2006-12-04

松本研究室の冬のワークショップ(雪と氷の街づくり)

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雪と氷の街づくり2006より

建築の構造は、新しい材料の登場によってその可能性を広げてきた。近代建築の開放的で軽快な構造は、鉄とコンクリートとガラスという新しい材料によって可能になったといっても過言ではない。今日、新材料が頭打ちになった感があるが、我々の周りを見渡せば、まだまだ使われていない優れた材料がたくさんあるのではないだろうか?雪や氷は北国ではやっかいものであるが、それを使って建物を造ることに挑戦してみた。冬になると自然が山の上まで運んできてくれ、春になると融けてなくなり、裾野を潤す「雪」という材料は、究極のエコマテリアルである。月山の志津温泉は6mを超える積雪に悩まされてきたが、その多量の雪を利用して60里街道の街づくりワークショップを3月末に開催する。皆さんの積極的参加を期待する。