2019-08-06
3年生前期後半演習「農村計画」最終講評を行いました
7月25日、リノベーション演習に続き、
もう一方の3年選択演習「農村計画」の最終講評が行われました。
本学科の特徴でもある、地元山形の地域性を活かしたこの演習では、
西置賜郡白鷹町蚕桑(こぐわ)地区にて、
農山村にある環境資源を評価し、地域の価値と課題を見出すことを目的としています。
まずは資料や現地での調査から、地域の森林や農地、水、などといった環境資源の要素を収集し、
地図や図面としてわかりやすく視覚情報化することから始めます。
その地図を用いて住民にヒアリングを行うことで、
住民の方々と環境資源が実際にどのような関係にあるか探り、価値や課題を見つけ出していきます。
最終講評では、蚕桑地区の実態とそこから見える価値や課題を、
地図やグラフでわかりやすく表現するだけではなく、
その先の具体的な提案まで検討する学生や、
農村の美しい風景写真を活かして、地域の魅力を冊子にまとめる学生も見られました。
自然環境や地域づくりに関心のある学生は、
本演習で地域資源の調査や記録を行い、そこから価値や課題を見出す方法を学びましたが、
後期ではこれを軸に、山形の自然エネルギーを利活用する具体的な計画方法を学んでいきます。
学生の学びにご協力くださった蚕桑地区の皆様には、この場を借りて心より感謝申し上げます。