2020-11-27
ワンデイプロジェクト2020を開催しました
建築・環境デザイン学科では、毎年11月中旬に「ワンデイプロジェクト」を開催しています。
ワンデイプロジェクトとは、学年を超えてアイデアを競い合う、1日勝負のコンペです。
1年生から3年生までは必修となり、4年生、大学院生も応募することができます。
このイベントでは建築や環境の分野で活躍するゲストをお呼びし、課題もゲストによる出題です。
今年は建築家の山代悟氏をお招きしました。
山代氏は、本学科の西澤高男先生と、設計事務所「ビルディングランドスケープ」の共同主宰を務めていらっしゃいます。
140点以上の作品から、学科の教職員で審査を行います。
今回の課題は【「CLTと丸太でつくる空間」 〜⽊でつくる懐かしい未来〜】
近年、世界各国で都市⽊造(⾮住宅・中⼤規模⽊造)の取り組みが進んでいる中、「CLT」という材料が木造建築に使用されています。
そのCLTを使用した、学⽣のラーニングセンター(⼀⼈で、あるいは数⼈のグループでオンラインの授業を受けたり、デイスカッションをするための空間)を設計します。
アイデアを振り絞る前に、まずはCLTの特徴を頭に叩き込む必要があります。
例年と比べると難易度が高い課題だったかもしれませんが、予想以上に力作が揃いました。
審査後は山代氏によるレクチャーを行い、最後に表彰式です。
審査時、作品は学年も名前もわからないようになっているので、どの作品が入賞するのか、表彰式まで誰にもわかりません。
学年に囚われない状態で審査をするので、時には下級生が上級生をさしおいて賞を獲得する、下克上が起こることもあります。
(昨年は1年生が最優秀賞でした!)
今年は3年生の学生が最優秀賞を獲得しましたが、各教職員の賞には1、2年生の作品も見られました。入賞者には賞品も与えられます!
ハードな課題ではありますが、お祭りのような楽しさもあるイベントです。
感染対策をしながら、今年も無事開催することができました。
来年も楽しみですね!