2016-04-08
フレッシュマンキャンプ ―前編―
雲が空を覆って、まだまだ肌寒い日々が続いていますが
徐々に春めいた景色を見せている山形です。
さて、新年度を迎え、早1週間が経ちました。
今年度、建築・環境デザイン学科には、計51名の1年生が入学です。
みんなとてもフレッシュ!
1年生は、4/4~4/5の1泊2日で
本学科毎年恒例のフレッシュマンキャンプのため
山形県は金山町に行ってきました。
「はじめまして」で会った次の日にみんなでキャンプというのは
やっぱりドキドキしてしまうものです。ドキドキ。
それではさっそく行ってみましょう。
初日当日は雨。さむいです。
野帳を持ってバスに乗り込み、いざ出発です。
金山町までは、市内からおよそ2時間の道のり。
バスのなかでは、先生方のガイドに、学生たちも「ふむふむ」という表情。
窓から見える景色のなかにも、たくさんの学びがあふれています。
キャンプのはじまりの会場は、金山町役場。
「街並み(景観)づくり100年運動」を始めとする
さまざまな金山町の取り組みをご紹介いただきました。
お話を伺いながら、じっくりと資料を読み込みます。じっ。
手描きのスケッチがステキです。
お話を伺った後にまず訪れたのは「金山町火葬場」。
火葬場の見学と聞くと、なんだか緊張してしまいますが
実際になかを見れるのはとても貴重で
この金山町火葬場は、杉木に静かに囲まれ、厳かながらも
中に踏み込んだ人々を圧倒させるような空間になっています。
溜息が出てしまうほどに美しいアプローチ。
「眠る場所、送る場所」として、安心できるような空間に感じます。
続いて訪れたのは、「金山町立明安小学校」。
金山杉を用いた、まさに「木の学校」で、地域との連携にも力を入れています。
“学校は「大きな家」であり「小さな街」である。”
これは明安小学校の設計コンセプトのひとつ。
外から中まで、見ごたえのある空間が目白押しです。
正面玄関から入ると、目の前に現れたうねうねした木の作品。
きれいな曲線です。児童たちが座ったり遊んだりする場所になっているそう。
屋根の架構は、金山杉を加工した大断面集成材でアーチを形成しています。
なんとも圧巻!
木材が使われていることもあってか、体育館のなかでもあったかいです。
ジャケ写みたい。
初日最後に訪れたのは、「金山町林業センター」。
実はココ、本学科の学生たちが行うリノベーションプロジェクトの舞台。
セミナーハウスやアーティストレジデンスの場、ギャラリーとして活用できるよう
絶賛、大改装中です。
プロジェクト担当の山畑先生から説明を受けます。
林業センターの建物前には、
ツリーハウスプロジェクトの学生たちがつくったツリーハウスも。
杉木に馴染みながらも、存在感があります。私も登る!
見学を終え、夜にはホテルでワークショップです。
グループに分かれて、初日見たこと聞いたこと考えたことを
ポストイットに記入してまとめていきます。
先生方も各グループについて、レクチャーを行います。
みんな真剣な眼差し。
どんどん書きます。どんどん貼ります。
どのグループも熱が入っていて盛り上がってました。
白熱!
さて、今回はここまで。
次回は2日目のフレッシュマンたちの様子をお伝えします。
お楽しみに!