2009-07-17
プロジェクトレポート2
こんにちは。
自転車で坂を下っていると、顔に虫があたります。
たまにでっかいものが激突して、
バチっていいますから、ドキドキします。
古川です。
ご紹介およびリンクありがとうございます!
さて今日は、学生のプロジェクトチーム
「ヤマガタ蔵プロジェクト」について。
今年で7年目に入ったこのプロジェクト。
そもそもの発端は、ひとりの女子学生の
蔵に対するあこがれの気持ちでした。
彼女はある蔵に入った瞬間、
なんともいえないその空気に、魅せられたのだと思います。
実は彼女は東京で生まれ育った人間だったのですが、
山形の人にとってあまりにあたりまえだった蔵という存在を
鮮烈に発見したのが、外からきた若者だったということ。
日常の中のなにげないものの価値というのは、
得てしてそうやって発見されるものなのかもしれません。
その蔵の空間の魅力を言葉にしてみると、
中の空気が不思議にシンとして静かなこと。
これは漆喰の壁が温度や湿度を一定に保っていることや、
その厚みによる心理的な効果があると思います。
そして、人々のごく個人的な生活の積み重なりを、
そこかしこに感じることができること。
山形に多い座敷蔵は、
だいじなものをしまっておく倉庫としての機能もあり、
住人の誇りとして、深い思い入れの対象でもありました。