また設計事務所へのインターンシップも経験し、
今回は入賞できなかった田中くんも含めて、
3人とも、一皮も二皮もむけた夏休みだったのではないでしょうか。
とにもかくにも、おめでとうございます。
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ここで卒業生のみなさんにビッグニュースです。
どうやら、大学創立20周年を機に、
(建築・)環境デザイン学科大同窓会を開催することになりそうです。
詳細はまたのちほど。楽しみですね。
2010-10-12
リノベーションシンポジウムを開催します。
こんにちは。
芋煮会をしました。
古川です。
留学生の歓迎会を兼ねていたのですが、気に入ってもらえたらしく、
「ポテトスープパーティー、アゲイン!」とのことでした。
さて、本日は大切なお知らせです。
10月30日に、シンポジウム+事例視察が開催されます。
HEAD研究会というのは、
建築業界に関わっていながら普段議論を交えることのない、
住まい手、建築家、建材・部品メーカー、ディーラー、住宅メーカー、工務店、などが、
同じ場を囲むことを趣旨として活動している団体です。
最近はリノベーションについてのシンポジウムを開催しており、
今回はその東北バージョンというわけです。
この日は朝から仙台ー山形リノベーション視察ツアーを行います。
仙台の卸町周辺、山形の七日町周辺の、
地方都市ならではの、ゲリラ的、自然発生的リノベーション事例を、
貸し切りバスでまわります。
こちらは定員50名、先着順。
会費は3500円です。
その後夕方からは、大学でシンポジウムを開催します。
竹内先生、馬場先生などがディスカッションする他、
仙台や山形でリノベーションを手がけている建築家7名が発表をおこないます。
参加費は無料。
どちらも申込みが必要です。
期限は20日(水)←近くて申し訳ありません。。
申込み先は以下です。
◎開催内容のお問合せ・お申込み:HEAD 研究会(事務局)善野、海野、渡邉
E-Mailにて件名に「TF4 シンポジウム申し込み」と明記の上、氏名・所属・連絡先(住所、メールアドレス、電話(FAX)、事例視察の参加・不参加(定員50名先着順)、シンポジウムの参加・不参加(定員120名先着順) 、懇親会の参加・不参加を下記宛てにメールにてお申し込み下さい。
お申込み期限:2010年10月20日(水)
TEL:03-5841-6154 / FAX:03-5841-8518 / E-Mail:info@head-sos.jp
HP:http://www.head-sos.jp/contents_ja.html
卒業生のみなさま、
建築設計だけでなく、メーカーや工務店のおつとめのみなさま、
そしてもちろん一般の方、
在学生は必須、
ぜひぜひご参加ください。
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なんだか大学が始まったとたん忙しいです。
でも忙しいことは喜ばしいことですね。
明日は、学生たちのコンペを引率して仙台に行って参ります。
ご報告はまた後ほど。
2010-10-08
卒業生の案が店舗に採用されました。
こんにちは。
大山のシメサバが好きです。
古川です。
大山とは、芸工大の近所の居酒屋です。
週に3回くらい行ってしまうことがあるくらい、身近な存在です。
今日は、ホットなご報告です。
卒業生が在学中に考えた店舗のアイディアが形になりました。
http://yamagata-np.jp/news/201009/28/kj_2010092800871.php
2年前に、大学でおこなった産学連携コンペで選ばれた案が、
ついに実現したそうです。
「もう忘れられているのかな、と思った」という渡部さんのことばが印象的ですが、
土地探しなどの長い準備期間を経て、案を実現してくれた、
東園生花の高橋勝巳社長の心意気が、とても素敵ですね。
建築は、つくるのにたくさんのお金と労力がかかるので、
実はプロでさえ、コンペで勝っても、
実際に建つところまでたどり着くのは大変です。
途中で計画が中止になってしまうこともよくあります。
でも、こうやって努力が報われると、そのぶん感動も大きいものです。
渡部さんには、この嬉しさを忘れずに
設計の仕事をがんばってほしいですね。
*****
さて毛布が手放せない季節になりましたね、
朝晩冷えますので、みなさんも風邪などひかぬようご注意ください。
それではまた。