2016-04-21
祝! 東北学生卒業設計コンクールにて最優秀賞受賞!
本日はハッピーなニュースをお届けです!
16日(土)にせんだいメディアテークで行われた「東北学生卒業設計コンクール2016」にて
2015年度の本学科を卒業した武山加奈さんによる「継承と再構築―小学校から考える集落の在り方―」が、最優秀賞を受賞しました!!
新聞にも取り上げていただいています。
武山さんの想いがぎゅっと詰まった作品です。
作品は6月25日(土)、26日(日)の2日間、
東京の新宿アイランド南棟アクアプラザで開催される
「全国学生卒業設計コンクール」にも出展されます。
東京近郊の方はぜひ! 足をお運びください。
武山さん、おめでとう!!
2016-04-20
フレッシュマンキャンプ ―後編―
気が付けばもう桜が散り始めてきました。
時間が経つのは早いものですね。おそろしいです。
演習棟も一気ににぎやかさが増しました。
各学年、それぞれの課題を鋭意制作中です。
さて今回は、お待たせしていた
フレッシュマンキャンプ2日目の様子をお届け。
今回宿泊したのは、「ホテルシェーネスハイム金山」。
豊かな自然に囲まれたなかに佇む、金山杉をふんだんに用いて造られたホテルです。
ちなみに「シェーネスハイム」はドイツ語で「美しい我が家」という意味だそう。
おいしい朝ごはんをしっかり食べたあと、
敷地内にあるチップボイラーと雪室の見学です。
このチップがエネルギーとなって、給湯や暖房に活用されるわけですね……! ふむ!
こちらは雪室。いわば大きな冷蔵庫。
金山の雪を冷却保存して、冷気として活用しています。
建築と自然、そしてエネルギーは切っても切れない関係なわけです。
ホテルにさよならを告げ向かった先は、大美輪の大杉。
ここからは長靴装備で出発です。
ぬ? かんじき……?
森の中を目指してぐんぐん進みます。
今年は雪が少なかったため、緑色の風景が迎えてくれましたが
例年はまだまだ雪が積もって一面まっ白だそうです。
トトロが出てきそう。
大美輪の大杉は、なんと樹齢300年近く!
大大大先輩ですね。
壮観。とても神聖な雰囲気です。
おお~。
空へ向かって高く高く伸びている姿には圧倒されます。
自然をめいっぱい体感したあとは、金山町の街並み散策です。
ご担当者のガイドに沿って、金山町のまちづくりを見て、聞いて、感じ取って、学んでいきます。
地元の職人さんが建てる白壁と杉板張りの家々が立ち並び、
こだわりの詰まった美しい景観です。
こちらは交流サロンぽすと。
現在は、地域の人々の交流の場として使われていますが、もともとは地域特定郵便局だったそう。
建物の前の真っ赤なポストが印象的です。
カメラとメモを片手にお話を聞きます。
ぞろぞろ。
歩くのが楽しくなる街並みですね。カメラが手放せません。
そんなわけで2日間のフレッシュマンキャンプ、無事に終了!
先週から演習がはじまりましたが、
学業はもちろん、日々の生活も充実するよう
4年間おもいっきり楽しんでいきましょう!
2016-04-08
フレッシュマンキャンプ ―前編―
雲が空を覆って、まだまだ肌寒い日々が続いていますが
徐々に春めいた景色を見せている山形です。
さて、新年度を迎え、早1週間が経ちました。
今年度、建築・環境デザイン学科には、計51名の1年生が入学です。
みんなとてもフレッシュ!
1年生は、4/4~4/5の1泊2日で
本学科毎年恒例のフレッシュマンキャンプのため
山形県は金山町に行ってきました。
「はじめまして」で会った次の日にみんなでキャンプというのは
やっぱりドキドキしてしまうものです。ドキドキ。
それではさっそく行ってみましょう。
初日当日は雨。さむいです。
野帳を持ってバスに乗り込み、いざ出発です。
金山町までは、市内からおよそ2時間の道のり。
バスのなかでは、先生方のガイドに、学生たちも「ふむふむ」という表情。
窓から見える景色のなかにも、たくさんの学びがあふれています。
キャンプのはじまりの会場は、金山町役場。
「街並み(景観)づくり100年運動」を始めとする
さまざまな金山町の取り組みをご紹介いただきました。
お話を伺いながら、じっくりと資料を読み込みます。じっ。
手描きのスケッチがステキです。
お話を伺った後にまず訪れたのは「金山町火葬場」。
火葬場の見学と聞くと、なんだか緊張してしまいますが
実際になかを見れるのはとても貴重で
この金山町火葬場は、杉木に静かに囲まれ、厳かながらも
中に踏み込んだ人々を圧倒させるような空間になっています。
溜息が出てしまうほどに美しいアプローチ。
「眠る場所、送る場所」として、安心できるような空間に感じます。
続いて訪れたのは、「金山町立明安小学校」。
金山杉を用いた、まさに「木の学校」で、地域との連携にも力を入れています。
“学校は「大きな家」であり「小さな街」である。”
これは明安小学校の設計コンセプトのひとつ。
外から中まで、見ごたえのある空間が目白押しです。
正面玄関から入ると、目の前に現れたうねうねした木の作品。
きれいな曲線です。児童たちが座ったり遊んだりする場所になっているそう。
屋根の架構は、金山杉を加工した大断面集成材でアーチを形成しています。
なんとも圧巻!
木材が使われていることもあってか、体育館のなかでもあったかいです。
ジャケ写みたい。
初日最後に訪れたのは、「金山町林業センター」。
実はココ、本学科の学生たちが行うリノベーションプロジェクトの舞台。
セミナーハウスやアーティストレジデンスの場、ギャラリーとして活用できるよう
絶賛、大改装中です。
プロジェクト担当の山畑先生から説明を受けます。
林業センターの建物前には、
ツリーハウスプロジェクトの学生たちがつくったツリーハウスも。
杉木に馴染みながらも、存在感があります。私も登る!
見学を終え、夜にはホテルでワークショップです。
グループに分かれて、初日見たこと聞いたこと考えたことを
ポストイットに記入してまとめていきます。
先生方も各グループについて、レクチャーを行います。
みんな真剣な眼差し。
どんどん書きます。どんどん貼ります。
どのグループも熱が入っていて盛り上がってました。
白熱!
さて、今回はここまで。
次回は2日目のフレッシュマンたちの様子をお伝えします。
お楽しみに!