2019-08-08
1年生前期後半演習「インテリア基礎演習」最終講評を行いました
7月30日、1年生の前期後半演習「インテリア基礎演習」の最終講評が行われました。
前期前半の初めての演習では、
デッサンや立体構成を通して人間や空間を観察する手法と、その重要性を学びましたが、
前期後半の演習では、初めての空間構成に取り組みました。
演習では順に4つの課題が出されます。
第1・第2課題では、2.7m立方のキューブを扱い、まずは人間を包み込む小さな空間を考えることから始めます。
第3・第4課題では、5.4m立方にスケールアップし、
キューブを分割したり、キューブの中で動線を考えたりと、より建築的な操作を施すことが求められました。
各課題の発表会には、東北で活躍する若手建築家の菊池佳晴さん、本木大介さん、佐藤充さんを迎え、全学生の作品について講評をいただきました。
最終講評である第3・第4課題の発表会では、本演習担当の西澤先生と、佐藤充さんから講評をいただいています。
初めての空間構成であり、またキューブを扱うというシンプルでありながら抽象的な課題に対して、
最初は戸惑いも見えたものの、最終講評会では約7週間向き合ったキューブを扱いこなし、
各々が楽しみながら自由な空間を創造した様子がうかがえました。
各課題の発表会で、外部講師の方々から自分の作品へ講評をいただけたことも、
1年生にとっては初めての経験として刺激になったことと思います。
講師を引き受けてくださった菊池さん、本木さん、佐藤さん、ありがとうございました。
後期からはいよいよ、イメージした建築や空間を実際の形にするために重要な「図面」の書き方を、
手書きでの製図やCAD演習を通して実践的に学んでいきます。